当科の廣岡昌史先生が総合診療サポートセンターの特任教授にご就任されました!
以下、廣岡昌史教授よりいただきましたコメントです。
このたび、先日の辞令交付式を経て総合診療サポートセンター 特任教授を拝命いたしました。身に余る光栄とともに、その責任の重さを日々実感しております。
総合診療サポートセンターは、地域医療連携部門と患者相談支援部門を二本柱とし、開設から11年を迎えました。兼務者を含めると60名を超える職員が在籍し、地域の皆様に寄り添う活動を続けております。
一方で、web予約の推進、かかりつけ医受診の推進と外来のスマート化などの課題も山積しております。これらの課題に真摯に向き合い、総合診療サポートセンターとしてさらに質の高い医療とサポートを提供できるよう努めてまいります。
これまで力を注いできた消化器診療に加え、総合診療サポートセンターにおいても微力ながらお役に立てるよう尽力する所存です。引き続き皆様のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
総合診療サポートセンター センター長・特任教授 廣岡昌史
先進消化器内視鏡開発学講座 森宏仁先生が取り組まれている内視鏡分野の研究が、“公益財団法人 内視鏡医学研究振興財団 JFE:The Japanese Foundation for Research and Promotion of Endoscopy ”が実施されている令和7年度の研究助成として採択されました。
医学の発展と人類の福祉に寄与すると期待される内視鏡にかかわる研究に対する助成制度となります。
以下、森先生からのコメントです。
「内視鏡医学研究振興財団の令和7年度の研究助成に採択されました。本研究は、IBD治療での従来の治療は踏襲しつつ中等症や重症例、さらに全身投与が好ましくない妊婦、小児や高齢者などの新たな選択肢として、内視鏡的薬剤デリバリーステーションシステム法(MDDS法)による直接貼付療法で特許とともに研究を開始します。よろしくお願いいたします。」
「B型肝炎に対するHBs-Lハイブリッド抗原(HBs-Lh抗原)を用いた経鼻投与治療・予防ワクチンの開発」プロジェクトの御紹介
Introduce our project entitled “Development of intranasal therapeutic and prophylactic vaccine containing HBs-L hybrid (HBs-Lh) antigen for hepatitis B”.
現在、B型肝炎の長期治療目標として、HBs抗原の消失ならびに機能的治癒(functional cure)が掲げられています。しかし、治療第一選択薬である核酸アナログ製剤での実現は5年で3%以下と難しい状況です。当科では、HBs抗原+HBc抗原を用いた経鼻治療ワクチンを開発し、AMEDの支援を受けて第IIa相臨床試験を行い、13.8%のB型肝炎患者でHBs抗原の消失を得ています。当科を中心とした研究班では、さらにより強い抗ウイルス効果を求めて、HBs抗原を、従来のS領域のみのHBs-S抗原に換えて、genotypeの異なる全領域のHBs-L抗原を同一脂質粒子上に表出するハイブリッド型抗原であるHBs-Lh抗原を開発しています。同抗原により、いずれのgenotypeに対しても高い抗原中和能を持つ中和抗体を誘導できます。AMEDの支援をいただき、既にGMPグレードのHBs-Lh抗原およびHBc抗原の試製造を行っており、創薬に向けて検討しています。現在、HBs-Lh抗原+HBc抗原を用いた経鼻投与による治療ワクチン開発を目指しており、抗原製造ならびに前臨床試験、および臨床試験の実施に協力いただける企業との共同研究を模索しています。興味をお持ちいただけましたら、ぜひ当科にご連絡ください。
The treatment goals for hepatitis B are the elimination of HBs antigen and functional cure, however these are difficult to achieve with the first-line treatment of nucleoside analogues. The Japanese Ministry of Health, Labour and Welfare has set a target of improving the cumulative 5-year HBs antigen clearance rate from 3% to 5%. Our research group has developed a nasal treatment vaccine using HBs antigen + HBc antigen, and conducted a Phase IIa clinical trial with support from AMED in Japan, resulting in HBs antigen clearance in 13.8% of hepatitis B patients. In order to achieve an even stronger antiviral effect, we developed the HBs-Lh antigen, a hybrid antigen that expresses the entire HBs antigen of a different genotype on the same lipid particle, replacing the conventional HBs-S antigen, which only expresses the S region. This antigen can induce neutralizing antibodies with high neutralizing activity against all genotypes. In addition, we have confirmed that the addition of HBc antigen to HBs-Lh antigen has a stronger effect on enhancing cellular immunity. We have completed trial production of GMP-grade HBs-Lh antigen and HBc antigen. As a nasal vaccine, it has a higher level of safety and tolerability, and we have confirmed that it has a better immune therapeutic effect than subcutaneous administration. We would like to collaborate with a company that can help us with the production of the antigen, preclinical trials, and Phase I clinical trials, in order to develop a therapeutic vaccine using HBs-Lh antigen + HBc antigen for nasal administration.
