第6回 肝臓病教室を開催いたしました

2012年4月18日

4月17日(火)に第6回肝臓病教室を愛媛大学医学部附属病院にて行いました。

愛媛大学医学部附属病院では、肝臓疾患に興味のある方、家族の方々を対象に、肝臓病教室を開催しています。

今回は、第6回目で、第5回目と同様に「C型肝炎の新しい治療」というタイトルで、C型肝炎の治療薬として最近発売されたテラプレビルを用いた3剤併用療法のほか、2型C型肝炎ウイルスに対する治療方針、肝硬変に対するペグインターフェロン+リバビリン併用療法について、その治療効果や副作用などお話しさせていただきました。また現在、治療開発中の薬物や期待される新規治療法についてもご紹介いたしました。また、C型肝炎に対する食事療法と運動療法について、栄養士の清家さん、運動療法士の永井さんよりお話をいただきました。

今回も定員いっぱいの多数の方にご参加をいただきました。患者サロンでは栄養部の栄養士さんと看護部の佐伯さんをはじめスタッフの方々に参加してもらい、大いに盛り上がりました。

ご参加いただいた方、ありがとうございました。

C型慢性肝炎に対するテラビックの治療は既に全国で2000症例以上施行されており、治療効果が期待できる反面、投与前に副作用についての正しい理解が必要です。肝臓病教室でパネルを用いて説明することにより、正確にご理解いただければ幸いです。

次回は平成24年5月16日(水)の午後1時30分より、愛媛大学医学部附属病院 外来棟3階栄養指導室にて第7回目の「肝移植のおはなし」をメインテーマに肝臓病教室をさせていただきます。直接関係なくても知識として聞いておこうというような動機でかまいませんので、是非ご参加下さい。また、今回定員がいっぱいであったためお聞きいただけなかった方のために、5月16日の肝臓病教室の際にもC型肝炎の新しい治療について紹介させていただく予定です。5月16日の肝臓病教室は定員にまだ余裕があります。

肝臓病教室は院内の患者さんのみならず、院外の患者さん、および家族の方も参加可能です。お気軽にご参加下さい。参加希望の方は、肝疾患診療相談センター(Tel: 089-960-5955)にご連絡いただきお気軽にご予約下さい。