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大野芳敬先生の論文がPLoS Oneに出版されました。
 

お知らせ

大野芳敬先生の論文が国際的なオープンジャーナル紙であるPLoS Oneに出版されました。

論文名: Downregulation of ANP32B exerts anti-apoptotic effects in hepatocellular carcinoma
著者名: Ohno Y, Koizumi M, Nakayama H, Watanabe T, Hirooka M, Tokumoto Y, Kuroda T, Abe M, Fukuda S, Higashiyama S, Kumagi T, Hiasa Y.
掲載誌: PLoS One. 2017 May 9;12(5):e0177343. doi: 10.1371/journal.pone.0177343.

肝細胞癌の新しい予後予測マーカーとしてANP32Bを同定し、その抗アポトーシス作用を明らかにしました。
大野先生の学位論文となります。
オーブンジャーナルですので、どなたでもWebで検索して閲覧可能です。
ぜひご一読下さい。

以下、大野先生からのコメントです。

この論文は私の学位論文であり、かなりの苦労はありましたが、たくさんの方々のおかげで完成することができました。実験はもとより、論文の作成、投稿まで手厚くご指導していただいた日浅先生、実験の基礎や困った時のアドバイスをしていただいた渡辺先生、小泉光仁先生、大学院の入学やいろいろな相談に乗っていただいた熊木先生、実験をアシストしていただいた稲生さん、武市さん、菅原さん、藤野さん、ADRESの先生方、病理組織の染色を指導していただいた谷本さん、東山ラボの先生方、他、関わって頂いた方々にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

内容は“肝細胞癌におけるANP32Bのアポトーシス制御作用と肝癌の予後に対する臨床的役割について”という論文です。ANP32 (Acidic nuclear phosphoprotein 32 family member)は新規の核内リン酸化蛋白で、細胞の分化、転写制御、蛋白のリン酸化、細胞内遊走因子、細胞死経路を制御していると報告されていますが、癌におけるANP32Bの作用機序、腫瘍進展に対する生理的役割については不明です。今回我々は、このANP32Bに着目し、肝細胞癌における役割についてヒト肝細胞癌細胞株およびヒト肝細胞癌組織を用いて検討しました。ANP32BはBcl-2ファミリーであるBadリン酸化やBak, Baxの発現に関連し、アポトーシスを制御していました。また、ヒト肝細胞癌組織におけるANP32B mRNAの相対的低下は、癌の進行と関連していました。ANP32Bは肝細胞癌に対する新しい治療標的、予後予測マーカーになりうる可能性が示唆されました。

今後はこの研究で培ったリサーチマインドを持って日常の診療や研究に励んで行きたいと思います。   大野芳敬

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