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四国初!食道アカラシアに対する内視鏡下筋層切開術(Per-oral Endoscopic Myotomy: POEM)を実施しました!
 

お知らせ

愛媛大学医学部附属病院第三内科および同院光学医療診療部では、四国初となる食道アカラシアおよびその類縁疾患に対する「内視鏡下筋層切開術(Per-oral Endoscopic Myotomy: POEM)」を11月28日に実施しました。当日は昭和大学江東豊洲病院消化器センター教授・井上晴洋先生に来院いただき同センターで1年間研修をした富田英臣助教が施行いたしました。手術中の合併症もなく円滑に施行され、約70分で治療を終了しています。手術後の患者さんの状態も安定して、つかえ感も改善し、早期退院が見込まれています。

食道アカラシアおよびその類縁疾患は、食道の出口の筋肉が開きにくくなったり、(下部食道括約筋の弛緩不全)、食道の食物を運ぶ動きに異常があったり(食道運動障害)することにより、飲食物の食道の通過が障害され、嘔吐(逆流)、体重減少、胸痛などを主症状とする疾患です。

従来、バルーン拡張術(下部食道括約筋を医療用の風船で広げる治療)や外科手術が行われてきましたが、POEMはバルーン拡張術よりも高い治療効果が期待できること、また外科手術と同等あるいはそれ以上の効果が期待でき、さらに体の負担や合併症が少ないことが利点です。その有効性・安全性の面から2016年4月から保険適応となっています。現在、日本のみならず世界でも、食道アカラシアの治療の第一選択としてPOEMが認知されています。

過去にバルーン拡張術や外科手術を受けられた方もPOEMでの追加治療を行うことができます。

当科担当医である富田助教は、国内最多のPOEM施行数を有する昭和大学江東豊洲病院において、POEMの世界的権威である井上晴洋先生の指導のもと、診断および治療のトレーニングを約1年間行い、60例以上の治療経験を有しています。今後、富田助教を中心に、愛媛県のみならず四国および近隣県の食道アカラシア患者さんに質の高いPOEM治療を提供してまいります。食道アカラシアは比較的稀な疾患とされていますが、POEM施行症例は年々増加しており、同疾患で悩む患者さんは少なくないことがわかってきています。もし、悩まれている患者さんがいらっしゃいましたらぜひ当科に御紹介いただき受診いただければ幸いです。よろしく御願い申し上げます。

<治療の様子(2019年11月28日)>

術者 愛媛大学医学部附属病院第三内科 助教 富田英臣

昭和大学江東豊洲病院消化器センター 教授 井上晴洋 先生(左)

POEM終了後、井上晴洋教授を囲んで

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消化器・内分泌・代謝内科学
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