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日浅先生よりAASLDの報告です。
 

お知らせ

アメリカ肝臓学会(AASLD:American Association for Study of Liver Diseases)の第61回annual meetingがボストンで開催されました。日浅先生からの発表報告です。平成22年10月29日から11月2日まで、アメリカ合衆国ボストンでアメリカ肝臓学会が開催されました。今年の演題採択率は50%程度ですが、当科から5題の演題が採択され、日浅、熊木、小西、徳本、上杉、小泉洋平の6名が参加しました。すべてポスタープレゼンテーションでの採択でしたが、上杉先生は優秀演題賞であるPresidential Poster of Distinctionを受賞しました。

上杉先生は”Up-regulated Wilms’ tumor 1 gene functions in anti-apoptosis: potential therapeutic target for hepatocellular carcinoma”というタイトルで、肝細胞癌で発現が亢進しているWT1遺伝子が抗アポトーシスに作用して、癌の腫瘍増殖に関わっていることを発表しました。右上にはPresidential Poster of Distinctionの勲章が輝いています。

小泉洋平先生は”Non-invasive, real-time tissue elastography using novel procedure can precisely evaluate liver fibrosis in patients with chronic hepatitis C”というタイトルで、肝線維化の測定および評価に超音波を用いたreal-time tissue elastographyが正確で有用であることを発表しました。競合するtransient elastographyやARFIの会社の方から質問をうけていました。

徳本先生は”Ribavirin directly enhanced interleukin-8 and other interferon-stimulated genes when administered in combination with interferon-alpha”というタイトルで、C型肝炎の治療として用いられているリバビリンにインターロイキン8を上昇させる作用があること、また、インターフェロンアルファとの併用で、インターフェロン誘導遺伝子を増強させる作用があることを発表しました。

アクバル先生は”A preclinical study to assess therapeutic and immune modulatory effects of antigen-specific immune therapy over non antigen-specific immune therapy for treating chronic hepatitis B virus infection”というタイトルで、B型肝炎の免疫治療についてモデルマウスを用いて検討し、HBV特異的な免疫治療の抗ウイルス作用、および肝逸脱酵素の上昇を伴うことなく安全に治療できる有用性について発表しました。

小西先生は”Insulin resistance and obesity is improved by aerobic exercise that can be safely performed even by patients with hepatitis C virus”というタイトルで、C型肝炎患者に対する運動療法の有用性と安全性について前向き臨床試験の結果を発表しました。

ボストンは例年10月中旬が紅葉のベストシーズンですが、今年は少し遅かったようで、我々が参加した時期が紅葉のピークでした。街の至る所できれいな紅葉が見られ、心落ち着く街です。

ボストンには全米ナンバーワンの業績を誇るMassachusetts General HospitalやBrigham and Women’s Hospitalなどの有名病院やハーバード大学もあります。来年は、サンフランシスコで開催されますが、来年も是非世界にアピールできるようにがんばっていきたいものです。

ちなみに今年の日浅先生のボストン土産です。ことしは普通でみんながっかりしました。来年は恒例のアメリカ名物「ざりがに(or ロブスター?)」のグミよろしくお願いします。サンフランシスコには売ってないでしょうか?

 
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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
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