標記について、オンデマンド講習会が開催されております。
ご関心がおありの方はぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。
愛媛県では、平成27年度から愛媛県肝炎医療コーディネーターを養成しています。
令和3年度については、オンデマンド視聴による養成講習会を開催しておりますので、ご関心がおありの方は、ぜひ受講いただきますようにお願い申し上げます。
申込期間:2月14日(月)〜3月11日(金)
視聴期間:2月21日(月)〜3月14日(月)
視聴形式:zoomウェビナーによる録画視聴(要テスト回答)
対象: 愛媛県内における以下の医療関係者
・医師、薬剤師、看護師等の保健医療関係者
・保健師等の保健所又は市町で肝炎対策を担当する者、
・企業又は団体で健康管理等を担当する者
申込み方法:Google Formsから申込みをお願いします
(https://forms.gle/TStECtdHbpdp3Cw36)
詳細は肝疾患診療相談センターHP(https://www.m.ehime-u.ac.jp/hospital/liver/)を参照して下さい。
プログラム:
1:愛媛県の肝炎対策 (愛媛県保健福祉部健康衛生局健康増進課)
2:愛媛県肝炎医療コーディネーター
3:肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業
4:愛媛県肝炎医療コーディネーター活動事例
5:B型肝炎訴訟、C型肝炎訴訟
6:知っておきたい肝疾患の基礎知識
(参考)愛媛県肝炎医療コーディネーターとは?
肝炎ウイルス検査で陽性が分かった方や、肝炎の患者さんが適切な肝炎医療や支援を受けられるように、様々な角度から肝炎の患者さんのサポートを実施。
職種に応じて活動内容はさまざま。
活動例:肝炎ウイルス検査が陽性であった方に、医療機関での精密検査を勧める。
薬局に来た患者さんに、肝炎ウイルス検査を一度受けてみるように勧める。
院内の検査で陽性であった場合に、担当医に陽性であることをアラートする。
医療事務の方であれば、ウイルス性肝炎治療の医療費助成制度や、定期検査費用助成の紹介、手続きの説明。
(問い合わせ先)
愛媛大学医学部附属病院肝疾患診療相談センター
TEL:089-960-5955
肝疾患診療相談センターが担当した第79回ヘルスアカデミー「~肝がん死亡率の高い愛媛県~ 肝臓の”いま”を学ぼう」が令和4年2月21日(月)~令和4年4月20日(水)の間、YouTubeで視聴可能です。
ヘルスアカデミーは、一般市民の皆様に、健康・病気・治療に関する正しい情報について理解を深めてもらうことを目的として愛媛大学医学部が開催しています。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、事前収録した上でオンラインでの開催となりました。
愛媛県は肝がんの死亡率が全国でワースト1位(2019年 75歳未満年齢調整死亡率)となるなど、愛媛県民にとっても非常に重要な健康問題です。肝臓の病気は症状がないことも多く、肝硬変や肝がんに進行してから発見されることも少なくありません。そこで、早期に肝臓の病気を見つけるための検査、肝臓病や肝がんの治療法など、肝臓病に関する最新の情報を愛媛県民の方々に知っていただくことを目的として今回のヘルスアカデミーを企画させていただきました。
ぜひご覧ください。
視聴期間:令和4年2月21日(月)~令和4年4月20日(水)
視聴URL:https://youtu.be/fvUxxyHhNXY
プログラム:
挨拶 徳本良雄(肝疾患診療相談センター センター長)
