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今村良樹先生、熊木天児先生と田中良憲先生(松山市民病院)がUEGW(UNITED EUROPEAN GASTROENTEROLOGY WEEK) 2018 に参加してきました!
 

お知らせ

お決まりの証拠写真

以下、3名の先生方からのコメントです。

 

【今村良樹先生】

2018年10月20〜24日ウィーンでおこなわれたUEGWに熊木先生と松山市民病院の田中先生と行って参りました。“Early detection of pancreatic cancer in patients with chronic liver disease under surveillance for hepatocellular carcinoma: a retrospective cohort study from Japan”について、ポスターセッションで発表をおこなってきました。EPOCH Study Groupからで「HBV・HCV慢性肝疾患患者が受ける肝細胞癌サーベイランスは、膵癌の早期診断に寄与していた。肝細胞癌サーベイランスの際には、肝臓のみならず、膵癌の早期診断に寄与する間接的所見にも留意する必要がある。」という趣旨の内容です。膵癌リスク因子の高い群を囲い込み、サーベイランスをおこなえば、初期段階の膵癌の診断に間違いなくつながることを示唆していると考えられます。

初の海外における国際学会での発表に緊張する今村先生

学会会場で質問も受け、頑張って答えました。が、やはり分からない時があり、熊木先生の力もお借りました。そのあと、質問者のポスターの前に連れて行かれ、質問者の研究についてプレゼンテーションを受けました。質問内容も結局は自分達の研究内容を伝えたかったようです。海外ならではの、押しの強さを経験しました。

緊張の糸がほぐれたのか学会会場近くの公園でのんびりする今村先生

今回の学会出張は、以前に松山市民病院勤務中にお世話になりました田中先生もご一緒であり、学会参加の準備や情報まで、田中先生の優しさにつけこんで、色々と教えて頂きました。熊木先生には英語および発表内容について多くの指導頂き、また、海外でさらに生き生きとしていた先生の後ろをヒヨコのようについて行きました。兼光先生、黒田先生、小泉先生らのサポートもあり、今回、初めて海外で発表させて頂きました。

貴重な経験を積ませてもらいました。この刺激を忘れず、これから診療したいと思います。

アイドルと勘違いする2人

 

【田中良憲先生】

「もっと若い頃に研究を経験すれば良かった〜」を連呼する田中先生

今回2018年10月20日から24日までオーストリア・ウィーンで開催されたUEGに参加しました。演題は“Does ABO blood type influence long term outcomes of pancreatic cancer?”であり、ポスターセッションでの発表でした。この研究は私の学位論文の内容であり、Ehime Pancreato-Cholangiology (EPOCH) Study Groupの先生方にご協力いただいております学位論文の内容です。いまだ予後が悪い膵癌のABO血液型に着目し、長期予後に及ぼす影響について解析したデータを発表してきました。

学位論文投稿がギリギリとなり、連日深夜までホテルで熊木先生と作戦会議

私自身初めてのヨーロッパでありパスポートを取るところから始めなければならず非常に不安でした。ただ今村先生と一緒に行くことができたため心強かったです。(今村先生は私が一緒で不安のほうが強かったかと思いますが・・)ウィーン空港に到着し、電車を2-3回乗り継ぎ、ホテルまで2人だけで行かなければならないかも・・・という状況になり私は右往左往するばかりでした。

熊木先生の荷物が届かず焦るばかりの2人、無事合流でき安堵

ウィーンは10月下旬で日本よりも少し寒い季節で毎日曇りの状況でした。学会会場までは地下鉄を2回のりつぐ必要があったのですが、何日か往復しているとこれにも慣れて最終日前日には一人でブラブラもしたりしました。毎日の食事も安く、おいしくとてもよかったです。

学会には比較的日本からの発表も多くみられ、私の隣も日本からのポスターでした。発表の時には熊木先生がおられたおかげでとても心強かったです。初めての海外学会は非常に有意義なものになったと思います。このような経験をさせていただきありがとうございました。私は50歳手前での経験となりましたが、若いうちに経験しておければ良かったのかなとも考えました。若い先生方には海外学会に出席して色々と経験することをお勧めさせて頂きます。

 

【熊木天児先生】

これまで北米を専門にしていた私にとって、意外にも初のヨーロッパ学会遠征でした。そして、選んだ都市は初めて訪問する音楽の都ウィーンでした。

3兄弟仲良くルームシェア

まず初めにヨーロッパおよび北米の違いで感じたのが、「ヨーロッパの学会はあかん!」ということです。従来、北米の学会では英会話に困ることは全くないため、発表内容もよく理解でき、聞き逃すのがもったいないため、学会会場から出ることはほとんどありませんでした。しかし、終日学会会場内に数日間、缶詰状態というのは結構辛いものです。

前日、奇跡的にオペラ座のチケットをpiggyback seatsとして格安でゲット!

*piggyback seats:バラ席だが前後列の席

学会会場以外の楽しみはスポーツ観戦とトロント時代の旧友との会食でした。ところが、ヨーロッパ、しかも選んだウィーンには観光名所があり過ぎて困りました。オペラ座やザッハトルテへ行きました。もちろん、毎日学会会場には脚を運び、発表もこなして来ましたが、こんなに違う趣きの学会出張もあるんだなと今更ながら知りました。

モーニングも3兄弟仲良く

よく食べて、よく遊んで、よく学んで。子供だけではなく、大人にも当てはまりますね。さて、次の観光名所、いやいや研究テーマは?

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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
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