BioJapan_2024_愛媛大学_日浅_日本語ムービー
BioJapan_2024_Ehime Unv_hiasa_English movie
内分泌グループの三宅映己先生が愛媛大学大学院医学系研究科長優秀論文賞を受賞されました。
以下、受賞に際して三宅先生よりコメントです。
この度、愛媛大学大学院医学系研究科長優秀論文賞を受賞させて頂きました。
論文名は「Glycemic Control Is Associated with Histological Findings of Nonalcoholic Fatty Liver Disease」です。血糖値とNAFLD(現在はMASLDです)の組織学的な関係を解析し、血糖コントロール状況はNAFLDの増悪と関連しており、血糖コントロールの軽度の悪化(6.5%~7.4%)であってもNAFLDの進行に寄与するすることを報告しました。同門会を中心とした多くの先生方からご紹介頂きました一つ一つの貴重な症例の積み重ねが、今回の受賞につながったと思います。ありがとうございました。引き続き、糖尿病とNAFLDの興味深い関係に注目し研究を進めたいと思います。
(Diabetes Metab J. 2024;48:440-448.)


2024年5月31日(金)~6月2日(日)に横浜で開催された日本超音波医学会 第97回学術集会にて、広岡昌史先生が工藤賞を受賞されました。
以下、受賞に際して、広岡先生よりコメントです。
5月31日から6月2日まで横浜で開催された日本超音波医学会第97回学術集会において工藤賞を受賞させていただきました。工藤賞は“本会の発展を願って基金を拠出された工藤正俊博士を記念して、令和3年度に設けられました。本賞は、今後の日本超音波医学会の発展に寄与しうる優秀な人材を顕彰することを目的とするものです”と定義されております。今回で3回目の表彰になります。これまで多くの先生のご支援により成し遂げてきた超音波研究を評価いただき受賞することができました。この場をお借りして御礼申し上げます。受賞スピーチでも申し上げたとおり、まだまだ超音波医学の発展に貢献していきたい所存です。今後もご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。(日本超音波医学会理事長の飯島先生より表彰いただきました)

2024年5月31日(金)~6月2日(日)に横浜で開催された日本超音波医学会 第97回学術集会にて、矢野怜先生が奨励賞を受賞されました。
以下矢野先生からのコメントです。
「この度、日本超音波医学会 第97回学術集会にて、奨励賞を受賞することができました。エコーで見た胸管の変化を肝疾患の進展度別に評価した検討になります。光栄な賞をいただくことができ、素晴らしい時間を過ごすことができました。また、今回の学術集会では若手中心のコンペ形式の企画に携わせていただきました。こちらも盛況で、消化器領域の若手の先生だけではなく、循環器領域の先生とも交流ができ、非常に良い経験でした。超音波医学会は消化器領域だけではなく、多くの分野・職種の方と、ディスカッションできることが非常に良いと感じました。今後とも頑張りたいと思います。」

以下、盛田真先生より、受賞にあたってのコメントです。
令和5年度大学院医学系研究科医学専攻中間審査会において、優秀研究賞を受賞しましたことをご報告いたします。私は、「肝星細胞と肝癌細胞の相互作用における小胞体ストレスの役割」というテーマで研究しております。これまでの実験結果から、肝星細胞における小胞体ストレスは肝癌の進展に重要な役割を果たしていると考えており、現在その機序について詳細な解析を進めております。課題は多岐にわたりますが、日々実験に取り組み、何とか形にできるよう努力しております。今回、このような名誉ある賞を頂くことができたのは、日浅教授、徳本先生、今井先生をはじめとする指導教員の先生方、実験のご相談に乗ってくださる技官の方々、そして多くの方々のご支援のおかげです。引き続き精一杯頑張りますので、今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

お知らせ
愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、患者さんのカルテの記録や通常の診療で行った病理組織を使用します。
この研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテや保管されている試料(血液・画像、組織)を利用することにご了解いただけない方は、以下の【お問い合わせ先】までご連絡下さい。
【研究課題名】
肝硬変患者の膵うっ血・膵線維化と膵外分泌能の検討
【研究機関】愛媛大学医学部附属病院消化器・代謝・内分泌内科
【研究機関長】杉山隆(病院長)
【研究代表者】國分勝仁(愛媛大学医学部附属病院 消化器・代謝・内分泌内科学 医員)
【研究の目的】
過去に当院で病理解剖を受けられた肝硬変の患者さん及び肝疾患の無い患者さんの診療録(カルテ)の情報を収集し、肝硬変における膵臓の変化を評価する研究を行うことといたしました。この研究は肝硬変における栄養障害における膵外分泌能の関与を検討するものであり、その結果は今後の診療にも役立てられると考えています。
