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内科学会1

 
 

先月、東京で開催されました第111回日本内科学会講演会のサテライトシンポジウム「医学生研修医の内科学サミット2014」において研修医2名が症例報告で全国デビューを果たしました。

今春、卒業したばかりのピカピカ先生は、おそらく1年目研修医としては全国のトップを切っての発表だったと思います。折角なので、学生時代に病棟実習で経験した症例をまとめてもらいました。日頃より医学教育にご協力頂いております患者さんの善意にも応えるべく、病棟実習を一切無駄にしたくはないと思います。発表自体は準備が万端であり、全て想定された質問ばかりであったため質疑応答を余裕で乗り切りました。

 

 内科学会2

発表後も余裕のポーズ……thumbs up!

 
 
3年目になったばかりの先生は、当科で研修中に経験した症例を発表。初期研修時代に既に数回の発表経験があり、さすがお見事でした。
 
 

内科学会3

学会発表はその準備が大変ですが、発表後には楽しみがあります。CHEERS!!!

 

内科学会4

そして、旨い食事が待っていると思うと……。

 

内科学会5

幸い会場からも近く、東京で迷子になることもなく……。

 
今回、指導医として同行しましたが、その必要もないくらい立派に役割を果たしました。

今後も世の中に情報を発信する様に努めて欲しいと思います。

でっ、今度はどちらへ行きますか……アメリカそれともヨーロッパ?!

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祝・新入局

青野通子先生と宮本裕也先生(ともに済生会松山病院・後期研修医2年目)が入局のご挨拶に来られました。

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後列左から熊木先生、池田先生、村上先生
前列左から日浅先生、宮本裕也先生、青野通子先生、宮岡先生



2人は恒例となっております日浅教授のインタビューの準備もできておりました。

日浅教授:入局の動機は?

宮本先生:ルーチンの内視鏡検査ができる様になり、今度はESDの様なもっと踏み込んだ処置をできる様になりたいと思いました。これからも愛媛でトレーニングを受け続けるためには入局させて頂くのが良いと思ったからです。

青野先生:私も内視鏡検査をする様になってから、自分が最もイキイキしていると感じる様になり、消化器内科を専門にして行こうと思ったからです。

日浅教授:内視鏡も検査から治療まで奥が深いけれど、済生会病院にはエキスパートの村上先生がおられるので、十分に研鑚を積んで下さい。また、消化器を専門にして行くことは良いことですが、内科全般、プライマリケアについても今のうちに十分に研修して下さい。

宮本先生・青野先生:はい、分かりました。

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2人とも大学病院で初期研修を受けられましたが、その当時に比べると自信がみなぎっており、とてもたくましく見えました。引き続き、充実した研修を受け、さらにビッグになって下さい。

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論文名:Significance of exercise in nonalcoholic fatty liver disease in men: a community-based large cross-sectional study.

 

掲載誌:J Gastroenterol 2014 (in press)

 

以下、三宅先生からのコメントです。

 

検診シリーズ第4段、生活習慣と非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の関係を調査した論文です。

 

NAFLDは生活習慣病や動脈硬化性疾患発症の原因の一つと考えられ、早期に介入することの重要性は知られていますが、対象者が多く十分な拾い上げはできていません。そこでより簡便なsurrogate markerが求められています。

 

今回我々はNAFLDと生活習慣に注目し運動習慣、間食習慣、睡眠時間について解析を行い、男性のNAFLD患者では運動習慣を持っている者が少ないという結果が得られ報告しました。

 

Acceptまで時間がかかり不安でしたが、なんとか掲載までたどり着きました。

今回の結果をもとに新たな解析結果を現在投稿中です。

そして、今まさにrejectを受けそうな状況で、次の雑誌を探しています。

 

 

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4/9から4/13にかけてロンドンで開催されたEASL(European association for the study of the liver)のThe international liver congress 2014に参加しました。当科からは日浅先生、廣岡先生、小泉(洋)先生が参加、愛媛県立中央病院から平岡先生が参加されました。
ロンドンのHeathrow空港からHeathrow Expressに乗り、ロンドン市内へ、地下鉄でおよそ40分、ExCeL London Exhibition and Convention Centreという会場に無事着きました。

