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松山赤十字病院の越智裕紀先生が作成された論文がHepatology Researchにアクセプトされました!
 

お知らせ

松山赤十字病院の越智裕紀先生が作成された論文がHepatology Researchにアクセプトされました。越智先生おめでとうございます。

以下は越智先生からのコメントです。

今回、全国21施設の赤十字病院のアテゾリズマブ/ベバシズマブ併用療法(アテベバ治療)のデータを使用させていただいた論文を作成しました。
本研究は武蔵野赤十字病院の黒崎雅之先生をはじめ、全国赤十字の先生方にご指導とご協力を頂きました。

論文はHepatology researchにアクセプトされました。https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/hepr.13836

要旨としては
アテゾリズマブ/ベバシズマブ治療開始前のNLR(好中球/リンパ球比)の中央値で2群に分割して、さらにpropensity score matchigを行い背景を調整しました。NLRが低値群の方が高値群に比べて有意にPFSが良好で、投与中止となるまでの期間が有意に長い結果でした。またmALBI grade別でsub-group解析を行い、mALBI grade1 or 2aであればさらにNLRがPFS延長に有意な因子となる反面、mALBI grade2bであればNLRはPFSに影響しないという結果でした。
各癌腫でNLRがOSとPFSに有意に関連するという報告はありますが、HCCでもそのような結果でした。ただ、HCCは肝予備能と腫瘍病勢の両面を考慮する必要があり、NLRも肝予備能良好な症例においてより有用なtoolとなりうると考えます。

しばらくすればopen accessになると思いますので、お時間があればぜひご一読ください。

最後に、いつもご指導ご鞭撻を頂いております同門の先生方に、この場をかりて感謝申し上げます。

この様に論文がかけるのも、先生方に日常臨床で助けて頂いているおかげである思います。今後ともよろしくお願いいたします。

 
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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
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