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Gerontology and Geriatric Medicine (IF 2.7)に済生会今治病院消化器内科八木先生と古川がまとめた潰瘍性大腸炎における疾患活動性と便秘との関連性についての論文が、アクセプトされ、オンラインとなりました。
 

お知らせ

論文の要旨:

糖尿病でも便秘の有病率が高く、医師が思っている以上に日常生活の妨げになることが知られています。潰瘍性大腸炎は頻回の排便、下痢、血便、腹痛などが典型的な消化器症状とされていますが、意外にも便秘の有病率が高いことが報告され、疾患活動性が高いと便秘が多いとの報告もあります。しかし、潰瘍性大腸炎に関する便秘のエビデンスは不足しています。
そこで、過去のデータから潰瘍性大腸炎の疾患活動性が便秘との関連するのではないかと考えて、愛媛潰瘍性大腸炎研究のベースラインデータを用いて解析を行いました。
さまざまな疾患活動性(罹病期間、薬剤数、粘膜治癒、臨床的寛解)と便秘との関連性を解析しましたが、いずれも関連性は無関連でした。一方で、加齢にのみ関連性があり、潰瘍性大腸炎においても加齢は便秘との関連があることが明らかになりました。また、とくに70歳以上ではその有病率が高率でした。

潰瘍性大腸炎でも高齢化が指摘されており、便秘に留意する必要があると思われます。

 
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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
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