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お知らせ
 

お知らせ

 地域生活習慣病・内分泌学講座の松浦文三先生が、欧州内分泌会議(European Congress of Endocrinology: ECE) 2024に参加し、肥満外科手術例に関する検討結果を発表されました。
以下、松浦先生より学会参加に際して、コメントをいただきました。

2024年5月10日から14日まで,SwedenのStockholmで開催された欧州内分泌会議(ECE)に現地参加してきました。ECEに現地参加するのは2019年のFranceのLyon以来5年ぶりのことです。この間は,Web参加で発表は継続していました。今回は,肥満外科手術例の「Characteristics of obese patients with body mass index (BMI) of >50 who opted for metabolic/bariatric surgery」と題して発表しました。発表内容に関しての質問は数個受けました。本学会の参加者は約4000名ですが,日本人にはほとんど会いませんでした。
Swedenは大小22万個の島からなる国で,国土全体が瀬戸内海の島並みのような感じです。学会の合間に,食事付きのクルーズに参加し,楽しんできました。Stockholmの気温は東京より5度程度低く,湿度も低いため,非常に過ごしやすく,市内の公共交通機関(地下鉄,近郊電車,トラム,バス,船)はすべてSLアプリの乗車パスで乗れますので,非常に便利でした。ただし,物価と,taxが高かったです。
来年の欧州内分泌は,欧州小児内分泌学会との合同開催で,DenmarkのCopenhagenで2025年5月10日から13日まで開催予定です。
参加を考えておられる先生は,声をかけていただければ,演題を調整しますので,よろしくお願いします。

済生会今治病院の八木先生と総合健康センターの古川先生が、潰瘍性大腸炎とABO血液型との関連性をまとめ、Cureusに論文がAcceptされました。
以下、八木専先生よりコメントです。

ABO血液型はいくつかの消化器疾患と関連していることが報告されています。クローン病患者におけるABO血液型と臨床的症状との関連の報告はいくつかありますが、潰瘍性大腸炎(UC)におけるABO血液型との関連性は依然として不明です。そこで私たちは、愛媛潰瘍性大腸炎研究を用いて日本人におけるUC患者のABO血液型と臨床的特徴との関連について検討を行いました。
A型は109人(39.2%)、B型は52人(18.7%)、O型は81人(29.1%)、AB型は36人(13.0%)でありました。血液型に分けて、それぞれ臨床的寛解、内視鏡的寛解、内視鏡的部分寛解の検討を行いましたがどの血液型にも優位な差はみられませんでした。
今回のこの論文は、日本におけるABO血液型とUC患者との関連性を示す初めての報告です。しかし、血液型によるUCの有病率、粘膜治癒について関連性はありませんでした。
古川先生のご尽力のもと、Negative dataではありますが、CureusでAcceptされました。報告させていただきます。

6月 講演会・研究会案内

〇第 29 回愛媛 NST 研究会 
日時:6 月 1 日(土) 14 00~17:20
会場:松山市総合コミュニティセンター3階大会議室

 一般講演題 
市立大洲病院 栄養管理室
藤原 のぞみ 先生

株式会社大塚製薬 工場 MF 研究所
三木 裕加里 先生

南松山病院 栄養管理室 管理栄養士
黒田 彩歌 先生

十全総合病院 看護部
佐光 麻維 先生

愛媛県立中央病院糖尿病・内分泌内科
戎井 理 先生

 特別講演Ⅰ 
南松山病院 形成外科
野澤 竜太 先生

 特別講演Ⅱ 
市立川崎病院 病態栄養治療部長
津村 和大 先生

〇第4 回 治療と仕事の両立支援セミナー 
日時:6月4 日(火) 19:00~20:00
Web形式 (Zoom による Web 配信)

