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お知らせ
 

6月2023

渡辺先生と徳本先生がまとめた、DAA治療によるSVR後HCCを予測するスコアリングシステムに関する論文がScientific Reportsにアクセプトされました。

おめでとうございます。

以下、渡辺先生からのコメントです。

本論文は、愛媛県内で組織するEKEN study Groupの先生方にご協力いただき、多変量解析によりDAA治療によるSVR達成後のHCC発症を予測するスコアリングを作成したという内容です。DAA治療前、治療終了時、SVR12判定時のデータでそれぞれスコアリングを行い、それらの中で、SVR12判定時でのスコアリングが最も有効にHCC発症を予測できたというのがアピールポイントです。
ご指導いただいた徳本先生、また何より、大変お忙しい中ご協力いただいたEKEN study Groupの先生方に深く感謝申し上げます。

Sci Rep. 2023 Jun 2;13(1):8992. doi: 10.1038/s41598-023-36052-0.

森田浩貴先生が第130回日本消化器内視鏡学会四国支部例会 研修医・専攻医優秀演題セッションで優秀演題賞を受賞しました。

受賞演題名は「単形性上皮向性腸管T細胞リンパ腫(MEITL)の胃再発を内視鏡により診断し治療介入した一例」です。

森田先生、おめでとうございます。

演題発表中の森田先生

優秀演題賞を受賞される森田先生

総合健康センター古川先生と地域消化器免疫医療学講座の竹下先生がまとめた
潰瘍性大腸炎の疾患活動性と勃起不全に関する論文がSexual Medicine (IF 2.523)でオンラインとなりました。

以下、古川先生からのコメントです。

現在、実施中の愛媛潰瘍性大腸炎研究のベースラインデータを用いて潰瘍性大腸炎の疾患活動性と勃起不全との関連性を解析いたしました。

メタアナリシスで潰瘍性大腸炎は虚血性心疾患のリスクが高いことが示されており、勃起不全のリスクも高いことが最近報告されています。潰瘍性大腸炎の疾患活動性などの慢性炎症が勃起不全と関連しているのではないかと仮説を立てて解析を行いました。
データ欠損のない男性潰瘍性大腸炎患者 165例を解析対象としました。
SHIM scoreに基づいて、EDを定義したしました。
罹病期間、粘膜治癒、臨床的寛解、使用薬物数など疾患の重症化のマーカーになりうる項目とは関連がなく、63歳以上の加齢のみが有意でした。また、EDの重症度を分けて解析を行っても同様な結果でした(ED 調整後オッズ比12.93 信頼区間4.51-43.00,重症ED 調整後オッズ比 9.02 信頼区間 3.66-23.91)。

当初考えた仮説とは異なった結果となりましたが、日本人潰瘍性大炎における性機能障害に関する初めての論文となりました。

https://academic.oup.com/smoa/article/11/2/qfad024/7180391?searchresult=1&fbclid=IwAR3IAXEZEZgAwABtXjn_QjxIjtsZutCBFPZsRdHL5Mt7NyHPaSFcnXv-O2I&login=true

矢野怜先生の学位論文がアクセプトされました!
おめでとうございます。

以下、矢野先生からのコメントです。

この度、学位論文として報告した「lymphatic drainage dysfunction via narrowing of the lumen of cisterna chyli and thoracic duct after luminal dilation」がHepatology internationalに受理されました。以下は論文の概要です。門脈圧亢進に伴って、肝で生成されるリンパ液が増加するため排泄路である肝外リンパ管も拡張することは過去にも報告されていますが、難治性腹水へ至ったような非代償期の肝硬変では肝外リンパ管は狭小化していること、ドレナージ能が低下している可能性があることを我々は報告しました。肝硬変の腹水にはリンパ管のドレナージ能の関与も検討すべきと考えられます。海外では難治性腹水に対してリンパ管にドレナージステントを留置しているような施設もあり、今後焦点が当てられる領域ではないかと考えています。また、ダイナミックCTや頚部エコーでリンパ管は描出ができることも方法として挙げています。
指導医である廣岡先生には最初から頼りきりで、ご迷惑を多々おかけしたと思いますが、その度に丁寧にご指導いただき大変感謝しております。
日浅教授にも、定期的にアドバイスをいただき、有り難く存じます。肝臓グループの先生にもご助言をいただきましたし、特に中村先生にはエコーなどの作業をお願いすることも多く、この場で感謝申し上げます。
また、大学院1年目の際に勤務していた松山赤十字病院の先生方にも、大学院講義などに参加させていただいたり、大変有り難く思います。
今後も積極的に頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

