当科の松浦文三先生が5月にフランスで行われた欧州内分泌学会会議(ECE)2019で発表されました.
以下,松浦先生よりコメントをいただいております.
2019年5月17日から22日まで,フランスのリヨンでの第21回欧州内分泌学会年次学術会議(ECE 2019)に参加し,「Intensive treatment for obesity at our hospital」をポスター発表してきました。この学会で発表するのは昨年に引き続いて2回目です。今年の参加者は昨年よりもやや多い印象でした。日本からの参加者はまだ多くはありませんが,高知大学の西山充先生のグループと,京都医療センターの島津章先生にお会いしました。
学会の合間には,リヨンから車で1時間ほどのマコネーとボジョレーのワイナリーを訪れ,ボルドーやブルゴーニュの大手に負けない,おいしいワインを試飲してきました。ボジョレーのブルイィ山頂からのブドウ畑の眺望も絶景でした。
2020年の欧州内分泌学会会議はチェコのプラハ,2021年の会議はスエーデンのストックホルムで開催予定です。参加されたい先生は,声をかけていただければ,演題を調整しますので,よろしくお願いします。
おまけ
今年も,リヨンから経由地のフランクフルトの便が1時間以上の遅れとなりました。昨年は,バルセロナからフランクフルトの便が遅れたため乗り継ぎができず,皆様に大変ご迷惑をおかけし,すみませんでした。昨年の苦い経験を踏まえて,今回はフランクフルトの乗り継ぎ時間を十分に取っていたため,前便は遅れたものの,予定通りで帰国便に乗ることができ,翌日の病院運営会議にも出席できました。何事も経験から学習し,滞りなく日々過ごしてゆく大切さを感じております。

愛媛県におけるレンバチニブ投与症例を対象にして、甲状腺炎の発症頻度や危険因子などを解析した原著論文を小泉先生が日本内分泌学会の英文誌「Endocrine Journal」に投稿し、アクセプトされました。PubMedでは肝細胞癌を対象としたレンバチニブの甲状腺に関する原著論文はまだ無く極めて貴重な論文と思われます。甲状腺有害事象を発症した場合に予後が改善されているなど興味深いデータもありますので是非ご一読ください。
Intern Med. 2019 Mar 15;58(6):791-795. doi
〇セリンクロ発売記念講演会 in 愛媛
日時:5月15日(水) 19:00~20:50
道後山の手ホテル 2階「ビクトリアホール」
特別講演Ⅰ
愛媛県立中央病院 副院長 道堯 浩二郎先生
特別講演Ⅱ
独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター 院長 樋口 進先生
〇LENVIMA-HCC in 愛媛
日時:5月18日(土) 17:00~18:30
リジェール松山 8階
特別講演
広島大学病院 消化器・代謝内科 診療准教授 相方 浩先生
黄蘭会各位
平素より大変お世話になっております。
日本消化器病学会より、消化器病専門医専攻研修登録開始の案内がございましたのでご連絡いたします。
消化器病学会の専門医制度規則に基づき、2017年以前に医師免許を取得した先生方を対象に、2019年度の専攻医登録が6月30日までの期間で開始されました。専門研修を希望される専攻医の先生には、消化器病学会ホームページより登録頂きますようお願いいたします。また指導医の先生方におかれましては、専攻医へ周知頂くようお願いいたします。
なお、2015年以前に医師免許を取得した先生方については、当面のところ専攻医登録は必須とされていません。
詳細につきましては、日本消化器病学会ホームページの「お知らせ」より、「消化器病専門医専攻研修登録開始のご案内-専攻医・指導医への重要なお知らせ-」(http://www.jsge.or.jp/news/archives/202)に掲載されておりますので、御一覧ください。
御確認下さいますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
第三内科医局長
池田宜央
3月22日に日本超音波医学会の公式イベントで研修医の先生を対象とした腹部エコーのライブデモとハンズオンセミナーが開催されました。
川崎医大の畠二郎先生をお迎えして、愛媛県立中央病院消化器病センターの平岡先生と当教室の広岡の3人が講師となりハンズオンを行いました。見学者も多数参加され会は大盛況でした。


またこのような会を定期的に企画したいと思います。
3月19日に初期研修医の岡本唯先生が入局のご挨拶に来られました!
岡本先生は愛媛大学を卒業後、松山市民病院で1年間の初期研修をされ、そして現在大学病院で2年目の研修をされています。2年間の研修の中で、特に内分泌疾患や糖尿病の分野に興味を持つようになり、大学病院でも内分泌・代謝グループでの研修へ参加されました。大学での専門的な研修や、内分泌グループの先生の過激で熱烈なアプローチの末、入局を決意されたそうです。

岡本先生は手技や知識の習得にも人一倍熱心なだけでなく、担当患者さんからも「あの先生は“癒し”や。」と絶賛されるほどの包容力をお持ちの先生です。患者さんに寄り添った診療へのその姿勢は糖尿病・内分泌・代謝領域における深い適性を感じます。
この4月から岡本先生は、救急医療・プライマリケア・専門研修のいずれもバランスよく習熟できる松山市民病院で内科専門研修を始める予定です。
スタッフ一同、岡本先生のますますの成長とご活躍を期待しています。
2/26に初期研修医の佐藤真先生が入局のご挨拶に来られました。佐藤先生は愛媛大学を卒業後に松山赤十字病院で1年目の研修をされ、2年目からは大学病院で研修をされていました。同期入局の藤岡先生も佐藤先生も、辛口評価の消化管グループの指導医の先生方からお墨付きが出るほどの貪欲で真面目な研修姿勢でした。将来的にも消化管関係の診療に興味があるそうで、入局の意志を固めたそうです。

佐藤先生は大学病院で内科専門研修を開始されることになっています。今後のさらなる活躍に期待したいと思います。
2/26に初期研修医の藤岡耀祐先生が入局のご挨拶に来られました。藤岡先生は済生会松山病院で1年目の初期研修をされ、消化器や糖尿病分野に興味を示されるようになりました。2年目の研修では大学病院・第3内科で約半年間の長期間の研修。消化管グループの先生達からの熱血指導や肝臓グループでの研修を経て入局の意志を固めたそうです。

藤岡先生は4月から済生会松山病院で内科専門研修を受けられることになっております。一般内科、救急、そして消化器・内分泌・糖尿病の診療に強い済生会松山病院でさらなる活躍に期待したいと思います。

楠瀬祥子先生が入局の挨拶に来られました。楠瀬先生は愛媛大学をご卒業後、愛媛大学の初期研修プログラム(あいプログラム)を選択されました。選択研修では市立宇和島病院を選択され、数多くのcommon diseaseや救急疾患を経験されました。そしてそして、何と言っても内分泌疾患の診療に魅了され、その勢いで当科への入局を決められたそうです。従って、事前情報があまりなくスタッフ一同焦りました。これからはM先生を中心にガサ入れがあると思います。しかし、お困りの際には通報して下さい。冗談はさておき、楠瀬先生はとても落ち着きのある聡明な先生です。スタッフ一同、楠瀬先生の羽ばたきを楽しみにしています!