参加ご希望の場合は事前登録をお願いいたします。
 特別講演 
産業医科大学病院両立支援科 両立支援コーディネーター
細田 悦子 先生

〇DKD重症化予防セミナーin愛媛 
日時:6月14日(金) 19:00~20:15
ハイブリッド形式

 講演1 
愛媛大学大学院消化器・内分泌・代謝内科学講座 
講師 三宅 映己 先生

 講演2 
大分大学医学部内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座
教授 柴田 洋孝 先生

○第41 回道後腹部画像カンファレンス(AB-CD)
日時:6月22日(土)15:30~18:00
ハイブリッド形式

 一般演題1 
愛媛県立中央病院 消化器内科
村川 和也 先生

 一般演題2 
愛媛大学大学院医学系研究科 消化器・内分泌・代謝内科学
丸井 香織 先生

 一般演題3 
愛媛大学医学部附属病院 放射線科
海老原 るい 先生

 一般演題4 
松山赤十字病院 肝胆膵内科
越智 裕紀 先生

 特別講演 
新百合ヶ丘総合病院 消化器内科
部長 今城 健人先生

〇愛媛BTC Seminar 2024 
日時:6 月 24 日(月) 19:00~20:20
ハイブリッド形式

 講演1 
愛媛県立中央病院 消化器内科部長
黒田 太良 先生

 講演2 
愛媛大学大学院医学系研究科
消化器 ・内分泌・代謝内科学 特任講師
小泉 光仁 先生

 特別講演 
千葉大学大学院医学研究院 臓器制御外科学
教授 大塚 将之 先生

〇第9回愛媛内分泌カンファレンス 
日時:6月27日(木) 19:00~20:20
Zoomによるライブ 配信

 一般講演 
愛媛県立新居浜病院
検査部 紙田 晃 先生

 特別講演 
愛媛県立新居浜病院 糖尿病・内分泌内科
医監内科部長 南 尚佳 先生

〇第 11 回松山 IBD 勉強会 
日時:6月27日(木) 19:00~20:30
会場:松山市民病院 「永頼会館 2 階多目的ホール」

 特別講演 
倉敷中央病院
消化器内科 部長 兼 IBD 外来センター長
下立 雄一 先生

20240601_第29回愛媛NST研究会プログラム
20240604_第4回 治療と仕事の両立支援セミナー
20240614_DKD重症化予防セミナーin愛媛
20240622_第41回道後腹部画像カンファレンスABCD
20240624_愛媛BTC Seminar 2024
20240627_第9回愛媛内分泌カンファレンス
20240627_第11回松山IBD勉強会案内状

以下、盛田真先生より、受賞にあたってのコメントです。

令和5年度大学院医学系研究科医学専攻中間審査会において、優秀研究賞を受賞しましたことをご報告いたします。私は、「肝星細胞と肝癌細胞の相互作用における小胞体ストレスの役割」というテーマで研究しております。これまでの実験結果から、肝星細胞における小胞体ストレスは肝癌の進展に重要な役割を果たしていると考えており、現在その機序について詳細な解析を進めております。課題は多岐にわたりますが、日々実験に取り組み、何とか形にできるよう努力しております。今回、このような名誉ある賞を頂くことができたのは、日浅教授、徳本先生、今井先生をはじめとする指導教員の先生方、実験のご相談に乗ってくださる技官の方々、そして多くの方々のご支援のおかげです。引き続き精一杯頑張りますので、今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

CATEGORY : お知らせ 臨床研究 

総合健康センターの古川先生が潰瘍性大腸炎において適切な排便回数は男性機能に予防的に働く可能性があることを原著論文としてまとめてInternational Journal of Impotence Researchにアクセプトされました。

以下、古川先生からのコメント、論文の要旨です。

潰瘍性大腸炎は、動脈硬化疾患、勃起障害、便秘の有病率がいずれも高いことが報告されています。
骨盤内の臓器間クロストークの存在が指摘されており、便秘や下痢をしている状態では男性機能が低下しているのではないかと考えました。

愛媛大学潰瘍性大腸炎研究のデータを用いて、1日1回より多い、1日1回、1日1回未満に分けた排便回数、便秘と勃起障害との関連性を解析しました。

サンプルサイズの問題もあり、便秘のほうが勃起障害の頻度が高いものの、有意差はありませんでした。一方で、排便回数別では1日1回がもっとも勃起障害が少なく、排便回数が少なくても、多くても勃起障害が多く、排便回数とはU字の関連性を確認しました。

一般住民を対象とした疫学研究においては、適切な排便回数(1日1回)群では動脈硬化疾患が少ないと報告されており、勃起障害は動脈硬化疾患との関連性が指摘されており、本研究成果も矛盾しないと考えております。

背景にあるメカニズムは十分解明されておらず、同様な研究での確認や基礎的研究が必要と思われます。

https://www.nature.com/articles/s41443-024-00884-9?fbclid=IwAR1ToKUgm0YMwd9IL-eqcGwNrMx20yipMb_h2pbmOgAap4qCrb5jT3J2dLE

5月 講演会・研究会案内

〇第2回 カログラ錠WEBシンポジウム 
日時:5月14日(火) 19:00~20:15
オンライン形式(Zoom)

参加ご希望の場合は事前登録をお願いいたします。
 特別講演 
筑波大学医学医療系 消化器内科 
教授 土屋 輝一郎 先生

○JAK Real World Evidence Seminar from 愛媛 
日時:5月21日(火) 19:00~20:15
ハイブリッド形式

会場:TKP松山市駅前 カンファレンスセンター2階 ホール2D
※Web参加ご希望の場合は事前登録をお願いいたします。
 特別講演 
近畿大学医学部 消化器内科 特命准教授
米田 頼晃 先生

