石川将先生が愛知県がんセンターで作成していた論文がアクセプトされました。おめでとうございます。
以下、石川先生からのコメントです。
今回、愛知県がんセンターで作成させて頂いた論文がClinical Endoscopyにアクセプトされましたので御報告させて頂きます。
タイトルは「Safety and efficacy of novel oblique-viewing scope for B2-EUS-HGS」です。
EUS-HGSにおいて、B2あるいはB3穿刺が行われます。穿刺後の処置が容易なのはB2-EUS-HGSですが従来のEUSスコープでは経食道穿刺による重篤な偶発症のリスクがあり、B3が主に穿刺対象とされていました。今回使用した新型EUSスコープであるEG-740UTは従来のEUSスコープと比較してアップアングルが効き、より垂直に近い穿刺が可能です。今回この新型スコープを使用してB2-EUS-HGSの安全性と有用性を後ろ向きに検討しましたところ、経食道穿刺をきたさず高率にB2-EUS-HGSを施行出来ておりました。
新型EUSスコープを用いたB2穿刺は今後EUS-HGSにおける第一選択になる可能性を秘めていると考えます。
論文作成に際し、原先生をはじめとする愛知県がんセンターの先生方には多々ご迷惑をお掛けしましたが、最後まで御指導頂き大変感謝しております。
また、勉強の機会を与えて下さった日浅教授をはじめとする医局の皆様にもこの場で感謝申し上げます。愛媛からも新しい知見を発信出来るよう、今後も精進していきたいと思いますので今後ともよろしくお願い致します。
〇IBD SUMMIT in EHIME
日時:8月3日(木) 19:30~21:00
会場:ホテルマイステイズ松山
ハイブリッド形式(ZOOM)
オンラインによる参加ご希望の場合は、事前登録をお願いいたします。
講演1
愛媛大学大学院医学系研究科 消化器・内分泌・代謝内科学
丹下 和洋 先生
講演2
東京慈恵会医科大学 内科学講座 消化器・肝臓内科主任教授
猿田 雅之 先生
〇HCC Expert Meeting in 愛媛
日時:8月22日(火) 19:00~20:30
WEB形式(ZOOM)
参加ご希望の場合は、事前登録をお願いいたします。
特別講演
奈良県立医科大学 放射線診断・IVR学講座 教授
田中 利洋 先生
一般演題
愛媛大学医学部附属病院 総合診療サポートセンター 副センター長
廣岡 昌史 先生
〇ジセレカ®錠 UC Expert Live Seminar in 愛媛
日時:8月23日(水) 19:00~20:00
WEB形式(ZOOM)
特別講演
藤田医科大学 消化器内科学 講師
炎症性腸疾患(IBD)治療・研究センター
副センター長 長坂 光夫 先生
〇糖尿病腎症セミナー ~腎性貧血治療の重要性を含めて~
日時:8月25日(金) 19:00~20:10
会場:ANAクラウンプラザホテル松山 本館3F ローズ
ハイブリッド形式(Teams)
オンラインによる参加ご希望の場合は、事前登録をお願いいたします。
特別講演
小倉記念病院 腎臓内科 部長/副院長
金井 英俊 先生
〇愛媛県IBDフォーラム
日時:8月30日(水) 19:00~20:30
会場:ろうきんビル 5階「会議室」
ハイブリッド形式
参加ご希望の場合は、お申込みをお願いいたします。
講演1
済生会今治病院
内科医長 八木 専 先生
講演2
大阪医科薬科大学 第2内科
専門教授 中村 志郎 先生
23年_IBD SUMMIT in EHIME_案内状
0822 HCC Expert Meeting in愛媛(V3)
0823ジセレカWebセミナーin愛媛
【案内状】糖尿病腎症セミナー(230714更新)
愛媛県IBDフォーラム
以下,first author Sからのコメントです.
新規の遺伝子変異を有するWilson病患者が腎癌と肝癌を併発した症例に関する論文 ” Renal Cell Carcinoma and Hepatocellular Carcinoma in a Patient with Wilson’s Disease: A Case report” がInternal Medicine(IF 1.2)にアクセプトされました. 本症例は腎癌と肝細胞癌を発症したWilson病患者です.これまでにWilson病に腎癌を合併した報告はありません.本検討の特徴として腎癌領域と非癌領域における銅と鉄の沈着の程度を評価しました.結果として,腎癌領域において銅の沈着はほとんどありませんでしたが,鉄の過剰な沈着がみられました.鉄過剰は淡明細胞癌のリスクであることがこれまでに報告されており,また無セルロプラスミン血症は鉄過剰と密接な関係があります.腎癌が偶発的な合併の可能性も否定はできませんが,腎癌の好発年齢ではなく,Wilson病による代謝障害が関連している可能性が示唆されました.
また本症例ではATP7Bに新規の遺伝子変異であるp.Leu1395Terfsが特定されました.
この変異が腎癌や肝癌に関連しているかは更なる症例蓄積が必要となります.
論文作成にご尽力いただきました済生会今治第二病院の道堯浩二郎先生に感謝を申し上げます.
COVID-19流行の影響でWEB開催になっていた同門会が数年ぶりに現地で開催されました。
同門の先生方と久しぶりに交流することができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。