畔元先生の造影エコーを用いた早期慢性膵炎の診断に関する論文がアクセプトされました。
2015年2月8日 5:47 PM
論文名:Utility of contrast-enhanced transabdominal ultrasonography to diagnose early chronic pancreatitis.
著者:Nobuaki Azemoto, Teru Kumagi, Tomoyuki Yokota, Masashi Hirooka, Taira Kuroda, Mitsuhito Koizumi,Yoshinori Ohno, Hirofumi Yamanishi, Masanori Abe, Morikazu Onji and Yoichi Hiasa
掲載誌:BioMed Research International
以下、畔元先生からのコメント
体外式造影超音波による早期慢性膵炎診断への有用性についての報告です。
近年、早期慢性膵炎という概念が提唱され注目されています。以前より慢性膵炎では膵血流が低下するとの報告が散見されておりました。そこでわれわれは体外式造影超音波検査により膵血流を評価し、早期慢性膵炎と診断することはできないかと検討しました。結果はコントロールから慢性膵炎へ進行するにつれて膵血流が低下しておりました。体外式造影超音波検査による膵血流の評価は簡便で安全に早期慢性膵炎と診断する方法となりうるかもしれません。
2012年頃から作成し、途中あきらめかけていたものを、熊木先生のおかげでアクセプトまでこぎつけることができました。ありがとうございました。
以下、熊木先生からのコメント
畔元先生、おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。アクセプトまで確かに苦戦しましたが、それまでの労力を考えるとギブアップと言う選択肢はありませんでした。