講演1 「肝臓の病気をみつける方法」 渡辺崇夫(肝疾患診療相談センター 副センター長)
講演2 「脂肪肝は病気です」 三宅 映己(第三内科 講師)
講演3 「肝臓にやさしい食事」 利光 久美子(栄養部 部長)
講演4 「肝がん治療の“いま”」 廣岡 昌史(総合診療サポートセンター 准教授)
講演5 「肝臓病とうまく付き合うためのコツ」 日浅 陽一(消化器・内分泌・代謝内科学 教授)
【チラシ】第79回ヘルスアカデミーが動画配信されます
済生会松山病院の八木先生と総合健康センターの古川先生がまとめていました潰瘍性大腸炎におけるAGR(アルブミングロブリン比)と粘膜治癒との関連性に関する論文が韓国大腸肛門学会雑誌 Annals of coloproctology(IF 1.13)にアクセプトされました。
AGRは慢性炎症のマーカーとして、がん、サルコイドーシスなどの自己免疫性疾患、心不全、脳卒中の予後との関連が報告されています。しかし、炎症性腸疾患である潰瘍性大腸炎における意義は不明でした。
そこで、愛媛潰瘍性大腸炎研究のベースラインデータを用いて、潰瘍性大腸炎患者におけるAGRと臨床アウトカムとの関連性を横断的に解析しました。CRPは代表的な炎症マーカーですが、内視鏡所見や粘膜治癒と一致しないことが指摘されています。そこで加えて、CRPを層別化してAGRと臨床アウトカムとの関連性を解析しました。
AGRは臨床的寛解、粘膜治癒(MES0)との間に正の関連性があり交絡因子で補正後でも有意でした。とくにCRPが低い0.1mg/dl以下での症例群ではAGRは臨床的寛解とは関連性は消失しましたが粘膜治癒との正の関連性がありました。一方でCRPが高い症例群ではいずれのアウトカムとも関連性はありませんでした。
アルブミン、グロブリンともに簡便でかつ迅速測定が可能であり、その測定コストや利便性から日常臨床においても活用可能です。AGRは潰瘍性大腸炎において、臨床的寛解や粘膜治癒と正の関連性があり、CRPが低い症例群では粘膜治癒の補助的血清マーカーとなりえる可能性が示唆されました。
下記のコメントは阿部先生からです。
2月1日より愛媛大学特任教授を拝命しました。
恩地森一前教授、日浅陽一教授を始め、第3内科入局以来御指導いただいた同門の多くの先生方に厚く御礼申し上げます。今後とも自己研鑽を継続するとともに、後進の育成にも励んでいきたいと思っております。
微力ではありますが、愛媛大学および消化器・内分泌・代謝内科学の益々の発展に寄与できますように努力を続けていく所存ですので、今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
阿部先生 特任教授就任おめでとうございます。
この論文の要旨です。
Metabolic dysfunction-associated fatty liver disease(MAFLD)は,NAFLDよりも代謝異常に関係した因子を多く含みます.本研究では、2型糖尿病を伴わないMAFLDが、2型糖尿病に及ぼす影響を明らかにしました。
本研究の結果は、MAFLDという疾患概念が2型糖尿病発症リスクの高い脂肪性肝疾患患者を特定することに有用であること証明しています。
お祝いに三宅ライオン(本人ではありません)が駆けつけてくれました。
左から黒田先生(県立中央病院で大活躍中)、三宅ライオン、仙波先生(松山市民病院で大活躍中)
この度の診療報酬改定でエコーによる減衰係数法での肝内脂肪定量測定が保険に通りました(200点)。
肝硬度測定算定時は算定できませんのでご注意ください。
光学医療診療部の池田宜央先生が愛媛大学特任教授に就任されました!
