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第87回愛媛大学ヘルスアカデミー/日本内分泌学会四国支部市民講座が開催されました
 

お知らせ

第87回愛媛大学ヘルスアカデミー/日本内分泌学会四国支部市民講座は,「健康で幸せに生きるためのほるもんの知識」のテーマで,令和5年9月30日(土) 13時から,いよてつ高島屋9階「ローズホール」で,愛媛大学 地域生活習慣病・内分泌学講座の松浦文三教授の世話人のもとで開催されました。100名以上の参加を得て,5題の講演とともに,多数のQ & Aで,盛会裏に終了しました。市民の皆様の「ほるもん(内分泌)の病気」に対する関心の高さが感じられました。
第1部の講演の部では,まず愛媛大学の松浦文三先生から,「ほるもん」とはどういうものか,ほるもんの異常を見逃さないためにはどうすればよいか,の概説をしていただいた。県立中央病院の宮内省蔵先生からは,私たちが生きてゆく上で必要不可欠な甲状腺ホルモンではあるが,その過剰状態,不足状態での症状や注意点について講演いただいた。松山赤十字病院の山本晋先生からは,閉経後女性や高齢男性に多く見られる骨粗鬆症について,一部特殊型はあるものの,食事・運動・日光浴の生活習慣の重要性とともに,薬物療法について講演いただいた。松山市民病院の仙波英徳先生からは,日本人男性の3割以上,女性の2割を占める肥満のうち,特に健康障害が現れやすく,医療の必要な「肥満症」について,ほるもんを意識した食事・運動・行動療法について講演いただいた。愛媛大学の宮内勇貴先生からは,最近注目されるようになった男性にもみられる男性更年期障害とその中で特に男性ホルモン低下を合併し適切な診断治療により改善するLOH症候群についてわかりやすく講演いただいた。
第2部のQ & Aコーナーでは,会場からの多くの質問に対して,講演いただいた先生方に答えていただいた。「甲状腺」では,バセドウ病は自然に治るのか?バセドウ病の再発率は?バセドウ病の精神症状はバセドウ病の治療でよくなるのか?甲状腺の病気と海藻類摂取については?などについて宮内省蔵先生に答えていただいた。「骨粗鬆症」では,いつから,またいつまで薬物治療をするのか?薬物療法間の違いは?ステロイド治療での骨粗鬆症対策は?などについて山本先生に答えていただいた。「肥満症」では,体重減量の途中で減量が止まってしまう原因は?体重減量を維持するコツは?減量外科手術はいつ考えるか?などについて仙波先生に答えていただいた。「男性更年期」では,どの診療科をまず受診したらよいのか?いつの時点で男性ホルモンを測るのか?保険で測れるのか?などについて宮内勇貴先生に答えていただいた。
今後も機会をつくって内分泌の市民講座を企画したいと思います。

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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
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