現在,厚生労働省に出向中の今井 祐輔先生が,日本消化器内視鏡学会四国支部第14回学術奨励賞を受賞しました!
以下,今井先生よりコメントを頂いております.
この度、日本消化器内視鏡学会四国支部第14回学術奨励賞を受賞いたしました。
昨年11月、内視鏡学会雑誌に投稿させていただいた症例報告、『肝前区域切除後の胆汁瘻内でのランデブー法により内瘻化しえた1例』(https://www.jstage.jst.go.jp/article/gee/60/11/60_2401/_article/-char/ja)に対し、賞をいただいております。
論文は、肝切除後、肝内胆管後区域枝と総胆管が断裂し、断裂部位に胆汁瘻が形成され胆管炎を繰り返された症例です。経乳頭的処置では、断裂部位より末梢側胆管へガイドワイヤーを誘導することが困難でした。そのため後区域枝の胆管よりPTBDを行い,PTBDチューブよりガイドワイヤーを胆汁瘻内まで進め,経乳頭的に胆汁瘻まで挿入したスネアで把持し十二指腸内に誘導し、内外瘻化しました。胆汁瘻内でのランデブー法を試みた点が、この論文のポイントであります。
こういった学会の賞をいただくのは初めてのことで、大変うれしく感じております。
日浅先生、廣岡先生、胆膵チームの先生はじめ、ご指導いただきました先生方のおかげでございます。厚く御礼申し上げます。今後とも精進して参りますので、ご指導ご鞭撻のほど何卒お願いいたします。
先月まで初期研修(2年目)で当科をまわってくれた藤石萌(フジイシモユ)先生が入局されました!

以下,オーベンの小泉光仁先生よりコメントが届いております.
藤石先生、入局おめでとうございます。
第三内科の研修中はあまり指導していないにもかかわらず、検査を必要なタイミングで予定して、輸液などの指示も適切に入力してくれたと思います。おかげで先生が第三内科を研修している間、ほとんど病棟の仕事をしていません。助かりました。
先生は仕事が早く手先も器用です。まじめで人当たりも良いのでどの科を選んでも大事にされるだろうと考えていました。第三内科に入局すると伝えてくれた時には、驚いたと同時に本当にうれしく思いました。研修を終えて、第三内科に帰ってきてくれるのを心待ちにしています。
医局で私の横に座っている渡辺崇夫先生から、先生に送る言葉があります。
「今だ、今だよ! 今、動け。生きて生きて生きまくれ」
(参考文献:長渕剛・録 ぼちぼちしてらんねぇ)
今後も一緒にがんばりましょう。
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9月28日に奥道後 壱湯の守にて日本肝臓学会が主催するSchool of Hepatology 2019 in Ehimeが日浅陽一先生の当番世話人で開催されました。
肝画像・病理診断のエキスパートから講義やライブデモンストレーションをしていただき、講師の先生から出題された問題に対して若手医師が討論する形式で行いました。過去にない最多24名の若手医師が応募し熱い討論が交わされました。当教室から廣岡、小泉、さらに同門の県立中央病院平岡先生がライブデモンストレーションを担当しました。肝臓グループの先生により運営が行われ盛況のうちに会を終えることができました。




