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お知らせ
 

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7月30日にホテルマイステイズ松山にて日本肝臓学会市民公開講座を開催しました。
今回は、猛暑の中82名の方々に参加をいただきました。どうもありがとうございました。

会長の阿部先生のあいさつのあと、日浅先生から最新のC型肝炎についての話がありました。最近のC型肝炎治療の成績は目覚ましいため、治療を受ければ治ります。肝炎検査をうけずに検査を機会を逃すことは絶対にやめましょうと力説されました。次に愛媛県立中央病院の道堯先生からB型肝炎の話がありました。B肝炎ウイルスの遺伝子型と人類のグレートジャーニーの関連のお話は圧巻でした。次に栄養部の竹島先生から肝疾患と食事についてのお話があり、毎日の食事について意識してみようと呼びかけました。休憩の後、阿部先生から自己免疫性肝疾患について、難しい内容を分かりやすく解説していただきました。特に女性では決してまれな病気ではないと話されました。次に松山赤十字病院の上甲先生から肝癌の内科的治療について動画を交えてお話しがありました。ごく最近の話題についても触れられ、進歩の著しさを実感しました。最後に当院肝胆膵移植外科の高田先生から肝癌の外科治療についてお話があり、肝移植という最後の砦のような高度な医療が愛媛県で受けられることに患者様は心強く感じたことでしょう。
閉会のあいさつとして日本肝臓学会顧問の箱守様よりお言葉をいただきました。日浅先生と同様、治療がよくなっている今こそ、肝炎ウイルス検査を受ける重要性を強調されました。

協賛いただいた愛媛県、愛媛県医師会、愛媛新聞社、協会けんぽ愛媛支部の皆様に感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

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今年も肝疾患啓発運動として7月29日に6回目となる街頭キャンペーンを行いました。

場所は昨年と同様、伊予鉄高島屋前の坊ちゃん広場周辺で行いました。毎年のことながら猛暑の中をたくさんの方々に参加いただきました。参加してくだる皆様も増えてきて年々盛り上がってきているようだと複数の方からお褒めの言葉をいただいております。大学からは肝疾患診療相談センター、看護部 (消化器疾患病棟、内科外来)、総合診療サポートセンター、栄養部から参加していただきました。大学外からは愛媛県健康増進課、全国健康保険協会 (協会けんぽ)愛媛支部、松山市保健所、愛媛新聞、さらには患者さんたちにも参加していただきました。
またえひめ国体の準備で多忙の中、昨年同様、みきゃん、だーくみきゃんもかけつけてくれました。もちろん愛媛大学医学部附属病院からあいちゃん、だいちゃんも参加です。

また今年は初の試みとして愛媛県の協力により、坊ちゃん広場に近い「ギャラリー黒猫」にて無料肝炎ウイルス検査と相談を行いました。開始前から並んでくださっていた方もおられ、全部で39名の方々が受検されました。

*7月28日は、世界保健機構(WHO)がウイルス性肝炎のまん延防止と差別・偏見の解消を図ることを目的として世界肝炎デーに制定しました。日本でも厚生労働省が、同日を日本肝炎デーと定め、肝炎デーを含む1週間を肝臓週間として肝疾患に関する正しい知識の普及と予防の重要性を知っていただくための啓発活動の強化期間としています。今年も7月28日にはいよてつ高島屋のくるりんと松山城が肝炎デーのシンボルカラーであるライトブルーにライトアップされました。

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愛媛県立中央病院 消化器病センターに消化器内科医として勤務されている、植木秀太郎先生が当科に入局されました。現在31歳でこれからますます消化器内科医として修練していきたいと抱負を語っていただきました。

(日浅先生と植木先生)

現在は胆膵疾患に興味を持ち、消化器内科部長である宮田英樹先生の熱心な指導の下、消化器内視鏡の技術を磨いておられます。

これからも医学に関するいろいろなことを吸収して成長して欲しいと思います。お父様は愛媛県内子町の植木内科医院院長をされています。今後の植木先生の活躍に期待しています。