【研究の方法】
(対象となる患者さん)2016年1月から2021年12月に愛媛大学医学部附属病院で病理解剖を受けられた患者さんのうち、肝硬変の患者さんまたは肝疾患がない患者さんが対象です。
(利用するカルテ情報)性別、年齢、合併症、既往歴、身体所見、血液検査データ、画像検査データ、組織データ 等
(利用する試料)病理解剖で得た組織
【個人情報の取り扱い】
収集した試料・情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。
<試料・情報の管理責任者>
國分勝仁(愛媛大学医学部附属病院 消化器・代謝・内分泌内科学 医員)
さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。
【お問い合わせ先】
愛媛大学医学部附属病院消化器・代謝・内分泌内科学 國分勝仁
791-0295 愛媛県東温市志津川
Tel: 089-960-5308
新型コロナウイルス感染流行が肝癌診療へ及ぼす影響に関する研究
1.研究の対象
当院受診患者のうち、2019年1月1日から2021年12月31日までに初発肝細胞癌と診断された患者
2.研究目的・方法
目的
現在COVID-19(新型コロナウイルス感染症)は世界的な大流行となっており、全世界が直面している最も大きな課題の1つとなっています。COVID-19の感染拡大は、肝硬変や肝癌患者を含む全ての肝疾患患者への診療に長期的な影響を与えると予想されます。しかし肝癌診療については未だ報告がなく、その実態については未だ明らかではありません。そこで、本研究では、COVID-19の流行が肝癌診療へ及ぼした実態を明らかにすることを目的とします。
方法
当院を含む肝疾患診療連携拠点病院等の肝疾患専門医療機関多機関における2019年1月から2021年12月までの初発肝細胞癌患者診療情報、肝癌を疑う月別新規紹介患者数、月別ソナゾイド造影腹部超音波検査件数、月別肝細胞癌に対する肝切除術件数、月別肝細胞癌に対するラジオ波焼灼術件数について調査し、新型コロナウイルス感染流行により肝細胞癌の診断や治療の据え置きが存在するか、また肝細胞癌患者の病状の重篤化が存在するか検討します。研究実施期間は2024年3月31日までです。
3.研究に用いる試料・情報の種類
情報:2019年1月から2021年12月までに初発肝細胞癌と診断された患者診療情報(診断日、性別、診断時年齢、肝細胞癌治療方法、肝細胞癌治療日、診断時最大腫瘍径、診断時腫瘍個数 等)
4.外部への試料・情報の提供
データセンターへのデータの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、個人情報管理責任者が保管・管理します。
個人情報管理責任者
大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 疋田 隼人
〒565-0871 吹田市山田丘2-2
FAX: 06-6879-3629
TEL: 06-6879-3621
利用するものの範囲は以下の通りです。
大阪大学大学院医学系研究科 (研究責任者 竹原 徹郎)、
関西医科大学 (研究責任者 海堀昌樹)
5.研究組織
研究代表者・研究責任者
大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 教授 竹原 徹郎
研究参加機関及び研究責任者
日本肝臓学会 広報・企画委員会 委員長 持田智
関西医科大学 外科学講座 診療教授 海堀昌樹
既存情報の提供を行う機関
北海道大学病院
旭川医科大学病院
札幌医科大学病院
弘前大学医学部附属病院
岩手医科大学附属病院
秋田大学医学部附属病院
市立秋田総合病院
東北大学病院
山形大学医学部附属病院
福島県立医科大学附属病院
群馬大学医学部附属病院
自治医科大学附属病院
獨協医科大学病院
日立総合病院
東京医科大学茨城医療センター
埼玉医科大学病院
千葉大学医学部附属病院
虎の門病院
武蔵野赤十字病院
横浜市立大学附属市民総合医療センター
聖マリアンナ医科大学病院
北里大学病院
東海大学医学部付属病院
横浜市立大学附属病院
山梨大学医学部附属病院
信州大学医学部附属病院
新潟大学医歯学総合病院
順天堂大学医学部附属静岡病院
浜松医科大学医学部附属病院
名古屋大学医学部附属病院
名古屋市立大学病院
藤田医科大学病院
愛知医科大学病院
岐阜大学医学部附属病院
三重大学医学部附属病院
富山県立中央病院
市立砺波総合病院
金沢大学附属病院
福井県済生会病院
京都大学医学部附属病院
京都府立医科大学附属病院
滋賀医科大学医学部附属病院
大津赤十字病院
関西医科大学附属病院
関西医科大学総合医療センター
近畿大学病院
大阪大学医学部附属病院
大阪市立大学医学部附属病院
大阪医科薬科大学病院
奈良県立医科大学附属病院
南和歌山医療センター
和歌山県立医科大学附属病院
兵庫医科大学病院
岡山大学病院
広島大学病院
福山市民病院
鳥取大学医学部附属病院