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発表はポスターで廣岡先生が「LOCAL RECURRENCE IN THE TUMOR BLOOD DRAINAGE AREA AFTER RADIOFREQUENCY ABLATION」、小泉(洋)先生が「PORTAL HYPERTENSION DUE TO OUTFLOW BLOCK IN NON-CIRRHOTIC PATIENTS WITH NONALCOHOLIC FATTY LIVER DISEASE」で行いました。

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左から平岡先生、廣岡先生、以前当科に留学されていたChen先生。

廣岡先生の発表ポスターの前にて

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小泉(洋)先生

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E-posterもしっかり提示されているか確認しました。

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会場からホテルまでの帰りにロンドン橋に寄ってみました。荘厳さと優雅さを兼ね備えた存在感に圧倒されました。

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夜はサッカー誕生の地、イングランドの総本山ということから、「サッカーの聖地」とも呼ばれるウェンブリースタジアムでサッカー観戦してきました。

この日はFAカップの準決勝で、アーセナル対ウィガンの試合でしたが、観客は7割強がアーセナルファンだった印象です。アーセナルの9年ぶりの決勝進出がかかった試合に試合開始前からスタジアム周辺ではアーセナルファンが集まり応援歌が歌われ、時折みられるウィガンファンも負けじと応援歌を歌っていました。スタジアムの中での応援はさらにすごく、スタジアム全体にチャント(応援)が響き渡り、スタジアムに独特の熱狂的な雰囲気を作り出していました。

ウィガンがPKで1点先制しましたが、終了前にアーセナルがセットプレーから1点を取り返し、延長でも決着がつかず、PK戦の末、地元ロンドンのアーセナルが勝利し、試合終了後もファンの喜びの声援が鳴りやみませんでした。

来年は芸術の街、ウィーンでの開催のようです。

IPMN臨床研究に関するお願い

胆膵グループでは、分枝膵管型IPMNに関する全国多施設共同研究に参加しております。文章が長くなりますので、まずは要点から述べさせて頂きます。

 

【要点】
分枝膵管型IPMNの中には悪性化する症例があるが、そのことを予測することは容易ではない。そのため、無症状であるにもかかわらず、経過観察の目的で諸検査を受けて頂いている。しかし、どんな間隔で、どんな検査方法で経過観察をすることが最も好ましいのかは分かっていないのが現状である。そこで、膵臓学会を主体に全国で2,000例を目標に、同じプロトコールで前向き研究を行っている。

対象:分枝膵管型IPMNと診断した例のうち、MRCPで主膵管との交通が確認された囊胞径10mm以上の例。
登録期間:平成26年7月31日まで。
経過観察期間:5年間。

既に全国50施設以上で1,500症例が登録されております。登録締め切りまで時間が迫っておりますが、一人でも多くの患者さんにご協力頂き、明日からの診療に役立つevidenceを我が国から発信できる様に協力したいと思います。つきまして、該当する方がおられましたらご紹介下さい。

詳細に関しては下記の通りですが、ご不明な点がございましたらご連絡を下さい(連絡先:熊木天児)。よろしくお願いします。
 
【臨床研究名】
分枝膵管型膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の前向き追跡調査(多施設共同研究)
 
【背景および目的】
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は、国際診療ガイドラインの刊行によって世界的に広く認識され、診断と治療の指針について一定の方向性が示された。IPMNは大きく主膵管型IPMNと分枝膵管型IPMNに分けられるが、分枝膵管型IPMNは主膵管型IPMNに比べ発癌頻度、浸潤癌頻度とも低く、組織学的にも腺癌のほか腺腫や過形成病変があり、手術適応例と経過観察例が存在する。分枝膵管型IPMNの手術適応は、有症状例、有壁在結節例、主膵管径6mm以上、細胞診陽性、拡張分枝径3cm以上としている。しかし、分枝膵管型IPMNの自然史、悪性化率についてはいまだ不明な点が多く、手術適応の見直しが必要である。このことから、日本膵臓学会の嚢胞性膵腫瘍委員会で分枝膵管型IPMNの自然史について後ろ向き多施設共同研究が行われた。その結果、EUSで拡張分枝内に壁在結節を認めない349例では、平均観察期間3.7年で病変の進展がみられたのは62例(17.2%)に過ぎず、このうち手術を施行した22例のうち腺癌は9例(2.6%)であった。一方、経過中に通常型膵癌(以下膵癌)の併存が確認されたのが7例(2.0%)であった。同様に、他の後ろ向き研究でもIPMNの2.0~9.9%に膵癌が合併すると報告されているが、その全例が分枝膵管型IPMNであり、stage 0~Iの比較的早期の膵癌を40%近く含む報告もある。すなわち分枝膵管型IPMNを高リスク群としてスクリーニングを行うことにより効率よく早期の膵癌を発見できる可能性がある。このため、分枝膵管型IPMNの自然史と悪性化率の解明とともに、膵癌の早期発見および合併頻度をより明確にする必要があり、本邦での統一した画像検査法と間隔による多施設共同での前向き追跡研究を計画した。本研究は日本膵臓学会・嚢胞性膵腫瘍委員会の主導で行われる。
 
