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論文名:Stratification of hepatocellular carcinoma risk in primary biliary cirrhosis: a multicentre international study.

 

 

著者:Trivedi PJ, Lammers WJ, van Buuren HR, Parés A, Floreani A, Janssen HL, Invernizzi P, Battezzati PM, Ponsioen CY, Corpechot C, Poupon R, Mayo MJ, Burroughs AK, Nevens F, Mason AL, Kowdley KV, Lleo A, Caballeria L, Lindor KD, Hansen BE, Hirschfield GM; Global PBC Study Group. Collaborators: Bruns T, Li KK, Kumagi T, Cheung AC, Cazzagon N, Bianchi I, Franceschet I, Boonstra K, Imam M, Pieri G.

掲載誌:Gut. 2016; 65: 321-9.

リンク:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25567117

 

以下、熊木先生からのコメントです。

 

 

Another PBC paper into Gut!

 

またまたやりました、多国籍軍による共同研究の続報!消化器病学トップクラス(消化器関係76誌中2番目)のGutにacceptされました。

 

 

論文内容

原発性胆汁性肝硬変(原発性胆汁性胆管炎へ名称変更)の肝細胞癌合併リスク因子に関する内容です。これまでは、高齢者、男性、診断時の門脈圧亢進症(血小板減少症)または肝硬変(低アルブミン血症)などがリスク因子として挙げられていました。今回の共同研究でウルソデオキシコール酸(UDCA)による1年後の治療反応性が発癌の強いリスク因子であることが分かりました。例え病期が進行していない場合であっても、もっと早い段階、すなわち治療開始後1年において治療効果があがらない場合にはリスクとするものです。治療に反応していないと判断された場合には、別の因子(アルコール、肥満など)による影響を除外した後にUDCA増量、フィブラート、新規薬物(治験薬)などが考慮されるべきです。なお、本研究の対象者のほとんどが白人であり、研究結果がアジア人にそのまま当てはめられるかについては検討が必要です。とは言え、4,500人以上のメガ解析であり、囲い込みをしていく上では示唆に富む内容です。

 

 

稀少疾患と多施設共同研究

 

稀な慢性疾患の臨床研究ではendpointの設定が難しく、単施設では症例も少ないためになかなか物を言えません。その点を多施設共同研究が解決してくれます。

 

 

The Global PBC Study Groupではメガデータで臨床研究を推し進めており、今回の臨床研究が3作目ですが、これからも日々の診療に役に立つ情報を世界に発信して行きたいと思います。

The Global PBC Study Groupの変遷と研究成果

・トロントでの診療時代の臨床研究が火付け役となりました(Am J Gastroenterol. 2010;105:2186-94.)。

・その後、イギリス・ドイツとの共同研究に広がりました(J Hepatol. 2014;60:1249-58.)。

・さらにはthe Global PBC Study Groupへと発展し、処女作を発表しました(Gastroenterology 2014; 147: 1338-49.)。

・続報はつい最近、GLOBE score(http://www.globalpbc.com/globe)として発表されました(Gastroenterology. 2015 ;149: 1804-1812.)。本計算式はウルソデオキシコール酸(UDCA)による治療の不要な患者さん、肝移植を見据えた上で経過観察をしなければならない患者さんなど、世界中のPBC患者さんの日常診療に指針を与えるものです。

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先日、今月末まで当科で研修中の吉田沙希子先生が入局されました。
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満面の笑みの吉田先生と日浅教授。
初期研修はあいプログラムを選択され、1年目を松山赤十字病院、2年目を大学病院で研修されました。2年目の一時期を甲状腺専門病院としては全国でも有数の野口病院で研修された内分泌疾患診療に虜の先生です。内分泌疾患、特に甲状腺疾患の診療に熱い面々の影響もあり、迷いなく当科の門を叩いて下さいました。
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専門医の山本先生および非専門医の熊木先生も加わり撮影。
頭脳明晰な吉田先生には、内分泌疾患の矢印があっちこっち行く負荷試験がピッタリです。とは言え、あまり負荷が掛かり過ぎない程度で、後期研修も新天地であります松山市民病院で頑張って下さい。市民病院にも熱い先生がいらっしゃいますので、まずは弟子入りして下さい。
今後の活躍を楽しみにしております!
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論文名:Development and Validation of a Scoring System to Predict Outcomes of Patients With Primary Biliary Cirrhosis Receiving Ursodeoxycholic Acid Therapy.
著者:Lammers WJ, Hirschfield GM, Corpechot C, Nevens F, Lindor KD, Janssen HL, Floreani A, Ponsioen CY, Mayo MJ, Invernizzi P, Battezzati PM, Parés A, Burroughs AK, Mason AL, Kowdley KV, Kumagi T, Harms MH, Trivedi PJ, Poupon R, Cheung A, Lleo A, Caballeria L, Hansen BE, van Buuren HR; Global PBC Study Group.
掲載誌:Gastroenterology. 2015 Dec;149(7):1804-1812.
 
