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市民公開講座 ~気づかない肝炎・肝がんを撲滅しよう~を開催しました
 

お知らせ

平成29年11月19日(日曜日)にホテルマイステイズ松山にて市民公開講座を開催しました。

共催いただいた愛媛新聞社様の全面的な御協力により、会場がほぼ満席となる方々に参加いただきました。

まず、肝疾患診療相談センター長の日浅先生から、愛媛県における肝疾患の状況、センターで行っている啓発活動について、またB型肝炎についてお話しがありました。愛媛県では肝がんの死亡率が高く、最新の2016年のデータでは全国ワースト1となってしまったという衝撃の内容から始まりました。B型肝炎については感染経路についてなど基本的なお話しから治療、ワクチンについてまで幅広い内容のお話でした。

続いて渡辺先生から、C型肝炎について話しがありました。C型肝炎に対する内服薬治療の愛媛県における治療成績、治療を行うときの注意点などについて話しがありました。副作用が少なく、高率にウイルスを排除でき、70歳、さらには80歳以上の高齢な方でも治療が可能である。C型肝炎撲滅に向けて、検査を受けたことのない方は検査を受け、C型肝炎を放置している方は積極的に治療を受けてほしいとのことでした。

休憩をはさみ、済生会松山病院の宮岡院長から糖尿病・肥満と肝臓癌についてお話しがありました。普段、病院で検査される血糖値についての理解の仕方から始まりました。続いて脂肪肝の治療 (特に減量とそのコツ)、脂肪肝と肝臓がんとの関係などについて、お得意のダジャレで大爆笑を誘いながらのお話しでした。

最後に廣岡先生から「これから大きく変わる肝がん治療」というタイトルでお話しがありました。2017年に改定された肝癌診療ガイドラインに沿い、RFA治療、これからどんどん進化することが予想される分子標的薬治療、進行例に対する微小球状塞栓物質 (DEB)についてなど詳しく話されました。

Q and Aコーナーは前回好評であったため、今年は40分としっかり時間を設けて行いました。非常に多数の質問があり、最後はそれでも時間が足りなくなるほどでした。

最後になりましたが共催いただいた愛媛新聞社様、後援いただいたウィークリーえひめリック様、御協力どうもありがとうございました。

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消化器・内分泌・代謝内科学
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