下記は池田先生にいただいたコメントです。
特任教授就任について
この度 日浅教授のご推挙により愛媛大学特任教授を拝命いたしました。
これもひとえに日浅教授はじめ皆様方のご厚誼の賜と深く感謝し、厚く御礼申し上げます。
微力ながら最善の努力を尽くす所存でございますので、今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
愛媛大学医学部附属病院 光学医療診療部 池田宜央
新型コロナウイルス感染流行が肝癌診療へ及ぼす影響に関する研究
1.研究の対象
当院受診患者のうち、2019年1月1日から2021年12月31日までに初発肝細胞癌と診断された患者
2.研究目的・方法
目的
現在COVID-19(新型コロナウイルス感染症)は世界的な大流行となっており、全世界が直面している最も大きな課題の1つとなっています。COVID-19の感染拡大は、肝硬変や肝癌患者を含む全ての肝疾患患者への診療に長期的な影響を与えると予想されます。しかし肝癌診療については未だ報告がなく、その実態については未だ明らかではありません。そこで、本研究では、COVID-19の流行が肝癌診療へ及ぼした実態を明らかにすることを目的とします。
方法
当院を含む肝疾患診療連携拠点病院等の肝疾患専門医療機関多機関における2019年1月から2021年12月までの初発肝細胞癌患者診療情報、肝癌を疑う月別新規紹介患者数、月別ソナゾイド造影腹部超音波検査件数、月別肝細胞癌に対する肝切除術件数、月別肝細胞癌に対するラジオ波焼灼術件数について調査し、新型コロナウイルス感染流行により肝細胞癌の診断や治療の据え置きが存在するか、また肝細胞癌患者の病状の重篤化が存在するか検討します。研究実施期間は2024年3月31日までです。
3.研究に用いる試料・情報の種類
情報:2019年1月から2021年12月までに初発肝細胞癌と診断された患者診療情報(診断日、性別、診断時年齢、肝細胞癌治療方法、肝細胞癌治療日、診断時最大腫瘍径、診断時腫瘍個数 等)
4.外部への試料・情報の提供
データセンターへのデータの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、個人情報管理責任者が保管・管理します。
個人情報管理責任者
大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 疋田 隼人
〒565-0871 吹田市山田丘2-2
FAX: 06-6879-3629
TEL: 06-6879-3621
利用するものの範囲は以下の通りです。
大阪大学大学院医学系研究科 (研究責任者 竹原 徹郎)、
関西医科大学 (研究責任者 海堀昌樹)
5.研究組織
研究代表者・研究責任者
大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 教授 竹原 徹郎
研究参加機関及び研究責任者
日本肝臓学会 広報・企画委員会 委員長 持田智
関西医科大学 外科学講座 診療教授 海堀昌樹
既存情報の提供を行う機関
北海道大学病院
旭川医科大学病院
札幌医科大学病院
弘前大学医学部附属病院
岩手医科大学附属病院
秋田大学医学部附属病院
市立秋田総合病院
東北大学病院
山形大学医学部附属病院
福島県立医科大学附属病院
群馬大学医学部附属病院
自治医科大学附属病院
獨協医科大学病院
日立総合病院
東京医科大学茨城医療センター
埼玉医科大学病院
千葉大学医学部附属病院
虎の門病院
武蔵野赤十字病院
横浜市立大学附属市民総合医療センター
聖マリアンナ医科大学病院
北里大学病院
東海大学医学部付属病院
横浜市立大学附属病院
山梨大学医学部附属病院
信州大学医学部附属病院
新潟大学医歯学総合病院
順天堂大学医学部附属静岡病院
浜松医科大学医学部附属病院
名古屋大学医学部附属病院
名古屋市立大学病院
藤田医科大学病院
愛知医科大学病院
岐阜大学医学部附属病院
三重大学医学部附属病院
富山県立中央病院
市立砺波総合病院
金沢大学附属病院
福井県済生会病院
京都大学医学部附属病院
京都府立医科大学附属病院
滋賀医科大学医学部附属病院
大津赤十字病院
関西医科大学附属病院
関西医科大学総合医療センター
近畿大学病院
大阪大学医学部附属病院
大阪市立大学医学部附属病院
大阪医科薬科大学病院
奈良県立医科大学附属病院
南和歌山医療センター
和歌山県立医科大学附属病院
兵庫医科大学病院
岡山大学病院
広島大学病院
福山市民病院
鳥取大学医学部附属病院
島根大学医学部附属病院
山口大学医学部附属病院
香川県立中央病院
香川大学医学部附属病院
愛媛大学医学部附属病院
高知大学医学部附属病院
徳島大学病院
久留米大学病院
佐賀大学医学部附属病院
長崎医療センター
熊本大学医学部附属病院
大分大学医学部附属病院
宮崎大学医学部附属病院
鹿児島大学病院
琉球大学医学部附属病院
6.プライバシーの保護