7月 講演会・研究会案内

〇第23回愛媛消化器超音波カンファレンス
日時:7月1日(土) 16:00~18:10
ハイブリッド形式
会場:四国労金サービス(R-2番町ビル)5階会議室 
※Zoomウェビナーによる配信も行います
会費:500円
オンライン事前申し込み:7月1日13:00まで

 一般演題 
(1)愛媛大学大学院医学系研究科 消化器・内分泌・代謝内科学
矢野 怜 先生

(2)愛媛県立中央病院 検査部 
奥田 安範 先生
(3)住友別子病院 臨床検査センター
曽我部 晃文 先生
 特別講演 
近畿大学医学部 消化器内科
教授 西田 直生志 先生

〇第3回愛媛肝疾患連携セミナー
日時:7月11日(火) 19:00~20:20
ハイブリッド形式
会場:ANAクラウンプラザホテル松山 南館2階「サファイア」 
※Zoomウェビナーによる配信も行います
オンラインによる参加をご希望の場合は参加登録をお願いいたします。

 講演① 
愛媛大学医学部附属病院 肝疾患診療相談センター
副センター長 今井 祐輔 先生

 講演② 
HITO病院 
医師事務作業補助者  西原 彩加 先生
    管理栄養士 三木 千春 先生
    理学療法士 和田 葵  先生

 講演③ 
松山赤十字病院 肝胆膵内科
外来看護師 伊与田 智子 先生

〇Viral hepatitis WEB lecture
日時:7月13日(木) 19:00~20:10
WEB形式(Zoomウェビナーシステム)
参加ご希望の場合は、事前登録をお願いいたします。

 講演1 
徳島大学大学院 医歯薬学研究部 実践地域診療・医科学 
特任教授 河野 豊 先生

 講演2 
川崎医科大学 消化器内科学
教授 仁科 惣治 先生

〇愛媛下垂体疾患研究会(大学院特別講義)
日時:7月21日(金) 18:30~20:00
場所:愛媛大学医学部 臨床講義棟 2F 臨床第一講義室

 一般演題 
1.愛媛大学大学院医学系研究科 消化器・内分泌・代謝内科学 
 金本 麻友美 先生

2.愛媛大学大学院医学系研究科 脳神経外科学 
 稲垣  遼 先生
3.市立八幡浜総合病院 小児科 
 宇都宮 秀和 先生
 特別講演 
虎の門病院 小児科
伊藤 純子 先生

〇SASと糖尿病 Webセミナー
日時:7月26日(水) 19:00~20:00
完全WEB配信(Zoom)
参加ご希望の場合は、事前登録をお願いいたします。

 講演 
愛媛大学 総合健康センター 
教授 古川 慎哉 先生

20230701_第23回愛媛消化器超音波カンファレンス案内状
【案内状】0711_第3回愛媛肝疾患連携セミナー
【7月13日開催ウェビナー】Viral hepatitis WEB lecture
20230721愛媛下垂体疾患研究会 (確定版)
SASと糖尿病Webセミナー案内

2023年6月1日に三宅映己先生が、竹下英次先生の後任として病棟医長に就任しました。経験豊富な三宅先生は、医療界で高い評価を受けており、患者さんのケアに情熱を注いできました。スタッフ一同、三宅先生の手腕に期待しています。

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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
Department of Gastroenterology and Metabology, Ehime University Graduate School of Medicine
〒791-0295 愛媛県東温市志津川454
愛媛大学医学部本館8F
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