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お知らせ
 

お知らせ

6月21-22日に開催された日本消化器内視鏡学会四国支部例会において学生の寺町君が堂々と学会発表をおこなってくれました。寺町先生、お疲れ様でした。
指導にあたってくださった、石川将先生より以下のコメントをいただきましたので報告させていただきます。

6月21-22日に開催された日本消化器内視鏡学会四国支部例会に参加してきました。今回私は専攻医の森田先生、ポリクリ生の寺町君と一般演題で発表させて頂きました。
寺町君は5年生とは思えない堂々とした発表であり、質疑応答も素晴らしかったです。私は見守るだけでした。

森田先生の発表も素晴らしく、質問が次々に飛んでいましたが的確に返答されていて頼もしさを感じました。

当日はハンズオンセミナーも開催されており大腸内視鏡やERCPで使用する処置用スコープも体験することが出来、会場も盛況でした。

今後も実習で回ってきた学生さんや研修医の先生と継続的に発表出来ればと思います。発表や参加された先生方お疲れ様でした。

当科石川将先生の論文が、Nature and Science of Sleepに採択されました。
以下、石川先生よりいただいたコメントです。

この度、昨年末に初回投稿を行いました愛媛大学の学生健診データを基に作成した「痩せと睡眠時間に関する論文」がアクセプトされ、オンラインで掲載されましたので、御報告申し上げます。
以下、論文の要旨をご紹介させて頂きます。
本研究は、愛媛大学の学生12,496名を対象に睡眠時間とBMI(低体重および肥満)の関連を調査した横断研究です。解析の結果、睡眠時間は肥満の有病率とは有意に逆相関し、低体重の有病率とは有意に正相関することが明らかになりました。本研究は若年層において睡眠時間と低体重の関連を示した初の報告となります。これらの結果は、睡眠時間が若年者の体重管理および健康状態に深く関わっている可能性を示唆しており、今後の健康支援や予防医学において、適切な睡眠の確保が重要な要素であることを示しています。

こちらが、リンクです。

今後も引き続き、論文作成および研究活動を継続していきます。
何卒、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

