阿部先生が冠アワードを受賞されました
2013年10月25日 1:12 PM
今回、日本肝臓学会の冠アワードである「第15回 AJINOMOTO AWARD」優秀賞を受賞しました。受賞論文は、” Blockade of B cell-activating factor signaling enhances hepatic steatosis induced by a high-fat diet and improves insulin sensitivity.” (Laboratory Investigation 93: 311-321, 2013.)です。本論文は川﨑敬太郎先生の学位論文の仕事で、B細胞活性化因子(BAFF)のインスリン抵抗性誘導と肝脂肪化の両面への作用をマウスモデルで明らかにしたものです。恩地森一前教授を始め多くの先生方に御指導を頂き、研究成果を発表することができました。また、実際に多くの実験を遂行して頂いた濱田先生、三宅先生、多田先生、川﨑先生や技官の方々にもこの場を借りて感謝を申し上げます。
今回は私が代表して受賞させて頂きましたが、当教室における肝臓、代謝、免疫の各分野の臨床・基礎の力を結集した研究成果であり、新しい「消化器・内分泌・代謝内科学講座」の門出にふさわしいものと思っております。基礎研究、臨床研究ともさらに発展を目指しておりますので、今後とも御指導のほどよろしくお願いいたします。
阿部雅則