島根大学医学部附属病院
山口大学医学部附属病院
香川県立中央病院
香川大学医学部附属病院
愛媛大学医学部附属病院
高知大学医学部附属病院
徳島大学病院
久留米大学病院
佐賀大学医学部附属病院
長崎医療センター
熊本大学医学部附属病院
大分大学医学部附属病院
宮崎大学医学部附属病院
鹿児島大学病院
琉球大学医学部附属病院
6.プライバシーの保護
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。
7.お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
愛媛大学医学部附属病院 第三内科 徳本 良雄
〒791-0295 東温市志津川454
FAX:089-960-5310
TEL:089-960-5308
研究責任者:
愛媛大学医学部附属病院 第三内科 日浅 陽一
〒791-0295 東温市志津川454
FAX:089-960-5310
臨床研究へのご協力のお願い
「免疫賦活作用を有する新規分子標的治療後のB型肝炎ウイルス再活性化に関する実態調査(固形腫瘍)」
抗がん剤の進歩に伴って、癌の予後は飛躍的に改善していますがそれに伴って合併症のコントロールが非常に重要な課題となってきています。今までに知られていなかったリスクも判明してきています。その一つが抗がん剤の治療に伴って今まで落ち着いていた、もしくは治癒したと考えられていたB型肝炎ウイルスが体内で再度活性化して肝炎を発症するB型肝炎の再活性化やde novo肝炎というものがあります。この再活性化やde novo肝炎は一旦発症すると極めて致死率が高いこと、一方でウイルスの出現をモニタリングすれば早期に発見でき、予防できることも知られています。しかしがん治療薬には様々な種類があり、特に最近よく用いられるようになった新規分子標的薬についてはその影響も様々で、どういった人がどういったタイミングで再活性化を起こすのか、どのくらいの頻度でおこるのか、など判っていないことも非常に沢山あります。
本研究では、保険診療下に通常のガイドラインに従って免疫賦活作用(免疫を活発にする作用)をもつ分子標的薬治療中にB型肝炎関連のモニターをされた下記の2つの条件のいずれかを満たす方を対象に、B型肝炎ウイルス再活性化に関する調査をおこないます。
研究期間: 承認 ~ 2024年3月31日
研究代表者:国立病院機構 九州がんセンター 消化器・肝胆膵内科 部長 杉本 理恵
研究協力機関:別紙参照
条件1:HBs抗原陽性の方で2014年1月から2020年12月までの期間に免疫賦活作用を有する新規分子標的薬(ニボルマブ、ペンブロリズマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブ、イピリムマブのいずれか)にて治療を開始された方で、治療開始後に少なくとも1回以上のHBV DNAのモニタリングをうけられた、20歳以上の方
条件2:B型肝炎ウイルス既往感染(HBs抗原陰性の方でHBc抗体陽性及び又はHBs抗体陽性)の方で
2014年1月から2020年12月までの期間に免疫賦活作用を有する新規分子標的薬(ニボルマブ、ペンブロリズマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブ、イピリムマブのいずれか)にて治療を開始された方で、B型肝炎ウイルスの再活性化(HBV DNAが検出感度以上への上昇あるいはHBs抗原陽性化)が起こった、20歳以上の方
調査項目は、年齢、性別、病名、治療法(抗ウイルス薬を含め、どういう薬をつかったか、一緒に使った抗がん剤の種類)HCVの合併の有無、HBs抗原の値、HBs抗体、HBc抗体の値、HBVDNA量、再活性化の有無、再活性化症例の場合は再活性化の時期、再活性化時のHBs抗原、抗体(測定していれば)HBVDNA量その後のウイルスの経過等です。なお、条件1に該当した方では、全身性ステロイド投与を必要とした免疫関連肝障害の有無や程度についても調査します。
本研究は日常診療で得られた臨床データを集計する研究であり、これにより患者さんに新たな検査や費用の負担が生じることはありません。また、研究に扱う情報は個人情報を切り離して、個人が特定されない形で、厳重に扱います。
本研究は、九州がんセンターの倫理委員会にて承認を得ています。
皆さんの貴重な臨床データを使用させていただくことにご理解とご協力をお願いいたします。
本研究に関する研究計画書および研究の方法に関する資料を入手又は閲覧されたい場合、もしくはご自身のデータを研究に使わないでほしいと希望されている方は、下記の連絡先までご連絡ください。
問い合わせ先
愛媛大学医学部附属病院 第三内科 徳本 良雄
〒791-0295 東温市志津川454
FAX:089-960-5310
TEL:089-960-5308
研究責任者:
愛媛大学医学部附属病院 第三内科 日浅 陽一
〒791-0295 東温市志津川454
FAX:089-960-5310
TEL:089-960-5308
5 オプトアウト別紙 研究協力機関一覧 HBV再活性化研究(固形腫瘍)