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お知らせ
 

1月2026

肝臓グループの島本豊伎先生の症例報告が、雑誌肝臓に掲載されました!
島本先生より、掲載に際してのコメントをいただきましたので紹介させていただきます。

論文掲載報告 
「大量腹水穿刺排液とガイドラインに準拠したアルブミン投与により脳死肝移植待機が可能であった非代償性肝硬変の1例」
肝臓 2026; 67(1): 51-58 doi: https://doi.org/10.2957/kanzo.67.51

この度、雑誌肝臓に「大量腹水穿刺排液とガイドラインに準拠したアルブミン投与により脳死肝移植待機が可能であった非代償性肝硬変の1例」が掲載されましたのでご報告いたします。
本症例は肝移植待機中の難治性腹水を伴う非代償性肝硬変患者に対し、腹水排液時に十分量のアルブミンを投与することで、排液後循環不全(Paracentesis-induced circulatory dysfunction: PICD)の発症を予防し、移植に繋げることができた症例です。国内外のガイドラインでは腹水大量排液時にはPICD予防のため腹水1Lあたり6-8gのアルブミンを投与することが推奨されていますが、保険診療上はアルブミンの投与量に制限があります。
こうしたエビデンスと実臨床の乖離について、日本消化器病学会および日本肝臓学会が厚生労働省に、”日本消化器病学会・日本肝臓学会の「肝硬変診療ガイドライン」における肝硬変に伴う単純性腹水の治療抵抗例・不耐例や難治性腹水に対して、人血清アルブミン製剤を高用量投与することは可能か。”との疑義解釈を求めたところ、2022年3月に”医学的判断による。”と回答がなされています。本症例では週2回、5L以上の腹水排液が必要な症例であり、排液を行う際には25%高張アルブミン製剤150mL(アルブミン37.5 g)を投与しました。高用量かつ高頻度の投与となりましたが、投与による有害事象はみられませんでした。
アルブミンにはPICDの予防や膠質浸透圧の維持以外にも、物質の輸送や抗酸化作用、フリーラジカルやエンドトキシンの除去など様々な生理活性があり、アルブミン投与によって特発性細菌性腹膜炎や肝腎症候群の予後が改善することも知られています。
限りある血液製剤のため適応は慎重に判断する必要がありますが、十分なアルブミン投与は患者のQOL改善だけでなく予後の改善にも寄与する可能性があり、特に移植に向けた全身管理においては重要となるのではないかと考えました。

本症例の執筆に際しましてご指導を賜りました日浅先生、徳本先生、肝臓グループの先生方にこの場を借りて御礼申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

島本先生、この度は大変おめでとうございました! HP担当

髙橋遥菜先生が、日本内科学会第133回四国地方会において初期臨床研修医奨励賞を受賞されました!
髙橋先生より受賞に際してのコメントをいただきましたので紹介させていただきます。

以下コメントです。

この度、日本内科学会第133回四国地方会において初期臨床研修医奨励賞を受賞いたしました。
本演題では、「臍帯血移植後の卵白アレルギーにより急性膵炎を発症した1例」について報告しました。臍帯血移植後に生じた移植獲得性食物アレルギーが急性膵炎の原因と考えられた稀な症例であり、移植後患者における膵炎の鑑別診断として、食物アレルギーを念頭に置く重要性を示した症例です。
学会当日も多くの先生方から貴重なご質問やご助言をいただきました。本症例を通じて、移植医療と消化器疾患、アレルギーの関連について理解を深めることができ、大変有意義な経験となりました。
今回の発表および受賞は、ご指導を賜りました沼田先生をはじめとして第3内科の先生方、周桑病院の先生方、関わってくださった多くの先生方のご支援の賜物です。心より感謝申し上げます。引き続き精進してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

指導にあたってくださりました沼田先生も大変喜んでおられました。
若手の力強さを感じました。
この度は大変おめでとうございます!

2月 講演会・研究会案内

HCC Expert Seminar in Ehime
日時:2026年2月10日(火)19:00~20:20
ハイブリット開催

 Opening Remarks 
愛媛県立中央病院 消化器内科 主任部長
平岡 淳 先生

 特別講演1 
香川大学医学部 地域医療総合医学講座 特任教授
谷 丈二 先生

 特別講演2 
武蔵野赤十字病院 院長
黒崎 雅之 先生

TASFYGO 胆道疾患診断・治療 Update in 愛媛
日時:2026年2月12日(木)18:30~19:45
Zoom 開催

 テーマ1 
国際医療福祉大学医学部 病理・病理診断学教室 教授
小無田 美菜 先生

 テーマ2 
国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科
丸木 雄太 先生

 テーマ3 
がん研有明病院 肝・胆・膵内科 低侵襲治療 担当部長
佐々木 隆 先生

愛媛 Immunotherapy & Endoscopic
Oncology Seminar 2026
日時:2026年2月16日(月)19:00~20:20
ハイブリット開催

 特別講演 
国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科 医長
肱岡 範 先生

Gastric Cancer Forum in Ehime
日時:2026年2月18日(水)19:00~20:20
現地開催

 基調講演① 
四国がんセンター 消化器内科
日野 佳織 先生

 基調講演② 
愛媛大学大学院医学系研究科 消化管・腫瘍外科学講座 准教授
吉田 素平 先生

 特別講演 
がん研究会有明病院 副院長 兼 消化器化学療法科部長
山口 研成 先生

KOWA WEB Seminar
日時:2026年2月27日(金)12:30~13:00
WEB Seminar

 演者 
愛媛大学大学院医学系研究科 地域生活習慣病・内分泌学 准教授
三宅 映己 先生

20260210_HCC Expert Seminar in Ehime
20260212_TASFYGO 胆道疾患診断・治療 Update in 愛媛
20260216_愛媛 Immunotherapy & Endoscopic Oncology Seminar 2026
20260218_Gastric Cancer Forum in Ehime
20260227_KOWA WEB Seminar

市立宇和島病院の中山義基先生が第3内科に入局されました!
以下、市立宇和島病院で指導された藤堂裕彦先生より入局に際していただきましたコメントを紹介させていただきます。

「中山先生
第三内科への入局おめでとうございます。また、第三内科を選んでいただきありがとうございます。
宇和島出身の中山義基先生は、愛媛大学を卒業後、現在郷里の市立宇和島病院で2年目の初期研修中です。病棟での業務や救急対応など、真摯に研修に取り組む姿勢を、とても頼もしく思っていました。そんな先生が内分泌・糖尿病の道を志してくれたことをとてもうれしく思います。先日、福島で開催された甲状腺学会でポスター発表をしていただいた際にも、指導医(私)の大雑把な指示にも関わらず、完成度の高いスライドを作成し、立派に発表されていました。先生の今後の御活躍を期待しています。」

ご入局いただきありがとうございます。楽しい3内科を一緒に作っていきましょう!

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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
Department of Gastroenterology and Metabology, Ehime University Graduate School of Medicine
〒791-0295 愛媛県東温市志津川454
愛媛大学医学部本館8F
TEL 089-960-5308
FAX 089-960-5310
mail : 3naika@m.ehime-u.ac.jp