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第54回愛媛大学ヘルスアカデミー/日本内分泌学会四国支部市民公開講座は,「生活習慣病と内分泌の病気」のテーマで,平成29年7月23日(日) 13時から,いよてつ高島屋9階「ローズホール」で,愛媛大学 地域生活習慣病・内分泌学講座の松浦文三教授の世話人のもとで,開催されました。猛暑の中でしたが,約200名の参加を得て,5題の講演とともに,多数のQ & Aで,盛会裏に終了しました。市民の皆様の生活習慣病,内分泌の病気に対する関心の高さが感じられました。

 

第1部の講演の部では,まず,愛媛大学 地域生活習慣病・内分泌学の山本晋先生から,国民の10人に1人いると推定されている「甲状腺の病気」について,特に甲状腺の機能異常症と腫瘍について講演していただいた。市立宇和島病院 糖尿病・内分泌内科の宮内省蔵先生からは,「高血圧と内分泌(副腎)の病気」について,高血圧の約5-10%を占める原発性アルドステロン症を中心に,宇和島地区での病診連携による取り組みを含めて講演していただいた。愛媛大学 消化器・内分泌・代謝内科学の三宅映己先生からは,「生活習慣病と肝臓の病気」について,非アルコール性脂肪性肝疾患は生活習慣病の一つであり,肥満や糖尿病に合併していること,非アルコール性脂肪性肝疾患の10-20%は肝硬変や肝臓癌に進行すること,そのため定期的に肝臓の検査(血液検査や画像検査)が必要であること,を講演していただいた。愛媛大学 栄養部の利光久美子先生からは,「生活習慣病の食事」について,基本的には適切なカロリーをバランスよく摂取することであり,高血圧では塩分制限を加える,糖尿病であれば急激に血糖上昇を来すような菓子類や間食を制限する,慢性腎臓病(CKD)ではタンパク質の量を調整する,などを講演していただいた。愛媛大学の松浦文三先生からは,「肥満の治療-内科治療から外科治療まで」について,食事・運動療法での減量が基本で,これらにより30kgの体重減量は可能であること,しかし合併症などで減量を急ぐ場合は外科治療も選択肢であること,外科治療後も食事・運動療法は必須であること,などを講演していただいた。

 

第2部のQ & Aコーナーでは,会場からの多くの質問に対して,講演された先生方に答えていただいた。「甲状腺」については,1) バセドウ病と橋本病は全く別の病気か,それとも移行しうるのか,2) バセドウ病の薬は何十年も飲み続けてもよいものか,3) 海藻を積極的に摂取した方が良い場合と控えた方が良い場合について,4) 甲状腺の良性腫瘍はどのくらいの間隔で検査をした方が良いのか,などについて山本先生,宮内先生に答えていただいた。「副腎」については,1) 高血圧の場合,一度は詳しい内分泌の検査が必要か,2) かかりつけ医で内分泌の検査はできるか,3) 副腎皮質ステロイド剤のからだへの影響,などについて宮内先生に答えていただいた。「肝臓」については,1) 非アルコール性の単純性脂肪肝とNASHの自覚症状の違いや血液検査値の違い,2) 糖尿病の場合,どのくらいの間隔で肝臓の検査をした方が良いか,3) 糖尿病とがんの関連,などについて三宅先生に答えていただいた。「食事」については,1) 少量でも満腹感があり,減塩でもおいしい食事となる調理の工夫のコツ,2) 痛風の食事,などについて利光先生に答えていただいた。「肥満の治療」については,1) 肥満外科治療は,愛媛県,また四国4県では愛媛大学病院のみ実施していること,2) 6か月以上内科治療に抵抗する場合に外科治療の適応になること,などについて松浦先生に答えていただいた。

 

今後も機会をつくって,内分泌の市民講座を企画したいと思います。

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平成29年7月8日(土)に第35回黄蘭会が開催されました。

15時から黄蘭会会長 堀池先生の開会の挨拶で始まりました。

日浅先生より、教授講話

今年の教授講話は、2013年4月に日浅教授が就任されてからの第3内科と、これからの第3内科のあり方等についてお話しいただきました。

第36回黄蘭会 懇親会が19時から開催されました。

今年も多くの同門の先生方と懇親を深めることができました。

今年の太田康幸賞は八木専先生が受賞されました。受賞演題は、「Carbonic Anhydrate I Epitope Peptide Improves Inflammation in a Murine Model of Inflammatory Bowel Disease.」でした。