〇第24回 愛媛糖尿病カンファレンス
日時:10月3日(木) 19:30~21:00
会場:大和屋本店 「大和の間(北)」
特別講演
岐阜大学大学院医学系研究科 分子・構造学講座 内分泌代謝病態学分野
教授 矢部 大介 先生
〇糖尿病治療UP TO DATE
日時:10月7日(月) 19:15~20:30
会場:リジェール松山 8F 「瑞穂」
特別講演
京都大学大学院医学系研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科学
教授 稲垣 暢也 先生
〇循環器・消化器 Joint Meeting
日時:10月9日(水) 19:30~21:00
会場:道後温泉ふなや 3F 「光輪の間」
特別講演Ⅰ
独立行政法人労働者健康安全機構大阪労災病院
副院長 西野 雅巳 先生
特別講演Ⅱ
大阪医科大学附属病院 消化器内視鏡センター
准教授兼センター長 竹内 利寿 先生
〇愛媛軽症糖尿病懇話会
日時:10月16日(水) 19:00~21:00
会場:山の手ホテル 2階 ビクトリア
特別講演Ⅰ
九州大学病院 腎・高血圧・脳血管内科
講師 中村 宇大 先生
特別講演Ⅱ
岡山済生会総合病院 内科 糖尿病センター
診療部長 中塔 辰明 先生
〇第4回愛媛肝代謝病態研究会
日時:10月23日(水) 19:00~21:00
会場:リジェール松山 8階 「瑞穂」
特別講演
東京大学大学院医学系研究科 感染制御学生体防御感染症学
教授 森屋 恭爾 先生
〇糖尿病治療の課題に挑む~重症化予防へのアプローチ~
日時:10月24日(木) 19:00~20:30
会場:道後温泉ふなや
特別講演
近畿大学医学部 内分泌・代謝・糖尿病内科
主任教授 池上 博司 先生
〇Next Symposium 2019 in Ehime
日時:10月24日(木) 19:30~21:00
会場:大和屋本店 「大和の間」
特別講演Ⅰ
大阪医科大学 消化器内視鏡センター長
竹内 利寿 先生
特別講演Ⅱ
群馬大学大学院医学系研究科 内科学講座 消化器・肝臓内科学分野
教授 浦岡 俊夫 先生
〇第20回 愛媛GIフォーラム(旧愛媛GERD研究会)
日時:10月30日(水) 19:00~21:00
会場:道後温泉ふなや 3階 「光輪の間」
特別講演Ⅰ
杏林大学医学部 消化器内科学
教授 久松 理一 先生
愛媛膵臓胆道疾患研究グループ*(EPOCH Study Group)の膵臓がんの早期診断に繋がる研究成果がプレスリリースされました。詳細に関しては下記リンクをご参照下さい。
リンク:http://urx.red/vXzb
*愛媛膵臓胆道疾患研究グループ=Ehime Pancreato-cholangiology Study Group
愛媛大学医学部附属病院 第三内科・愛媛大学大学院 地域消化器免疫医療学講座 助教の富田英臣(とみだひでおみ)と申します。
いつも患者さまのご紹介をいただき、誠にありがとうございます。
私は2018年9月より1年間、昭和大学江東豊洲病院消化器センター(東京都江東区)に食道アカラシアおよびその類縁疾患に対する内視鏡下筋層切開術(Per-Oral Endoscopic Myotomy : POEM(ポエム))の技術習得のため留学に行ってまいりました。
POEMは、昭和大学江東豊洲病院の井上晴洋先生により開発された内視鏡治療で、食道アカラシアに対する外科手術(Heller-Dor手術)と同等あるいはそれ以上の効果が期待できます。当該施設は年間300例を超えるPOEMを行っており、国内で最も多い患者さんの治療にあたっています。四国ではこの治療を行える医療機関はなく、その診断・治療を地域の患者さまに提供することを目的として、修練を積んで帰局いたしました。
現在、高難度手技の申請を院内で行い、治療開始にむけて準備をすすめており、2019年10月~11月には治療を開始する予定です。以前にバルーン拡張を行ったり、手術を受けられた患者さんでも症状が十分改善していない方は治療の対象となります。
食道アカラシアは10万人に1人と稀な病気ですが、稀であるために見つけにくい病気でもあります。「呑み込むと胸でつかえる」「夜間に食べたものが口に上がってくる」などの症状がありましたら、まずは検査を受けていただくことが診断の第一歩です。そのような症状がありましたら、当方の外来にぜひご紹介、ご相談いただければ幸いです。どうかよろしくお願い申し上げます。
愛媛大学医学部附属病院 第三内科
富田 英臣

内視鏡的筋層切開術(POEM) (Inoue H. J Am Coll Surg. 2015より引用)
肝臓脂肪症の評価には、Fibroscanを用いたCAPの有用性が数多く報告されていますが、超音波Aモードを使用するため、リアルタイムで肝臓を視覚化することは困難です。 今回、超音波Bモードで減衰係数(ATT)を使用して脂肪肝を評価する診断技術を開発し、その診断能がCAPと遜色ないかどうかを評価して、英文誌「PLoS One」にアクセプトされています。是非ご一読ください。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31454369
〇愛媛慢性便秘治療研究会
日時:9月3日(火) 19:20~20:30
ANAクラウンプラザ松山 南館4階 「 エメラルド 」
特別講演
自治医科大学附属病院 消化器外科
教授 味村 俊樹 先生