【方法】
平成26年7月31日まで間に分枝膵管型IPMNと診断された症例を対象とし、データベースへの登録を行う。対象症例は、登録後5年間の追跡を行う。愛媛大学病院での目標登録症例数は30~50例、共同研究機関全体を合わせた全体の目標登録症例数は約2,000例である。

・適格基準
1)分枝型IPMNと診断した例のうち、MRCP(Magnetic Resonance Cholangiopancreatography)で主膵管との交通が確認された囊胞径10mm以上の例とする。主膵管との交通がMRCPで確認出来ない例については、ERCP(Endoscopic Retrograde Cholangiopancreatography)にて主膵管との交通が確認された場合は登録可とする。また、内視鏡的に乳頭開大や粘液の排出の確認、あるいはERCPの膵管内の粘液の確認によっても登録可とする。
2)現在経過観察中のIPMN例、IPMN切除例(新規)の残膵の経過観察も対象とし、残膵にIPMNを有する例および有しない例も登録する。

・経過観察方法(全国2,000例を統一)
登録時にMRCP, 造影CTおよびEUS(超音波内視鏡検査)を受けて頂き、以後半年毎に造影CT、MRCPおよびEUS、造影CT、MRCPおよびEUS、造影CT、MRCPおよびEUS、造影CT、MRCPおよびEUS、造影CT、MRCPおよびEUSと5年間繰り返し受けて頂きます。

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砂金先生が入局されました。

祝・ご入局!

 

日浅教授就任後まもなく1年になりますが、ちょうど10人目の新入局の先生です。
現在、愛媛大学医学部附属病院で初期研修中の砂金光太郎先生が、入局のご挨拶に来られました。
30分前までは白衣姿でしたが、スーツ姿でバッチリ決まっておりました。

砂金先生1

左から池田先生、砂金先生、日浅教授、熊木先生

 
 
日浅教授「何がきっかけで第3内科に興味を持ち始めたの?」

砂金先生「2回生のearly exposureで第3内科を選択した際、村上先生(現済生会松山病院内科部長)がNASHについて分かりやすく、熱く語って下さったのがとにかく印象的でした」

熊木先生「やっぱり、教育って大事だね」

砂金先生「それ以来、特に消化器に興味を持って3年生の内科学講義を受ける様になりました。先生方の講義はとても分かりやすく、さらに興味を持ちました」

 

砂金先生2

またまた喜びのあまりに目が閉じっぱなしの日浅教授

 
 
高校時代に○○オリンピック出場の経験があり、探究心が人一倍強い先生です。2年目の大学病院での研修では、症例を1例経験する毎に最低限1つの論文を読んでいたとのことです。特に疾患の歴史に興味があるとのこと。指導医より手渡された英語の論文も読んでいました。4月からの後期研修は、初期研修1年目を過ごした済生会松山病院で行われることになっております。もし、文献検索で見つからない場合には大学まで連絡を下さい。若手医師のキャリアアップを支援するのも大学(医局)の大事な役割です。
 

砂金先生3

最後は少しチャーミングに。熊木先生と

 
 
今後のご活躍がますます楽しみです。大いに飛躍して下さい!

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1月14日付けで、秘書として小玉さんが就任されました。

また、2月1日付けで当科の技官さんに、栗田さんが加わってくれました。

これからよろしくお願いいたします。

 

小玉さん・栗田さん2-1

 

(栗田さん(左)と小玉さん(右))

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論文名:Optimising risk stratification in primary biliary cirrhosis: AST/platelet ratio index predicts outcome independent of ursodeoxycholic acid response.

著者:Palak Trivedi, Tony Bruns, Angela Cheung, KaKit Li, Teru Kumagi, Husnain Shah, Christopher Corbett, Nadya Al-Harthy, Unsal Acarsu, Catalina Coltescu, Dhiraj Tripathi, James Neuberger, Harry Janssen, Gideon Hirschfield.