8月 講演会・研究会案内

〇Meiji Seika ファルマ株式会社 Webカンファレンス
日時:2025年8月1日(金)18:30~19:30
Webカンファレンス

 演者 
久留米大学医学部 内科学講座 消化器内科部門 主任教授
川口 巧 先生

20250801_Meiji Seika ファルマ株式会社 Webカンファレンス

7月 講演会・研究会案内

〇Premium Lectures Legends of Legends in 愛媛
日時:2025年7月1日(火)19:00~20:20
現地開催

 一般演題 
愛媛県立中央病院 消化器内科 部長
多田 藤政 先生

 特別講演 
関西労災病院 病院長
竹原 徹郎 先生

〇第2回愛媛胆膵内視鏡フロンティアセミナー with GADELIUS
日時:2025年7月9日(水)19:00~20:30
現地開催

 一般演題1 
愛媛大学大学院医学系研究科医学専攻 消化器・内分泌・代謝内科学
石川 将 先生

 一般演題2 
松山赤十字病院 肝胆膵内科 部長
畔元 信明 先生

 特別講演 
愛知県がんセンター病院 消化器内科部 部長
原 和生 先生

〇Young IBD Network Meeting in Ehime
日時:2025年7月9日(水)19:00~20:00
ハイブリッド開催

 特別講演 
浜松医科大学医学部附属病院 教授
杉本 健 先生

〇あすかWeb講演会
日時:2025年7月16日(水)18:30~19:00
Web講演会

 講演1 
愛媛大学大学院 消化器・内分泌・代謝内科学 教授
日浅 陽一 先生

〇UC治療戦略 UP TO DATE
日時:2025年7月17日(木)19:00~20:10
ハイブリッド形式

 特別講演 
千葉大学大学院医学研究院 消化器内科学 准教授
加藤 順 先生

〇愛媛下垂体疾患研究会
日時:2025年7月18日(金)18:30~20:00
愛媛大学 大学院特別講義
ハイブリッド開催

 一般演題1 
愛媛大学大学院医学系研究科 脳神経外科学 大学院生医員
柴垣 慶一 先生

 一般演題2 
愛媛大学医学部附属病院 小児総合医療センター 助教
地行 健二 先生

 一般演題3 
愛媛大学大学院医学系研究科 第三内科 大学院生医員
山田 佳樹 先生

 特別講演 
国家公務員共済組合連合会虎の門病院
内分泌センター センター長 間脳下垂体外科 部長
西岡 宏 先生

〇肝腎かなめ!えひめMetabolicセミナー
日時:2025年7月23日(水)18:50~20:20
ハイブリッド形式

 一般講演 
松山赤十字病院 腎臓内科 部長
上村 太朗 先生

 特別講演 
虎の門病院 肝臓内科 部長
芥田 憲夫 先生

〇Incretin Update Seminar in 道後
日時:2025年7月24日(木)19:00~20:00
現地開催

 特別講演 
愛媛大学 総合健康センター 教授
古川 慎哉 先生

〇第12回松山IBD勉強会
日時:2025年7月24日(木)19:00~20:30
現地開催

 特別講演 
岡山大学 腸健康科学研究センター 助教
井口 俊博 先生

〇タケキャブ発売10周年記念講演会 in 愛媛
日時:2025年7月29日(火)19:00~20:20
ハイブリッド形式

 特別講演Ⅰ 
熊本大学大学院 生命科学研究部 循環器内科学 教授
辻󠄀田 賢一 先生

 特別講演Ⅱ 
順天堂大学医学部 消化器内科 教授
永原 章仁 先生

〇DM・CKD領域における尿酸治療を考える会
日時:2025年7月31日(木)19:00~20:10
現地開催

 講演Ⅰ 
愛媛大学医学部附属病院 総合診療科 助教
金本 麻友美 先生

 講演Ⅱ 
松山市民病院 内科・糖尿病代謝内科 医長
仙波 英徳 先生

 講演Ⅲ 
愛媛大学医学部 地域生活習慣病・内分泌学 准教授
三宅 映己 先生

20250701_Premium Lectures Legends of Legends in 愛媛
20250709_第2回愛媛胆膵内視鏡フロンティアセミナーwith GADELIUS
20250709_Young IBD Network ㏌ Ehime
20250716_あすかWeb講演会案内状
20250717_UC治療戦略 UP TO DATE
20250718_愛媛下垂体疾患研究会
20250723_肝腎かなめ!えひめMetabolicセミナー
20250724_Incretin Update Seminar in 道後
20250724_第12回松山IBD勉強会
20250729_タケキャブ発売10周年記念講演会in愛媛
20250731_DM・CKD領域における尿酸治療を考える会

臨床研究へのご協力のお願い

「院内肝炎ウイルス陽性者の実態調査」
当院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。この度、院内肝炎ウイルス陽性者の実態調査を行う研究を予定しています。

B 型肝炎や C 型肝炎治療の進歩により、肝炎ウイルス検査(HBs 抗原、HCV 抗体)陽性の患者さんが肝臓専門医を受診し、適切な治療を受けることが重要と考えられています。しかし、陽性の患者さんの中には受診や治療をしていない場合があります。そのため、病院で肝炎ウイルス検査を受けて陽性であった患者さんを対象として、受診につながらなかった理由を明らかにすることを目的としています。
この研究は、国立国際医療研究センターの倫理委員会での審査・承認後、当院で病院長の許可を受けて実施しております。

今回の研究では、患者さんのカルテの記録を使用します。研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテの情報を利用してほしくない方は、以下のお問い合わせ先までご連絡下さい。

お問い合わせ先 愛媛大学医学部附属病院第三内科 徳本良雄
791-0295 愛媛県東温市志津川 454 Tel: 089-960-5820

研究課題名 院内肝炎ウイルス陽性者の実態調査
研究機関名 国立国際医療研究センター
研究機関の長 愛媛大学医学部附属病院 病院長 杉山 隆
試料・情報の提供を行う研究機関の研究責任者 第三内科 准教授 徳本良雄

研究期間 研究機関の長の許可日 ~ 2029 年 3 月 31 日
対象となる方 2014 年 4 月 1 日~2026 年 3 月 31 日に当院を受診された方のうち、肝臓専門医以外がHBs 抗原検査及び HCV 抗体検査を実施し、陽性が確認された方。
利用する試料・情報等 性別、年齢、病名、過去の肝炎ウイルス検査実施、肝炎
に関する院内専門医への紹介などの受診状況。

院内肝炎陽性者 オプトアウト

CATEGORY : お知らせ 臨床研究 

盛田真先生の学位論文「Endoplasmic reticulum stress sensor protein PERK in hepatic stellate cells promotes the progression of hepatocellular carcinoma via p38δ MAPK/IL-1β axis」がScientific Reportsにアクセプトされました!おめでとうございます。