以下、熊木先生からのコメントです。
 
Another paper into Gastroenterology!
またまたやりました、多国籍軍による共同研究の続報!内科学では世界最高峰の一つであるJAMAには再びマ◎アックすぎると言われ蹴られましたが、消化器病学最高峰のGastroenterologyに再びacceptされました。
 
論文内容
原発性胆汁性肝硬変(原発性胆汁性胆管炎へ名称変更)の長期予後に胆道系酵素の血清アルカリフォスファターゼ値および黄疸の指標である血清ビリルビン値が重要であることを報告して参りましたが、さらに他の因子(年齢、アルブミン値、血小板数)を加えたGLOBE scoreと呼ばれる予後予測計算式を樹立しました。
 
GLOBE score
ウルソデオキシコール酸(UDCA)による治療の不要な患者さん、肝移植を見据えた上で経過観察をしなければならない患者さんなど、世界中のPBC患者さんの日常診療に指針を与えるものです。
 
稀少疾患と多施設共同研究
稀な慢性疾患の臨床研究ではendpointの設定が難しく、単施設では症例も少ないためになかなか物を言えません。その点を多施設共同研究が解決してくれます。
 
The Global PBC Study Group
トロントでの診療時代の臨床研究(Am J Gastroenterol. 2010;105:2186-94.)がイギリス・ドイツとの共同研究(J Hepatol. 2014;60:1249-58.)に広がり、さらにはthe Global PBC Study Groupへと発展しました(Gastroenterology. 2014;147:1338-49.)。The Global PBC Study Groupはメガデータで臨床研究を推し進めており、今回の臨床研究が2作目ですが、これからも日々の診療に役に立つ情報を世界に発信して行きたいと思います。
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〇インスリン診療学術講演会
日時:3月16日(水)19:00~
ホテルJALシティ松山

特別講演  

川崎医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科学 教授 金藤 秀明先生

 

〇第144回愛媛糖尿病同好会
日時:3月25日(水)18:50~
松山全日空ホテル 南館4階 「エメラルドルーム」

特別講演  

東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 主任教授 宇都宮 一典先生

 

〇機能性ディスペプシアを考える会(COME)
日時:3月30日(水)19:00~
松山市総合コミュニティセンター 第一会議室

特別講演  

川崎医科大学 検査診断学(内視鏡・超音波) 講師 眞部 紀明先生

 

〇糖尿病学術講演会
日時:3月31日(木)19:15~
松山全日空ホテル 南館4階 「エメラルドルーム」

特別講演  

聖マリアンナ医科大学 代謝・内分泌内科 教授 田中 逸先生

 

