論文名:Association between serum bilirubin and mucosal healing among Japanese patients with ulcerative colitis: a cross-sectional study
著者:Kana Shiraishi, Shinya Furukawa, Sen Yagi, Masakazu Hanayama, Kenichirou Mori, Tomoyuki Ninomiya, Seiyuu Suzuki, Katsuhisa Ohashi, Hidehiro Murakami,
Eiji Takeshita, Yoshio Ikeda, Yoichi Hiasa
以下、白石先生と古川先生からのコメントです。
白石先生より
初めての論文作成で右も左も分からない状態でしたが、日浅先生、古川先生はじめ多くの先生方にご指導をいただき論文掲載を実現することができました。日常診療で測定していたビリルビンと潰瘍性大腸炎の粘膜治癒との関連が明らかになり、あらためて観察研究の重要性を実感いたしました。論文作成にあたりご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
古川先生より
今回の論文においては白石先生の特筆すべき論文作成能力を発揮しました。論文の読み込み、検索などもあっという間に自分のものにして、過去のビリルビンに関するエビデンスをまとめたうえで、本論文を作成してくれました。
多くの疾患等でビリルビンがもつ抗酸化作用や抗炎症作用が報告されており、糖尿病の領域では腎症、網膜症などの関連が以前から報告されておりました。潰瘍性大腸炎においてもビリルビンと粘膜治癒との正の関連が確認できました。とくに間接ビリルビンはビリルビンの主たる抗酸化作用や抗炎症作用を持っており、本研究の結果も矛盾しないものと考えます。池田先生、竹下先生を筆頭とした消化管グループの先生方が作り上げたデータベースを用いて解析をさせていただきました。この場を借りて改めて感謝申し上げたいと思います。今後のさらなる研究成果の発表に尽力したいと思います。
論文の要旨
潰瘍性大腸炎患者における血清ビリルビン値と粘膜治癒との関連性
市立宇和島病院でご活躍中の前中輝洋先生が入局されました。

以下、市立宇和島病院の大野芳敬先生からメッセージが届いております!
祝 前中先生入局
前中先生は初期研修1年目を市立宇和島病院で研修されました。もともと消化器内科に興味があったとのことで特に内視鏡検査に対する情熱はひしひしと伝わってきました。内視鏡検査だけではなく、治療の介助なども手伝ってくれて大変助かりました。また消化器内視鏡学会の地方会では「悪性リンパ腫との鑑別を有したEpstein-Barr virus 関連 Carcinoma with lymphoid stromaの1例」を報告し最優秀演題に選出されました。その情熱に応えることができたのか不安でしたが、今回の入局に至ったこと消化器内科一同、感無量でございます。
今後は3内科の同門として共に頑張りましょう!
市立宇和島病院 消化器内科 大野芳敬

左から徳本先生、日浅教授、前中先生、奥嶋先生(市立宇和島病院で活躍したあと、大学で活躍中)
◆本講演はネット回線を介したサテライト講演となります。
〇 UCネットフォーラム
日時:10月30日(金) 講演 19:00~19:50 質疑 19:50~20:00
特別講演
『潰瘍性大腸炎に対する5-ASA製剤の最近の話題』
【演者】
関西医科大学 内科学第三講座
主任教授 長沼 誠 先生
UCネットフォーラム
◆会場開催とライブ配信を併用させていただきます。
〇 第16回愛媛軽症糖尿病懇話会
日時:10月14日(水) 19:00~
場所:道後山の手ホテル 2階 「ヴィクトリア」
特別講演
『広島発、疫学研究50年と、新たな遠隔医療への挑戦』
【演者】
広島大学大学院医系科学研究科 糖尿病・生活習慣病予防医学
教授 米田 真康 先生
第16回愛媛軽症糖尿病懇話会
◆サテライト会場準備および個人参加用Webex使用し、開催いたします。
〇 インスリン治療オンラインセミナー
日時:9月17日(木) 19:00~20:00
サテライト会場:
(松山)ホテルマイステイズ松山 2F エテルノ
(今治)今治国際ホテル 2F コスモス
他、準備あり
特別講演
『令和時代の2型糖尿病注射療法を考える』
【演者】
ソレイユ千種クリニック
院長 木村 那智 先生
インスリン治療オンラインセミナー
※ご不明な点やご確認事項は上記ご案内用pdf最下段の連絡先までお問い合わせください。
◆通常通り現地参加型開催ですが、講師はWebで講演されます!
