日本消化器病学会附置研究会「第3回肥満と消化器疾患研究会」が開催されました
2013年4月3日 7:21 AM
学会レポート
日本消化器病学会附置研究会「第3回肥満と消化器疾患研究会」
松浦文三
第3回肥満と消化器疾患研究会は,第99回日本消化器病学会総会(坪内博仁会長)の3日目午後の平成25年3月23日(土)に鹿児島市の「城山観光ホテル」4階「ガレリア」で開催されました。今回は,第2回研究会よりも1カ月早くに開催され,また東京以外での開催であったにもかかわらず,例年と同じ程度の20題の募集をいただきました。今回のシンポジウムのテーマは,「肥満治療におけるチーム医療」で,日本消化器病学会が今後1年間をかけて「肥満と消化器疾患におけるチーム医療」のガイドブックを作成予定であり,その準備として取り上げられました。第3回の研究会は,最終的には一般演題12題,シンポジウム7題とさせていただきました。当科からは松浦が,「チームで取り組む栄養療法外来」をシンポジウムで発表しました。特別講演は,京都大学 医薬創成情報科学講座 システムバイオロジー分野の岡村均教授に「中枢・肝の時間医学と生活習慣病」と題して,時計遺伝子と代謝・代謝疾患の関連に関し,最新の知見をご講演いただきました。消化器病学会総会の3日目の午後と,時間的制約がありましたが,参加者は70名で,最後まで熱い議論がなされていました。
日本消化器病学会附置研究会としての「肥満と消化器疾患研究会」は今回で最後となります。しかし,来年度からは,日本消化器病学会関連学会としての「肥満と消化器疾患研究会」が山口大学 坂井田功教授の代表世話人のもとで再出発します。同門の先生方もぜひ参加していただき,討論に加わっていただければ幸いです。
最後に,今回も秘書の宮岡さん,技官の矢野さんに準備から当日の運営まで手伝っていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
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