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血糖降下薬の大量内服に関する論文がEndocr J.にacceptされました。
 

お知らせ

Suicide attempt by an overdose of sitagliptin, an oral hypoglycemic agent: A case report and a review of the literature.

Furukawa S, Kumagi T, Miyake T, Ueda T, Niiya T, Nishino K, Murakami S, Murakami M, Matsuura B, Onji M.

概要

DPP4阻害薬の大量内服症例の報告は世界でも初めてのcaseで、薬物の血中濃度測定を行いました。他剤の経口血糖降下薬のreviewを行いました。

他の大量内服はSU薬、BG薬が多く、グリニド系薬物では数例あります。なかでもBG薬では乳酸アシドーシスがおこるとICUでの治療や透析実施などが必要で死亡例も報告されています。一方でSU薬は内服すると、低血糖対策をしっかりと行うことができれば死亡例は多くないようです。グリニド系では遅延性低血糖がおこることがあるようです。また諸外国では重症低血糖の際にオクレオタイドもし要されているようです。

糖尿病薬物による低血糖では、精神疾患の合併の有無、繰り返しのエピソード、低血糖発症時の血液および尿の保存がインスリノーマや低血糖などの診断のきっかけになることがあります。また本人が糖尿病でなくても家族内に糖尿病治療歴もしくは家族内に医療関係者の有無を確認しておくことも大切です。

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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
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