内子町本庁での「愛媛県の地域医療の現状と問題点」セミナー
2011年6月17日 9:53 AM
地域生活習慣病・内分泌学講座の松浦教授は,去る6月14日に,愛媛県内子町本庁庁舎におきまして,内子町職員約80名の参加によるセミナーで,「愛媛県の地域医療の現状と問題点」の講演をしてきました。
内子町が属する大洲・八幡浜圏域の二次医療圏の医療施設数は,愛媛県平均あるいは全国平均よりも多いのですが,内子町の病院数は0施設,診療所数は人口10万人対で31.9と,医療施設数は明らかに少ない現状があります。これらの数字は,なかなか前面に出てこないのですが,内子町における日常診療体制また救急医療体制を構築する上で,重要な問題の一つです。また,内子町の特定検診では,異常あり例が約80%と,日本の人間ドック学会の異常あり例のデータとほぼ同じで,中山間地域の内子町においても生活習慣病対策は,保健医療行政上重要な課題の一つです。