〇ICI Gastric Cancer Seminar 
日時:5月27日(月) 19:00~20:15
ハイブリッド形式

会場:ANAクラウンプラザホテル松山 3F 『ローズ』
※現地・Web共に事前登録をお願いいたします。
申込期限:5/20(月)
 【講演Ⅰ】 
愛媛大学医学部附属病院 光学医療診療部 特任講師
山本 安則 先生

 【講演Ⅱ】 
愛知県がんセンター 副院長 兼 薬物療法部部長
室 圭 先生

240514_第2回カログラ錠WEBシンポジウム案内状
【案内状】20240521_『JAK Real World Evidence Seminar from 愛媛』
【2024年5月27日開催】ICI Gastric Cancer Seminar

愛媛大学医学部附属病院光学医療診療部の山本安則先生と総合健康センターの古川先生が中心にまとめ、愛媛大学第2内科および第3内科のメンバーで作成した愛媛大学学生健診のコホートを用いてアレルギー疾患と機能性胃腸障害との関連性を解析した論文がJournal of Neurogastroenterology and Motilityにオンラインとなりました。

アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、薬物アレルギーなど)がさまざまな疾患リスクとなっていることが報告されています。過去にいくつかの研究において、アレルギー疾患があると機能性胃腸障害が多いことが示されていましたが、日本人若年層でも同様な結果を得ることができました。今回の論文では薬物アレルギーがあると、機能性胃腸障害が多いことを初めて示し、加えて世界で初めてアレルギー疾患数が多いほど、機能性ディスペプシアおよび過敏性腸症候群、オーバーラップとも有病率が高くなることを明らかにしました。

https://www.jnmjournal.org/journal/view.html?doi=10.5056/jnm23015

おーべんの壺内先生からコメントをいただきました。

福本先生は北播磨総合医療センターで初期研修を終了後に当院に専攻医として赴任されました。
出身は東京都。幼少期から高校までを渋谷で過ごされた都会っ子です。
見た目は大人しいまさに『お嬢様』という感じですが実は幼少期は新体操、中学校はバドミントン、大学では弓道を究められ体を動かすことが大好きとの事です。
研修を始めたときは寡黙な喋らない人と思っていましたが慣れたら意外に話好きです。
仕事ぶりはとにかく真面目に努力するタイプと思います。
当初は真面目なだけに内視鏡の挿入や救急対応の仕方等に悩まれていましたがそこは持ち前の黙々と努力し続ける力を発揮し、内視鏡のバックにつく度に「あれ?いつの間にこんなに上手くなった?」と思わされ、現在は下部内視鏡もERCPもそつなくこなすようになりました。救急対応も初期対応から緊急処置まで一通りこなせるようになり1年間で大きく成長しています。これからも大いに成長することを期待しております。頑張って下さい。

左から平岡先生、日浅教授、福本先生、村上先生、黒田先生、徳本先生

CATEGORY : お知らせ 

オーベンの須賀先生からコメントをいただきました。

村上大晟先生、入局おめでとうございます。記憶が定かではありませんが、県立中央病院で研修医(専攻医?)の時に僕が指導医だった気がします。研修医の頃から消化器内科になると決めており、真面目に積極的に研修をされていました。先輩のいう事には逆らわず、つらい仕事も嫌な顔せず引き受ける、今時めずらしい古き良き漢です。
自治医大出身で、地域医療に従事しながら、毎週遠方から内視鏡の研修のため県病院へ何時間もかけ通われていました。その中で技術を身につけるのは大変だったと思います。
自治医大の義務年限を挟んだこともあり、入局のタイミングが難しく迷っておられましたが、この度入局を決心してくれました。これからの愛媛の医療を担う漢だとおもいます。頑張ってください。

CATEGORY : お知らせ 

8年間に渡り、愛媛大学の胆膵グループを支えてくれた今村良樹先生が今月で愛媛大学を退職され、新天地の松山市民病院に移動されます。

今村良樹先生
人柄がよく、内視鏡処置も上手なのでどの病院にいっても活躍され、頼りにされると思います。そのせいで負担が増えることもあると思いますが、自分のペースで無理しないようにしてください。
長い間、胆膵グループを支えてくれてありがとうございました。

送別の品を受け取る今村先生(左)

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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
Department of Gastroenterology and Metabology, Ehime University Graduate School of Medicine
〒791-0295 愛媛県東温市志津川454
愛媛大学医学部本館8F
TEL 089-960-5308
FAX 089-960-5310
mail : 3naika@m.ehime-u.ac.jp