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。
7.お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
愛媛大学医学部附属病院 第三内科 徳本 良雄
〒791-0295 東温市志津川454
FAX:089-960-5310
TEL:089-960-5308
研究責任者:
愛媛大学医学部附属病院 第三内科 日浅 陽一
〒791-0295 東温市志津川454
FAX:089-960-5310
臨床研究へのご協力のお願い
「免疫賦活作用を有する新規分子標的治療後のB型肝炎ウイルス再活性化に関する実態調査(固形腫瘍)」
抗がん剤の進歩に伴って、癌の予後は飛躍的に改善していますがそれに伴って合併症のコントロールが非常に重要な課題となってきています。今までに知られていなかったリスクも判明してきています。その一つが抗がん剤の治療に伴って今まで落ち着いていた、もしくは治癒したと考えられていたB型肝炎ウイルスが体内で再度活性化して肝炎を発症するB型肝炎の再活性化やde novo肝炎というものがあります。この再活性化やde novo肝炎は一旦発症すると極めて致死率が高いこと、一方でウイルスの出現をモニタリングすれば早期に発見でき、予防できることも知られています。しかしがん治療薬には様々な種類があり、特に最近よく用いられるようになった新規分子標的薬についてはその影響も様々で、どういった人がどういったタイミングで再活性化を起こすのか、どのくらいの頻度でおこるのか、など判っていないことも非常に沢山あります。
本研究では、保険診療下に通常のガイドラインに従って免疫賦活作用(免疫を活発にする作用)をもつ分子標的薬治療中にB型肝炎関連のモニターをされた下記の2つの条件のいずれかを満たす方を対象に、B型肝炎ウイルス再活性化に関する調査をおこないます。
研究期間: 承認 ~ 2024年3月31日
研究代表者:国立病院機構 九州がんセンター 消化器・肝胆膵内科 部長 杉本 理恵
研究協力機関:別紙参照
条件1:HBs抗原陽性の方で2014年1月から2020年12月までの期間に免疫賦活作用を有する新規分子標的薬(ニボルマブ、ペンブロリズマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブ、イピリムマブのいずれか)にて治療を開始された方で、治療開始後に少なくとも1回以上のHBV DNAのモニタリングをうけられた、20歳以上の方
条件2:B型肝炎ウイルス既往感染(HBs抗原陰性の方でHBc抗体陽性及び又はHBs抗体陽性)の方で
2014年1月から2020年12月までの期間に免疫賦活作用を有する新規分子標的薬(ニボルマブ、ペンブロリズマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブ、イピリムマブのいずれか)にて治療を開始された方で、B型肝炎ウイルスの再活性化(HBV DNAが検出感度以上への上昇あるいはHBs抗原陽性化)が起こった、20歳以上の方
調査項目は、年齢、性別、病名、治療法(抗ウイルス薬を含め、どういう薬をつかったか、一緒に使った抗がん剤の種類)HCVの合併の有無、HBs抗原の値、HBs抗体、HBc抗体の値、HBVDNA量、再活性化の有無、再活性化症例の場合は再活性化の時期、再活性化時のHBs抗原、抗体(測定していれば)HBVDNA量その後のウイルスの経過等です。なお、条件1に該当した方では、全身性ステロイド投与を必要とした免疫関連肝障害の有無や程度についても調査します。
本研究は日常診療で得られた臨床データを集計する研究であり、これにより患者さんに新たな検査や費用の負担が生じることはありません。また、研究に扱う情報は個人情報を切り離して、個人が特定されない形で、厳重に扱います。
本研究は、九州がんセンターの倫理委員会にて承認を得ています。
皆さんの貴重な臨床データを使用させていただくことにご理解とご協力をお願いいたします。
本研究に関する研究計画書および研究の方法に関する資料を入手又は閲覧されたい場合、もしくはご自身のデータを研究に使わないでほしいと希望されている方は、下記の連絡先までご連絡ください。
問い合わせ先
愛媛大学医学部附属病院 第三内科 徳本 良雄
〒791-0295 東温市志津川454
FAX:089-960-5310
TEL:089-960-5308
研究責任者:
愛媛大学医学部附属病院 第三内科 日浅 陽一
〒791-0295 東温市志津川454
FAX:089-960-5310
TEL:089-960-5308
5 オプトアウト別紙 研究協力機関一覧 HBV再活性化研究(固形腫瘍)
明日医師国家試験に向けて出発ですね。
今年は残念ながら壮行会は中止になり、三宅先生はひどく落ち込んでいます。
不安や緊張はあると思いますが大丈夫!
うちが出した試験問題よりは易しいはずです。
自信をもってがんばってください。
撮影時のみマスクを外しました