以下、盛田先生よりいただきましたコメントです。

本研究では、MASH肝細胞癌の腫瘍微小環境における肝星細胞の小胞体ストレスセンサーPERKの役割について検討いたしました。MASHにおいて腸管からの吸収が亢進しているパルミチン酸 (PA)を肝星細胞に添加し、小胞体ストレスを誘導したところ、PERKシグナルが活性化し、細胞増殖作用を有する炎症性サイトカインIL-1βの発現が増加しました。また、PERKの発現をPERK siRNA/plasmidで調節したところ、IL-1βの発現が減少/増加したことから、PERKはIL-1βの発現を制御していることが明らかになりました。さらに、PAで刺激した肝星細胞の培養上清で肝癌細胞を培養すると、増殖能・遊走能・浸潤能が促進しましたが、肝星細胞のPERKノックダウンにより、これらの悪性形質は抑制されました。この結果から、肝星細胞におけるPERKはIL-1β分泌を介して肝細胞癌の進展を促進することが示されました。また、肝星細胞におけるPERKを介したIL-1β産生機構を明らかにするために、RNA-seq解析を行った結果、PERKとIL-1βの中間分子として、p38δ MAPKを同定いたしました。以上より、肝星細胞におけるPERKはp38δ MAPK/IL-1β軸を介してMASH肝細胞癌の進展を促進することが示されました。
最後に、本研究の遂行にあたり、多大なるご支援・ご指導を賜りました日浅教授、徳本先生、共著者の先生方、技官の皆様に心より御礼申し上げます。
今後も学位研究を通じて培った知見を活かし、より一層研究に励んでまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

本研究成果の詳細につきましては、以下のリンクよりご覧いただけます。
https://rdcu.be/epLHD

このたび、愛媛県立中央病院 消化器内科の多田藤政先生が、第33回愛媛医学会賞を受賞されました。
以下、多田先生からの受賞コメントをご紹介いたします。

「このたびは第33回愛媛医学会賞という名誉ある賞を賜り、謹んで御礼申し上げます。

令和7年5月31日、松山市にて開催された令和6年度愛媛医学会総会において、本論文が高く評価され、表彰いただきました。この場をお借りして、ご指導いただきました平岡先生、日浅教授をはじめ、貴重な症例をご提供くださった同門の先生方に心より感謝申し上げます。

本論文は昨年、黄蘭会臨床研究賞および日本消化器病学会奨励賞も受賞しており、今回の受賞により、三つの学術賞をいただくこととなりました。多くの先生方からの温かいご支援とご評価に、身の引き締まる思いでおります。

今後も、日々の診療の中で生まれるClinical Questionに真摯に向き合い、臨床現場に貢献できる研究を続けてまいります。引き続きご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。」

令和7年5月24日付の愛媛新聞掲載記事および論文要旨は、本記事の下部に掲載しております。お時間のある方は、ぜひご一読ください。


愛媛新聞掲載記事:「愛媛医学会賞 2氏選出」2025年5月24日付愛媛新聞
(掲載許可番号:d20250604-01)

論文要旨:
国際共同非盲検第III相試験「IMbrave150試験」において、切除不能肝細胞がん患者に対するアテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法(Atez/Bev)がソラフェニブよりも全生存期間(OS)および無増悪生存期間(PFS)を延長することが示されました。その結果、アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法は切除不能肝細胞がん患者において現在の一次治療として採用されています。私たちの論文は、RELPECグループ(市中病院を中心とした多施設共同研究グループ)に所属している施設においてIMbrave150試験で登録症例の除外基準となっている「胃食道静脈瘤(EGV)を合併している」または「半年以内にEGVの治療歴がある」症例における有害事象(AE)、OS、PFSを比較検討しています。

EGVを合併した症例では肝予備能低下が多く見られ、OSは不良でしたが、PFSには差がみられませんでした。肝予備能を中心とした両群間で有意な差がある項目を用いて、Propensity scoreを作成し、Inverse probability weighting(IPW)で補正した結果、OSとPFSには変化がありませんでした。また、EGV出血に関しても両群間で差がみられませんでした。これにより、EGVに対する適切な内視鏡治療が行われた場合、Atez/BevはEGVを有する切除不能肝細胞がん患者における有効な治療選択肢となりうることが示唆されました。
多くの先生方からの評価を受け、このような栄誉に輝くことは大変光栄であります。今後も、Clinical Questionに対する一助となるよう努めて参りますので、引き続きご指導を賜りますようお願い申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