掲載誌:J Hepatol (in press)

リンク:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24548531

 

以下、熊木先生からのコメントです。

 

 

Toronto大学での仕事が11本目の論文として夢の雑誌にacceptされました。

これまでは、治療薬であるウルソデオキシコール酸(UDCA)を内服している原発性胆汁性肝硬変(PBC)患者において様々なグループが治療反応性*に関して提唱し、治療反応群が反応不良群に比べて長期予後が良好であることを発表して来ました。しかしながら、実際には治療反応群と判断された患者の中には病状が進行し、反応不良群と同様の転帰を辿る方がおられます。その様な集団に注目し、治療反応群であってもASTと血小板数の比(APRI: AST to platelet ratio index)により、予後予測が可能であることを示せたことが今回の研究成果です。

 

 

なお、今回の臨床研究はイギリスとドイツとの共同研究です。私自身は本研究のfirst, secondやcorresponding authorではありませんが、共同研究の一員として誇りに思います。この様に比較的稀な疾患に関する臨床研究は、今では多施設で行うことが重視されています。実際、この臨床研究が契機でPBC Global Study Groupが結成されました。これからも世界中の臨床医に読んでもらえる、明日からの診療に役立つ臨床研究を続けて行きたいと思います。

 

*治療反応性に関する論文

Barcelona Criteria: Parés A, Caballería L, Rodés J. Gastroenterology 2006.

Paris-I Criteria: Corpechot C, Abenavoli L, Rabahi N, et al. Hepatology 2008.

Rotterdam Criteria: Kuiper EM, Hansen BE, de Vries RA, et al. Gastroenterology 2009.

Toronto Criteria(FDAが治験の基準に採用): Kumagi T, Guindi M, Fischer SE, et al. Am J Gastroenterol 2010.

Ehime Criteria(畔元先生の学位論文): Azemoto N, Kumagi T, Abe M, et al. Hepatol Res 2011.

 

熊木先生 - コピー

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平成26年1月28日(火)に独立行政法人国立病院機構四国がんセンターにて第3回肝臓病教室を開催しました。

この教室は、慢性肝疾患を抱える患者さん、ご家族および肝臓病に関心のある方々を対象に、肝臓病に関する情報提供を目的としたもので、興味がある方はどなたでも参加することができます。

 

今回は、『脂肪肝』をテーマにしました。初めに、消化器内科の灘野医師より「気になる脂肪肝のおはなし」があり、続いて、管理栄養士より「脂肪肝にならないための食事のポイント」、作業療法士より「運動療法のこつ」、看護師より「やってみよう!体重管理」、「かかりつけ医が大切なワケ」についてお話しました。その後、全体で質問を受けた後、個別相談も行いました。1時間30分という、比較的長い開催時間でしたが、活発な意見交換が行われ、充実した時間を共有できました。

 

肝臓病教室は今年度から始めた活動ですが、スタッフの当初の予想を大きく上回り、第1回は40名、第2回は55名、第3回は56名と多数の方々に参加いただいています。また、テーマによって、薬剤師やソーシャルワーカーなどに講師を依頼し、多職種で協力しながら教室を運営しています。次年度は、計4回開催する予定です。

 

肝炎、肝がんなどの肝臓病の診療には患者さんへの啓発が重要なポイントになっており、肝疾患診療連携関連病院において、肝臓病教室の取り組みが広がっていくことを期待しています。

 

がんセンター1
がんセンター2

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平成26年2月2日(日)に、日本消化器病学会四国支部主催の市民公開講座が、宇和島市立津島病院院長 玉井正健 先生の企画のもと、宇和島市南予文化会館で開催されました。宇和島市民を中心に約300名の方にお越しいただきました。また、宇和島市長 石橋寛久氏をはじめ多数の来賓の方々にもご臨席賜りました。宇和島市立津島病院の職員の方々のご尽力により、スムーズに開催され盛会に行うことができました。消化管疾患の治療、代謝性疾患、肝炎および肝がん、肝移植に至る内容を各講師の先生方に説明していただきました。市民公開講座の模様は、2月4日の愛媛新聞に紹介されています。ご参照下さい。

愛媛新聞2014年02月04日付9ページ「消化器疾患の治療や予防学ぶ 宇和島で市民講座」
掲載許可:G20140201-01455

shimin

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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
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