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松山赤十字病院の越智裕紀先生の論文(高齢者に対するRFA)がHepatology Researchにアクセプトされました!
 

お知らせ

忙しい診療の合間、夜遅くににコーヒーを飲みながら作成された論文と推察いたします。
越智先生、論文アクセプトおめでとうございます。

以下、越智裕紀先生からのコメントです。

今回、松山赤十字病院と愛媛県立中央病院でearly stageでRFA治療を行った初発HCCのデータを使用させて頂いて論文を作成して、Hepatology Researchにアクセプトされましたので、ご報告させて頂きます。

タイトルは「The clinical role of radiofrequency ablation for early-stage hepatocellular carcinoma in an advanced aging society.」です。

要旨としては
高齢者のRFA治療は日常診療で行われていますが、本当に予後延長に寄与しているかどうかが疑問点ではありました。そこで今回は既に到来している高齢化社会において、高齢者のHCCの患者さんにRFAをすることの有用性について検討しています。early stage HCCでRFA治療を行った初発HCCの方を年齢別に4群(-70歳、70-74歳、75-79歳、80歳-)に分けて、各群の生存率、再発率、生存期間に関する因子を検討してます。80歳以上の群が一番生存期間は短く、生存期間延長に関連する因子として、肝予備能(mALBI grade)とPSが同定されています、PSに関しては80歳以上の群のみにみられる特徴で、高齢者の特徴を表していると思います。またDiscussionで、early stage HCCの無治療でのnatural courseをみた既報の論文の予後と比較して(背景が違う集団の比較にはなりますが)、高齢者でもRFA治療による生存期間の延長効果はあるであろうと考察しています。

論文作成にあたりデータ作成やご指導頂きました、平岡先生、日浅先生をはじめとした共著者の先生方に大変感謝申し上げます。

最後に、平素よりご指導ご鞭撻を頂いております同門の先生方に、この場をかりて感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

 
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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
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