今年の恩地森一賞は仁科智裕先生が受賞されました。受賞演題は、「Randomized phase II study of second-line chemotherapy with the best available 5-fluorouracil regimen versus weekly administration of paclitaxel in far advanced gastric cancer with severe peritoneal metastases refractory to 5-fluorouracil-containing regimens (JCOG0407).」でした。

臨床研究賞は大野芳敬先生が受賞されました。受賞演題は、「Early pancreatic volume reduction on CT predicts relapse in patients with type 1 autoimmune pancreatitis treated with steroids.」でした。

症例報告賞は三宅映己先生が受賞されました。受賞演題は、「Hyperthyroidism Improves the Pathological Condition of Nonalcoholic Steatohepatitis: A Case of Nonalcoholic Steatohepatitis with Graves’ Disease.」でした。

 

新入会の先生方からもご挨拶頂きました。

 

新入会の先生方の今後のご活躍を期待しております。

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6/17-6/18に高知で開催された第107回消化器病学会四国支部例会で山田七海先生が「鑑別に苦慮した硬化性血管腫の一例」で四国支部研修医奨励賞を受賞されました。

 

山田先生は前回の第106回消化器病学会四国支部例会に引き続き2度目の受賞です。発表態度や質疑なども堂々としていました。

(山田先生と指導医の今井先生)

山田先生の今後の益々のご活躍を期待しております。

 

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この度、4月1日付けで四国がんセンター院長に谷水正人先生が就任されました。谷水先生は岡山大学医学部をご卒業され、岡山大学第一内科に入局し、四国がんセンターに赴任されました。岡山大学第1内科は当科の初代教授である太田康幸先生の母教室であり、現在も松山の岡山大学第一内科同門組織である松一会に当科のスタッフも参加し親交を深めさせていただいております。また、四国がんセンターは、愛媛県のがん診療拠点病院で、特に新規抗がん剤開発に関わる治験や医師主導臨床試験について全国有数の実績を誇る病院です。当科からは医師を継続的に派遣しており重要な関連病院の一つです。谷水先生は、これからの消化器診療を考えて当科とのさらに深い絆が必要と考えられ、2015年7月2日に愛媛大学第三内科に入局いただいております。谷水先生が四国がんセンター院長にご就任されたことに、同門会会員一同、心よりご祝福申し上げますとともに、今後とも引き続き、様々な立場でご指導、ご鞭撻を賜ればありがたく存じます。

この度は誠におめでとうございます。

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平成29年5月より、野口病院の村上司先生が同院の院長に就任されました。

以下、村上先生からのご挨拶です。

 

野口病院 村上 司

この度野口病院院長を拝命いたしましたことをご報告申し上げます。

還暦を迎える年に新しいスタート地点に立てることを有難く思い、皆様に感謝申し上げます。今後ともご厚誼のほど宜しくお願い申し上げます。

内分泌学、甲状腺学に少しでも興味のある若手の先生方、遠慮なくご連絡ください。野口病院で一緒に甲状腺の診療研究に励みませんか。

 

野口病院

大分県別府市青山町7-52

http://www.noguchi-med.or.jp/

 

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膵サルコイドーシスの診断に超音波内視鏡検査が有用であった畔元先生(現四国がんセンター)の論文がInternal Medicineにaccept されました。

 

論文名:Diagnostic challenge in pancreatic sarcoidosis using endoscopic ultrasonography

著者:Nobuaki Azemoto, Teru Kumagi, Mitsuhito Koizumi, Taira Kuroda, Hirofumi Yamanishi, Yoshinori Ohno, Yoshiki Imamura, Eiji Takeshita, Yoshiko Soga, Yoshiou Ikeda, Morikazu Onji, Yoichi Hiasa

掲載誌:Internal Medicine

 

以下、指導医である熊木先生からのコメントです。

 