肝臓グループの矢野怜先生が、第33回愛媛医学会賞を受賞されました。
以下、矢野先生からの受賞コメントを紹介します。

この度は愛媛医学会賞という名誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。
同門の多田先生とのダブル受賞となり、そちらに関しても大変貴重な経験と思っております。
新聞記事にも取り上げていただきました。多田先生のコメントに添付されておりますのでご興味のある方はご一読いただければ幸いです。

受賞対象となった論文は、「Lymphatic drainage dysfunction via narrowing of the lumen of cisterna chyli and thoracic duct after luminal dilation」の題で Hepatology International に掲載された学位論文です。
近年、肝疾患におけるリンパ液の機能異常や形態異常、さらにはその病的意義に対する関心が高まりつつあり、特に、腹水形成とも関与が指摘されており、重要な研究テーマとなっています。
本研究では、multi-detector-row CTや高周波超音波検査法を用いて、乳糜槽および胸管といった肝外リンパ管の観察を行い、肝疾患の進行に伴うリンパ管の形態変化とその病態的意義を明らかにしました。具体的には、肝静脈圧較差(hepatic venous pressure gradient; HVPG)を指標とし、慢性肝疾患から代償性肝硬変の段階ではHVPGとリンパ管径が良好な正の相関を示す一方で、非代償性肝硬変に進行すると一部の症例でリンパ管が狭小化し、これが難治性腹水の発症と強く関連することを示しました。

本研究は、廣岡先生、日浅先生をはじめ、日頃よりご指導くださっている先生方のお力添えあっての成果です。また、日々支えてくれている家族を含め、多くの皆様に心より感謝申し上げます。今後もより一層研鑽を積み、愛媛から世界に向けて発信できるよう、今以上に謙虚に、そして真摯に取り組んでまいりますので、引き続きご指導・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

2025年5月25日(日)に開催されました日本内科学会 第132回四国地方会において、研修医奨励賞を和田先生と後藤先生が受賞されました。

受賞に際して指導医の行本先生と村上先生よりコメントをいただきました。

「和田先生、後藤先生、研修医奨励賞おめでとうございます。指導することもないぐらい自分から積極的にスライドを作成され、当日の質疑応答も堂々たるものでした。指導医としても学ぶことが多かったです。おめでとうございます!」

先生方の益々のご活躍をお祈り申し上げます。発表お疲れ様でした!

やったぜ、岡野君!

5月12日(月)〜5月16日(金)にかけて、当院で開催されました第3回えひめ生命医科学コンソーシアム ポスター発表会において、今年から新設された、ポスター賞(学部生部門・大学院生部門)・優秀賞に医学部5回生の岡野真大くんが選出されました。

指導に携わっていただいた当科の三宅先生よりいただきましたタイトル、
「やったぜ、岡野君!」で、紹介させていただきます。

岡野先生、この度は大変おめでとうございます。
今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます。

立派な研究成果を示してくださいました。
抄録を紹介いたします。

総 BMI 変化量と年間 BMI 変化量が糖尿病発症に及ぼす影響についての検討
【目的】総 BMI 変化量と年間 BMI 変化量が糖尿病発症に及ぼす影響を明らかにする。
【方法】対象は検診を 2 回以上受診した非糖尿病者 13,949 名。糖尿病の発症は HbA1c≧6.5%、もしくは
FBS≧126mg/dL で判定した。観察開始時と観察終了時の総 BMI 変化量と年間 BMI 変化量をもとに それぞれ
6 群に分類し糖尿病発症の有無を解析した。
【結果】多変量解析は 0.25≦総 BMI 変化量<0.25 の群と比較し、総 BMI 変化量<-2 で糖尿病発症が有意に
減少し、2≦総 BMI 変化量<4、4≦総 BMI 変化量で糖尿病発症が有意に増加した。また、年間 BMI 変化量が-
0.05≦年間 BMI 変化量<0.05 と比較して、0.3≦年間 BMI 変化量で糖尿病発症が有意に増加した。
【結論】糖尿病発症を抑制するためには BMI 増加量を意識した指導が有用と考えられた。

 
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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
Department of Gastroenterology and Metabology, Ehime University Graduate School of Medicine
〒791-0295 愛媛県東温市志津川454
愛媛大学医学部本館8F
TEL 089-960-5308
FAX 089-960-5310
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