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お知らせ
 

6月2022

北畑先生からのコメントです.

レストレスレッグス症候群 (Restless legs syndrome; RLS) は安静時に出現する下肢を主とする感覚運動障害です.2次性RLSは炎症をきたす疾患により惹起されますが,過去の報告において潰瘍性大腸炎 (Ulcerative colitis; UC) におけるRLSの有病率の報告には一貫性がありませんでした。また難病に指定されている潰瘍性大腸炎は,近年,臨床症状の改善だけでなく,大腸粘膜の治癒が治療目標となっています.そのためUCにおけるRLSの有病率を調べる上でもUCの疾患活動性を考慮する必要がありますが,これまでに粘膜治癒とRLSの関連についての報告はありませんでした.

そこで2015年から2019年の間に愛媛大学および愛媛県内の関連病院を受診したUC患者(N=387)を対象に粘膜治癒とRLSの関連について解析を行いました.

RLSの有病率は国際RLS研究グループの質問票を用いて評価し,UC患者におけるRLSの有病率は4.7%でした.UC患者の臨床的寛解は58.4%でした.Mayo endoscopic subscore (0,1,2,3) はそれぞれ25.9%,37.2%,29.6%,7.3%であり,患者の63.1%が粘膜治癒の状態でした.調整前のオッズでは臨床的寛解のみRLSの有病率と有意に関連していましたが,交絡因子を調整したところ,臨床的寛解 (adjusted OR 0.23、95%CI 0.05-0.93) および粘膜治癒 (adjusted OR 0.23、95%CI 0.05-0.90) はRLSの有病率との間に負の関連性がありました.潰瘍性大腸炎患者の疾患活動性がRLSの有病率は負の関連性があったことから,潰瘍大腸炎への治療がRLSへ予防的に働く可能性を明らかにした初めての研究となりました.

本研究はIBD診療に携わる愛媛大学および県内関連病院の先生方や愛媛大学総合健康センタースタッフのご協力によって行うことができました.深い感謝を申し上げます.

7月 講演会・研究会案内

〇愛媛県の胆膵疾患を考える会
日時:7月22日(金) 19:00~
会場:ANAクラウンプラザホテル松山 南館4階「エメラルド」
会場とZOOM配信によるハイブリッド形式となります。
ご視聴にあたっては、講演会当日までに参加登録をお願いいたします。
 基調講演 

愛媛県立中央病院 消化器内科
部長 黒田 太良 先生

 特別講演 

大阪医科歯科大学 第二内科
准教授 小倉 健 先生

〇愛媛下垂体疾患研究会(大学院特別講義)
日時:7月22日(金) 18:20~20:00
場所:愛媛大学医学部 臨床講義棟 2F 臨床第一講義室
 一般演題 

<1>愛媛大学大学院医学系研究科 脳神経外科学
國廣 丞史 先生
<2>愛媛大学大学院医学系研究科 消化器・内分泌・代謝内科学
越智 拓哉 先生
<3>愛媛大学大学院医学系研究科 小児科学 講師
濱田 淳平 先生

 特別講演 

鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科
脳神経外科学 藤尾 信吾 先生

〇第2回 治療と仕事の両立支援セミナー
日時:7月26日(火) 19:00~20:30
会場:ホテルマイステイズ松山 2階「フェスタ」
ZOOM配信による完全Web形式となります。
事前に参加登録をお願いいたします。
 基調講演 

愛媛大学医学部附属病院 総合診療サポートセンター
愛媛県難病医療コーディネーター
日本難病看護学会認定 難病看護師 西岡 理可 先生
愛媛大学大学院医学系研究科 難病・高齢医療学講座
教授 越智 博文 先生

 特別講演 

産業医科大学 産業生態科学研究所 産業精神保健学研究室
教授 江口 尚 先生

【確定】愛媛県の胆膵疾患を考える会
[最終完成版]2022.07.22愛媛下垂体疾患研究会 ご案内
第2回治療と仕事の両立支援セミナー

今週末(2022年6月18日、19日)に第128回日本消化器内視鏡学会四国支部例会が松山市総合コミュニティセンターで開催されます。
皆さんのご参加をお待ちしております。

愛媛大学大学院医学系研究科 地域消化器免疫医療講座の竹下英次先生(会長)と丹下和洋先生(事務局長)

愛媛県立中央病院の平岡淳先生が日本肝臓学会英文誌”Hepatology Research” 2022年度High Citation awardを受賞されました。

以下、平岡先生がコメントを送ってくれました。

日本肝臓学会英文誌”Hepatology Research” 2022年度High Citation awardを受賞して

愛媛県立中央病院 消化器内科 主任部長 平岡淳

このたび栄誉ある”Hepatology Research” 2022年度High Citation awardを受賞しました。

”Hepatology Research”は日本肝臓学会の英文誌で論文採択難度の高いジャーナル(Impact factor 4.2)の1つです。

“Therapeutic potential of lenvatinib for unresectable hepatocellular carcinoma in clinical practice: Multicenter analysis.
Hiraoka A, Kumada T, Kariyama K, Takaguchi K, Itobayashi E, Shimada N, Tajiri K, Tsuji K, Ishikawa T, Ochi H, Hirooka M, Tsutsui A, Shibata H, Tada T, Toyoda H, Nouso K, Joko K, Hiasa Y, Michitaka K; Real-life Practice Experts for HCC (RELPEC) Study Group and the HCC 48 Group (hepatocellular carcinoma experts from 48 clinics in Japan). Hepatol Res. 2019;49(1):111-117. “
上記の受賞論文は愛媛県立中央病院だけではなく、愛媛大学をはじめとする全国の多施設共同研究複合組織のRELPEC/HCC48を母体として集積したデータを解析して論文化したものの1つです。
切除不能肝癌に対する一次治療薬として分子標的治療薬レンバチニブが保険収載されたわずか半年後に執筆投稿publishとなった肝癌に対するレンバチニブ初の実臨床論文です。肝予備能が良好な症例に対して実臨床においても臨床試験(治験)結果と同様に良好な治療効果が得られること、一次治療としてだけではなく二次治療以降の治療として使用しても同様な治療効果得られることが示されました。

今回頂いた賞を励みにこれからも臨床の現場に還元できる研究を診療とともに続けて行きたいと思います。
多施設共同研究複合組織に参加されている皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます、本当にありがとうございました。

 
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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
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