三宅先生の尿酸と糖尿病の発症に関する研究成果がPLoS Oneにacceptされました。
2014年10月16日 5:47 PM
論文名:Short sleep duration reduces the risk of nonalcoholic fatty liver disease onset in men: a community-based longitudinal cohort study.
著者:Miyake T, Kumagi T, Furukawa S, Hirooka M, Kawasaki K, Koizumi M, Todo Y, Yamamoto S, Abe M, Kitai K, Matsuura B, Hiasa Y.
掲載誌:PLoS One. 2014 Sep 19;9(9):e107882.
以下、三宅先生からのコメントです。
検診シリーズ第6段、尿酸と耐糖能異常の発症の関係を調査した論文です。
尿酸が糖尿病や糖尿病発症のリスクであることは知られていますが、耐糖能異常発症の危険因子である空腹時血糖値別にみた尿酸のリスクについて検討した報告はありません。
今回我々は空腹時の血糖値で層別化し、耐糖能異常の発症と尿酸値に注目し解析を行い、空腹時の血糖値が高い男性群においてのみ、尿酸が耐糖能異常発症のリスクになるという結果がえられ報告しました。
PLoS Oneへ今回初めて投稿しましたが、4人の査読者から非常に厳しい質問が3回も来ました。締め切り数時間前に再投稿できた時もありました。『もう二度とこのjournalには投稿したくない!』と、思いました。