松山赤十字病院の越智裕紀先生が、日本肝臓学会の研究奨励賞を受賞されました!
2026年7月24日 8:50 PM
松山赤十字病院の越智裕紀先生が、日本肝臓学会の研究奨励賞を受賞されました!
受賞に際して、越智先生からいただきましたコメントを紹介させていただきます。
以下、コメントです。
この度日本肝臓学会の研究奨励賞を頂きました。2025年に日本肝臓学会の英文誌であるHepatol Resに掲載された論文の中で最大8名選ばれる賞で、先日の第62回肝臓学会総会で授賞式がありました。
受賞内容の論文のタイトルは「Impact of muscle volume changes following atezolizumab-bevacizumab therapy in patients with unresectable hepatocellular carcinoma. (Hepatol Res. 2025 Jul;55(7):1046-1053.)」になります。この論文のデータはSYMPLE study groupという四国の8施設から頂いて、アテゾリズマブ/ベバシズマブ併用治療(Ate/Bev治療)が1st lineとして投与されて画像判定がなされた165例を対象としています。治療開始後の筋肉量の変化に注目して、筋肉量の変化が予後に与える影響を考察したものです。筋肉量が維持されている症例群の方が無増悪生存期間が有意に長いという結果でした。
肝疾患において、治療前の筋肉量は生存含めた予後に大きくかかわると多数報告がなされていますが、今回はAte/Bev治療中の筋肉量の変化に着目した点が、今までの報告と大きく異なる点になります。今後の課題としては、筋肉量の維持を目的とした運動などが薬物療法の予後に寄与するかどうかの検討が必要だと考えております。
最後になりましたが、平素からご指導を頂いている日浅先生をはじめとする同門会の先生方に深謝申し上げます。日常の臨床を第一にしながら、今回の賞で終了せずに今後も発信を続けていく所存です。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

越智先生、この度は誠におめでとうございます。益々のご活躍を祈念申し上げます。