〇第18回四国肝不全研究会
日時:4月2日(土)15:00~
高松国際ホテル 新館2階 「瀬戸東の間」

特別講演Ⅰ  

東京大学大学院医学系研究科 消化器内科学 教授 小池 和彦先生

特別講演Ⅱ  

旭川医科大学 外科学講座 消化器病態外科学分野 教授 古川 博之先生

兼光先生が入局されました。

現在、JA尾道総合病院で研修中の兼光梢先生が入局されました。先日、松山市内で会食しながら、和やかな雰囲気の中、挨拶が交わされました。
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満面の笑みの兼光先生と日浅教授
初期研修はあいプログラムを選択され、1年目を大学病院、2年目の一時期を済生会今治病院で研修されました。ちょうどその頃、非常勤医師として毎週火曜日に勤務していたK先生の道場に入門し、教育回診に参加していました。行本先生(現市立宇和島)、丹下先生(現松山赤十字)もその頃の門下生でした。そのまま済生会今治病院で後期研修を開始しました。まもなくすると、H先生が常勤医師として赴任して参りました。とにかく波長が合い、公私にわたり師弟関係を築きあげました。
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師匠も加わり撮影。
ところが、他の分野にも関心を持たれており、いったん別の進路を選ばれました。しかし、やはり師匠とのご縁、消化器内科への関心を忘れられず、再び消化器内科の門を叩くことになりました。そして、師匠を追いかけ、4月からは市立宇和島病院での勤務が決まっております。
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市立宇和島病院で活躍されている肉肉大臣、道場を開いていたK先生が加わっての撮影。
兼光先生は研究も希望されており、将来がとても楽しみな先生です。まずは再度弟子入りして下さい。
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渡辺崇夫先生が第7回愛媛医学会奨励賞を受賞されました、おめでとうございます!

以下、渡辺先生からのコメントです

このたび、第7回愛媛医学会奨励賞を受賞いたしました。

受賞いたしました論文は、愛媛医学第33巻 1号 2014に掲載されました「60歳以上のC型肝炎患者に対するTelaprevir/Pegylated-interferon/Ribavirin併用療法の安全性と治療効果」です。愛媛県内の関連施設で組織しておりますEKEN study groupの先生に多大な御協力をいただき、愛媛県全体の同治療の治療成績についてまとめたものです。同治療では、60歳以上の高齢の症例は60歳未満の症例と比べて副作用による中止例が多く、そのため治療効果も低くなるということを報告しました。

論文執筆にあたり直接御指導いただいた徳本先生、日浅教授はじめ、お忙しい中、症例の集計に御協力いただいた同門の先生方にこの場をかりて厚く御礼申し上げます。今後もEKEN study groupとして研究を続けてまいりますので御協力、御指導のほど、どうかよろしくお願い申しあげます。この賞は若手を対象とした賞であり、私自身対象となるぎりぎりの年齢となりました。今後は愛媛医学会賞をいただけるようなレベルの高い研究成果をあげられるよう努力していく所存です。

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医学部のホームページに合わせてアップ予定でしたが、全くアップされる気配がありませんので……。

おめでとうございます!
昨年末、第11回愛媛大学医学部医学科Best
Teacher賞の臨床実習(いわゆるポリクリ)部門で、熊木天児先生が4年連続して選ばれました。月曜日および金曜日は地域医療学講座サテライトセンターであります久万高原町立病院で、火曜日〜木曜日は大学病院で熱く学生の指導にあたられております。

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以下、熊木先生からのコメントです。

またまた今年も選んで頂き、嬉しい限りです。最新ニュースになりますが、新専門医制度導入を見据えて当院でも3月1日から総合診療科外来が新設され、開設日(火曜日担当)にトップバッターとして診療にあたることになっており、とても楽しみにしております。まだ実習などのカリキュラムには取り入れられておりませんが、学生や研修医が注目している、世の中で求められている重要な分野です。これからも熱く後進の指導にあたりつつ、共に学んで行きたいと思います。

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八木専先生の学位論文が投稿していたInflammatory Bowel Diseasesにacceptされました。しかも、special acceptというほぼ聞くことのない、一発acceptの特別バージョンです。すなわち、編集委員から外部の専門家へ査読が回ることのないacceptです。

Wow! アンビリーバボ~!
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メールを受け取った日浅教授と八木先生自身も半信半疑でした。見て下さい、この満面の笑みを。無事、大学院卒業ですよ。

八木先生、おめでとうございます!

以下、八木先生およびオーベンの阿部先生からのコメントです。

八木先生:

森先生、山西先生、阿部先生、池田先生、日浅先生をはじめとした第三内科の先生、免疫学の山下先生、さらには菅原さん、藤野さん、谷本さんをはじめとした技官さん、本当に大きな大きなバックアップに助けられ一つの形になったこと、今は感謝の言葉しか見つかりません。

