松岡海南先生が第127回日本内科学会四国地方会において初期臨床研修医奨励賞を受賞しました。
2022年12月28日 6:14 PM
松岡海南先生が12月18日(日)に開催された第127回日本内科学会四国地方会において、初期臨床研修医奨励賞を受賞されました。便潜血検査を契機に発見された無症状メトロニダゾール抵抗性アメーバ性大腸炎について、素晴らしいプレゼンテーションを行いました。
本人からのコメントです。
今回は、メトロニダゾール抵抗性アメーバ性大腸炎に対し、パロモマイシンが有効であった症例について発表させていただきました。本症例は、メトロニダゾール1500mg/日を10日間内服しましたが内視鏡所見で改善がなく、嚢子も検出されたため、メトロニダゾール2250mg/日を10日間内服した後、パロモマイシン1500mg/日を10日間内服し、治癒が得られました。メトロニダゾール抵抗性アメーバ性大腸炎は本邦では6例報告されており、その多くがメトロニダゾールとパロモマイシンの併用で治癒しています。アメーバ性大腸炎の診療の際には、メトロニダゾール抵抗例も念頭に治療する必要があると考えます。
最後に、この度はこのような貴重な機会をいただきましたことに改めて感謝いたします。
まだまだ至らない点も多いですが、今後とも精進を重ねてまいります。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
指導医(山本安則先生)よりコメントです。
松岡先生には、他科研修で忙しい中、下調べから発表までとても熱心に取り組んでいただきました。いつも明るくて芯がしっかりしているため、仕事を任せても安心感があります。春からは、ついに消化器内科の道へ!これからも、一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。また、今回は専攻医の丹下正章先生にも抄録作成時からたくさんご指導いただきました。重ねてお礼申し上げます。これからも一緒に消化管グループを盛り上げていきましょう!