初投稿から4年、3つ目の雑誌Internal Medicine(日本内科学科の英文誌)にaccept。初めに投稿した雑誌は、納得の門前払いですぐさま2つ目の雑誌へ投稿。ところが、無理難題なコメントに諦めの境地(←コレ、重要)。そこで、無理なものは無理と割り切って回答期限切れに(←時として諦めて寝かすことも重要)。ところが、回答期限どころか、そもそも眠ったままでした。今回、3つ目の雑誌に投稿してから、reviseを1回経由して3ヶ月でのaccept でした。眠っていたものを久しぶりに読むことになった訳ですが、時間経過とともに熟したんだと思います。まさに、4年間の眠りから覚めて……。

大野→黒田→畔元、胆膵グループ3連荘でaccept。

畔元先生、おめでとうございます!

 

続いて筆頭著者であります畔元先生からのコメントです。

 

2013年に最初に投稿して4年たちました。当初は膵サルコイドーシスに対して世界で初めて造影EUSとEU Sエラストグラフィを施行した1例と息巻いておりましたが、 なかなか認められず、 最後はかなりトーンダウンした内容となってしまいました。しかしながら、 熊木先生のおかげでやっと日の目をみることができました。 またいろいろなところで協力していただいた小泉光仁先生、 本当にありがとう。今後も英語論文作成に意欲的に取り組んでいきたいと思います。

 

論文内容はEUS- FNAが膵サルコイドーシスの診断に有用であった症例です。 また造影EUSとEUSエラストグラフィも行っており、興味深い1例と思います。
お時間がありましたらぜひご一読ください。

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大野芳敬先生の論文が国際的なオープンジャーナル紙であるPLoS Oneに出版されました。

論文名: Downregulation of ANP32B exerts anti-apoptotic effects in hepatocellular carcinoma
著者名: Ohno Y, Koizumi M, Nakayama H, Watanabe T, Hirooka M, Tokumoto Y, Kuroda T, Abe M, Fukuda S, Higashiyama S, Kumagi T, Hiasa Y.
掲載誌: PLoS One. 2017 May 9;12(5):e0177343. doi: 10.1371/journal.pone.0177343.

肝細胞癌の新しい予後予測マーカーとしてANP32Bを同定し、その抗アポトーシス作用を明らかにしました。
大野先生の学位論文となります。
オーブンジャーナルですので、どなたでもWebで検索して閲覧可能です。
ぜひご一読下さい。

以下、大野先生からのコメントです。

この論文は私の学位論文であり、かなりの苦労はありましたが、たくさんの方々のおかげで完成することができました。実験はもとより、論文の作成、投稿まで手厚くご指導していただいた日浅先生、実験の基礎や困った時のアドバイスをしていただいた渡辺先生、小泉光仁先生、大学院の入学やいろいろな相談に乗っていただいた熊木先生、実験をアシストしていただいた稲生さん、武市さん、菅原さん、藤野さん、ADRESの先生方、病理組織の染色を指導していただいた谷本さん、東山ラボの先生方、他、関わって頂いた方々にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

内容は“肝細胞癌におけるANP32Bのアポトーシス制御作用と肝癌の予後に対する臨床的役割について”という論文です。ANP32 (Acidic nuclear phosphoprotein 32 family member)は新規の核内リン酸化蛋白で、細胞の分化、転写制御、蛋白のリン酸化、細胞内遊走因子、細胞死経路を制御していると報告されていますが、癌におけるANP32Bの作用機序、腫瘍進展に対する生理的役割については不明です。今回我々は、このANP32Bに着目し、肝細胞癌における役割についてヒト肝細胞癌細胞株およびヒト肝細胞癌組織を用いて検討しました。ANP32BはBcl-2ファミリーであるBadリン酸化やBak, Baxの発現に関連し、アポトーシスを制御していました。また、ヒト肝細胞癌組織におけるANP32B mRNAの相対的低下は、癌の進行と関連していました。ANP32Bは肝細胞癌に対する新しい治療標的、予後予測マーカーになりうる可能性が示唆されました。

今後はこの研究で培ったリサーチマインドを持って日常の診療や研究に励んで行きたいと思います。   大野芳敬

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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
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