内容としては「炎症性腸疾患モデルマウスを用いた炭酸脱水酵素Iエピトープの同定とその腸炎抑制効果」という論文です。潰瘍性大腸炎は今や日本は世界第2位の患者登録数となり増加の歯止めがきかない状態になっています。我々はこれまで炎症性腸疾患の病態に主要な腸内細菌抗原である炭酸脱水酵素I (Carbonic anhydrase I:CA I)が関与していることを同定し、同抗原でパルスした制御性樹状細胞を用いた細胞療法と経口免疫寛容療法が、炎症性腸疾患モデルマウスにおける腸炎抑制に有用であることを報告してきました。本研究では、同抗原による免疫治療の開発を想定して、CA Iのアミノ酸配列の中で免疫寛容を誘導するエピトープ領域を同定し、同CA Iペプチドによる腸炎抑制効果をみることを目的として研究したものになります。

今回の成果はほんの一握りですが、これまでこの実験を築き上げていただいた村上英広先生、山西浩文先生、森健一郎先生から受けついだバトンをまたさらに磨いて次へバトンを渡せるよう努力していきたいと思っています。繰り返しにはなりますが、今回一番お世話になりました阿部雅則先生にこの場をお借りしまして深く感謝申し上げます。今後も初志貫徹、大学院の経験を生かし精進して参りたいと思いますのでご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。

 

阿部先生:

八木先生おめでとうございます。本研究成果については、八木先生自身の努力は言うまでもありませんが、御指導を頂いた免疫学 山下政克教授や実験を手伝って頂いた技官の皆様のお陰と思っております。CA-Iと炎症性腸疾患に関する研究は恩地森一前教授時代に村上英広先生の発案で始まり、山西浩文先生、森健一郎先生が発展させてきたもので、諸先生方の御尽力により教室の研究の大きな柱の一つになってきました。八木先生には今後も研究を発展して臨床応用に向けて大きく飛躍してほしいと思います。

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大晦日に現在関東の病院で初期研修中の岡田正也先生が入局されました。

 

岡田先生1

愛媛県育ちの岡田先生は大学および初期研修時代こそ県外で過ごされましたが、この度地元へ戻られることを決意されました。

 

岡田先生2

学生時代より消化器内科に最も関心があり、病院見学にも来て下さいました。以来、当科のことが頭から離れることがなかった様です。

 

岡田先生3

4月からは消化器内科での後期研修。見るからに体育会系。容赦なくガンガン行きますよ~。頑張って下さい!

 

第3内科は専門領域であります消化器・内分泌・糖尿病のみならず、プライマリケア・地域医療、そして女性医師支援にも力を入れております。興味のあります学生および研修医の皆さん、県外からの帰省や転科を考えている皆さん、気軽に声を掛けて下さい。皆さんのキャリアアップを支援します。

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〇Glinide Renaissance in 松山
日時:1月16日(土)17:00~18:30
リジェール松山 8階 クリスタルホール

特別講演  

神戸市立医療センター中央市民病院 糖尿病内分泌内科 医長 岩倉 敏夫先生

 

〇愛媛東洋医学カンファレンス(COME)
日時:1月21日(目)18:30~20:00
リジェール松山 8階 クリスタルホール

特別講演  

島根大学医学部第二内科 木下 芳一先生

 

〇CHC Sciences Forum in 愛媛
日時:1月27日(水)19:20~
松山全日空ホテル 本館4階 ダイヤモンド

特別講演  

北海道大学大学院医学研究科 内科学講座 消化器内科学分野 坂本 直哉先生

 

〇第3回愛媛肝胆膵腫瘍研究会
日時:1月30日(土)17:00~19:20
松山全日空ホテル 本館4階 ダイヤモンド

特別講演Ⅰ  

静岡県立がんセンター 病理診断科 参与 中沼 安仁先生

特別講演Ⅱ  

三重大学大学院医学系研究科 肝胆膵・移植外科 教授 伊佐地 秀司先生

 

〇第2回肝臓と糖尿病・代謝研究会 in 愛媛
日時:2月4日(木)19:00~
松山全日空ホテル

特別講演  

関西電力病院 院長 清野 裕先生

 

〇松山IBDセミナー
日時:2月12日(金)19:00~20:20
道後温泉ふなや 3階 光輪の間

特別講演  

東京山手メディカルセンター 炎症性腸疾患内科 診療部長 吉村 直樹先生
〇レミッチ効能追加記念講演会 in 愛媛
日時:2月18日(木)19:00~
大和屋本店

特別講演  

福岡大学医学部 消化器内科 主任教授 向坂 彰太郎先生

 

 
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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
Department of Gastroenterology and Metabology, Ehime University Graduate School of Medicine
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