〇第170回愛媛消化器疾患懇話会
日時:9月12日(土) 17:00~19:00
会場:リジェール松山 クリスタルホール
特別講演
徳島大学大学院 医歯薬学研究部 消化器内科学分野
教授 高山 哲治 先生
◆Web講演にて開催いたします!
〇愛媛肝細胞がんセミナー
日時:9月15日(火) 19:00~20:00
会場:Web開催
特別講演
千葉大学大学院医学研究院 消化器内科学
教授 加藤 直也 先生
〇糖尿病講演会
日時:9月17日(木) 19:00~20:00
会場:Web開催
特別講演
ソレイユ千種クリニック
院長 木村 那智 先生
(ご案内用のPDF他詳細は追ってお知らせいたします)
9月開催予定の下記の研究会・講演会はウイルス感染拡大防止のため
延期となりました。新たな開催日が決まり次第ご案内いたします。
【延期】
9月12日(土) 日本内分泌学会 四国支部学術集会
◆Web講演にて開催いたします。
〇 愛媛肝細胞がんセミナー
日時:9月15日(火) 19:00~20:00
会場:WEBライブ配信
特別講演
『予後延長を目指した進行肝癌の最適治療 ~サイラムザを使いこなす~』
【演者】
千葉大学大学院医学研究院 消化器内科学
教授 加藤 直也 先生
愛媛肝細胞がんセミナーのご案内.pdf
同門の松本毅先生が兵庫県養父市が主催する「第7回やぶ医者大賞」に選ばれました。
誤解のないようにお願いしたいのですが、「やぶ医者」の語源は、かつての養父地域にいた名医のことだったという説があり、へき地医療に尽力する若手医師をたたえようと、兵庫県養父市が2014年に「やぶ医者大賞」を創設したそうです。
2020年7月11日付けの愛媛新聞に関連記事が掲載されていますので、ぜひご一読ください。
兵庫・養父「やぶ医者大賞」
2020年9月13日13時~16時に松山市総合コミュニティーセンター3階大会議室で
第88回日本消化器病学会四国支部市民公開講座が開催されます。
今回のテーマは
知らないと損する「すい臓がんのお話」です。
参加費は無料、新型コロナウイルス対策のため、通常200名の定員を先着80名として、開催予定です。
講演内容
司会:愛媛大学医学部附属病院 総合臨床研修センター センター長 熊木天児
講演:13:00-15:30
1.「すい臓にはどんな病気があるの?」
愛媛大学大学院医学系研究科消化器・内分泌・代謝内科助教小泉光仁
2.「すい臓の中に袋があるって言われたんですけど……」
愛媛県立中央病院消化器病センター部長宮田英樹
3.「すい臓がんを早く診断するには?」
愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センターセンター長熊木天児
4.「すい臓がんに対する外科的治療とは?」
愛媛大学大学院医学系研究科肝胆膵外科講師坂元克考
5.「すい臓がんに対する抗がん剤治療とは?」
松山赤十字病院肝臓・胆のう・膵臓センター副部長畔元信明
6.「すい臓がんになりにくくするには?」
市立宇和島病院消化器内科科長大野芳敬
質疑応答:15:30-16:00
参加ご希望の方は
氏名・参加人数および連絡先を明記の上、メールまたはFAXでお申し込みください。
FAX 089-960-5310 メールアドレス: 3naika@m.ehime-u.ac.jp
新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を鑑み、
開催を延期、中止にさせていただくことがございます。
その際には、参加ご希望をいただいた方には直接ご連絡いたしますので、
連絡先の記載をお忘れないようお願いいたします。
第88回日本消化器病学会四国支部市民公開講座