やったぜ、岡野君!
2025年5月27日 8:28 PM
5月12日(月)〜5月16日(金)にかけて、当院で開催されました第3回えひめ生命医科学コンソーシアム ポスター発表会において、今年から新設された、ポスター賞(学部生部門・大学院生部門)・優秀賞に医学部5回生の岡野真大くんが選出されました。
指導に携わっていただいた当科の三宅先生よりいただきましたタイトル、
「やったぜ、岡野君!」で、紹介させていただきます。
岡野先生、この度は大変おめでとうございます。
今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
立派な研究成果を示してくださいました。
抄録を紹介いたします。
総 BMI 変化量と年間 BMI 変化量が糖尿病発症に及ぼす影響についての検討
【目的】総 BMI 変化量と年間 BMI 変化量が糖尿病発症に及ぼす影響を明らかにする。
【方法】対象は検診を 2 回以上受診した非糖尿病者 13,949 名。糖尿病の発症は HbA1c≧6.5%、もしくは
FBS≧126mg/dL で判定した。観察開始時と観察終了時の総 BMI 変化量と年間 BMI 変化量をもとに それぞれ
6 群に分類し糖尿病発症の有無を解析した。
【結果】多変量解析は 0.25≦総 BMI 変化量<0.25 の群と比較し、総 BMI 変化量<-2 で糖尿病発症が有意に
減少し、2≦総 BMI 変化量<4、4≦総 BMI 変化量で糖尿病発症が有意に増加した。また、年間 BMI 変化量が-
0.05≦年間 BMI 変化量<0.05 と比較して、0.3≦年間 BMI 変化量で糖尿病発症が有意に増加した。
【結論】糖尿病発症を抑制するためには BMI 増加量を意識した指導が有用と考えられた。