〇第146回愛媛糖尿病同好会
日時:3月3日(金)18:50~
大和屋 本店
特別講演
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 腎・免疫・内分泌代謝内科学
教授 和田 淳先生
〇愛媛県肝炎医療コーディネーター情報共有会
日時:3月7日(火)18:50~
愛媛県医師会館
特別講演
岡山大学病院 消化器内科 助教 池田 房雄先生
中島 淳先生
〇愛媛内分泌代謝疾患懇話会
日時:3月17日(金)19:00~
いよてつ会館3階「ロビンルーム」
特別講演
秋田大学大学院医学系研究科 内分泌・代謝・老年内科学
教授 山田 祐一郎先生
〇明日の糖尿病治療を照らす会
日時:3月28日(火)19:00~20:45
ホテルメルパルク松山1階「ポヌールA」
特別講演Ⅰ
松山市民病院 内科(糖尿病・内分泌) 部長 新谷 哲司先生
特別講演Ⅱ
杏林大学皮膚科学 名誉教授 塩原 哲夫先生
日立製作所、大阪赤十字病院と共同開発を行なっているRFA支援画像装置、3D sim-Navigatorの臨床成果がJ Gastroenterology and Hepatology誌にアクセプトされました。
バイポーラ型電極を複数本同時穿刺するマルチポーラablationやモノポーラ型電極を多数回穿刺するoverlap法で効果を発揮する装置です。現在商品化され日立製作所のARIETTA70に搭載され、近いうちにフラッグシップモデルへの搭載も予定されています。
先週から行っていたホームページのサイトメンテナンスが終了しました。
サイト更新に伴い、お問い合わせフォームが無くなっておりますが、お問い合わせは記載の電話番号かメールアドレスへご連絡下さい。

あれからはや一年、、
今年も医師国家試験の季節がやってまいりました。 2月10日国家試験にむけて出発 です! 緊張の面持ちで出発式を待っている学生さんのなかで、第三内科の見たことが ある先生達も出発式応援に参加しました。

(サンシ〇イ〇 三宅先生)
出発式応援に毎年参加しているレジェンドが徹夜で準備に取り組みました。

(最終打ち合わせ中)


(イエ〇〇ェイ!)
第3内科の出発式応援中に名前が出た先生達は国家試験に良い状態で臨める?かも?
3日間の受験は大変だと思いますが、6年生の皆様は国家試験は全員合格と信じてます
受験会場にむけて応援させていただきます。では頑張ってきてください!
論文名:
Predictors of treatment efficacy and ALT non-normalization with sofosbuvir/ribavirin therapy for patients with hepatitis C virus genotype 2
著者:
Takao Watanabe, Yoshio Tokumoto, Kouji Joko, Kojiro Michitaka, Norio Horiike, Yoshinori Tanaka, Fujimasa Tada, Yoshiyasu Kisaka, Seiji Nakanishi, Takashi Nonaka, Kazuhiko Yamauchi, Masashi Hirooka, Masanori Abe, Yoichi Hiasa.
掲載誌:
Journal of Medical Virology
以下渡辺先生からのコメントです
愛媛県内の当科関連病院の先生方で組織しておりますEhime Kan-en Network (EKEN-net)の研究成果です。今回HCV genotype 2型に対するソホスブビル+リバビリン治療の成績をまとめ、特に治療終了後のALT非正常化に寄与する因子について解析しました。ALT非正常化には肝線維化マーカーであるM2BpGiの高値が寄与しており、ALT非正常化例は治療後の肝発癌に特に注意した経過観察が必要と考えられたという内容を報告しています。
EKEN-netの諸先生方には大変お忙しい中、頻回のデーターの収集に御協力いただき深く感謝申し上げます。今後も精進してまいりますので御指導のほどよろしくお願い申し上げます。
おめでとうございます!

(What do you see under the microscope?)
昨年末、第11回愛媛大学医学部医学科Best Teacher賞の臨床実習(いわゆるポリクリ)部門で、熊木天児先生が5年連続して選ばれました。月曜日および金曜日は地域医療学講座サテライトセンターであります久万高原町立病院で、火曜日〜木曜日は大学病院で熱く学生の指導にあたられております。

以下、熊木先生からのコメントです。
またまた今年も選んで頂き、嬉しい限りです。学習方法には、学習効果の定着を図るlearning pyramidというものがあり、Lecture(5%)からTeaching others(90%)まで様々な方法で学習が可能です。初めてこの図を見たとき、一般的な系統講義の定着率が5%であることを知ってがっかりしたのを記憶しております。

(ピラミッド写真出典元:ieposter.comより抜粋)
多段階的にその手法がある訳ですが、その学習内容によっては向き不向きがあります。しかし、臨床実習ではActive learning(特にLearning by doing)が最も効果的であり、このことを意識して学生教育にあたっています。最近では、座学の講義でもDemonstration〜Learning by doingの手法を取り入れ、参加が必須のため寝ている学生はいません。ただし、100人前後を1人で進めて行くにはまだまだ課題があり、改善策を模索中です。これからも共に楽しく学んでいきたいと思います。
論文名:Upregulated absorption of dietary palmitic acids with changes in intestinal transporters in non-alcoholic steatohepatitis (NASH)
掲載誌:Journal of Gastroenterology
以下、宇都宮先生からのコメントです。
山本安則先生、池田先生、日浅先生をはじめとする第3内科の先生の熱心なご指導、角﨑さん、藤野さんら技官さんのご協力のもと、学位論文が今回アクセプトとなりました。論文完成からアクセプトまでに苦労しましたが、最終的に本当に大きな大きなバックアップに助けられ一つの形になったこと、今は感謝の言葉しか見つかりません。
研究内容としては「NASH患者におけるCD36とMTTPのアップレギュレーションに伴うパルミチン酸の吸収増加と肝臓の脂肪化・線維化との関わり」を明らかとしました。飽和脂肪酸は肝臓に炎症・脂肪化・線維化を惹起し、NASHを誘発することが知られています。これまでNASHでは、飽和脂肪酸の肝臓での新規合成、内臓脂肪由来の供給増加については増加することが報告されておりました。しかしながら、腸管由来の飽和脂肪酸の吸収動態については明らかとなっていませんでした。そこで、肝毒性の面で注目されているパルミチン酸を安定同位体で標識し、内視鏡で投与後に呼気を採取することで、パルミチン酸の腸管吸収動態の変化を評価しました。また、生検組織を用いたメカニズムの解明や肝病態との関わりについても検討しました。その結果、NASHではトランスポーターであるCD36とMTTPのアップレギュレーションに伴ってパルミチン酸の腸管吸収は増加しており、特に、門脈のパルミチン酸吸収増加は肝臓の脂肪化・線維化と関連することを明らかにすることができました。
今回の成果はほんの一握りですが、これまでこの実験を築き上げていただいた山本先生から受けついだバトンをまたさらに磨いて次へバトンを渡せるよう努力していきたいと思っています。繰り返しにはなりますが、今回一番お世話になりました山本先生、池田先生、日浅先生にこの場をお借りしまして深く感謝申し上げます。今後も初志貫徹、大学院の経験を生かし精進して参りたいと思いますのでご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします
論文名:Comparison between real-time tissue elastography and vibration-controlled transient elastography for the assessment of liver fibrosis and disease progression in patients with primary biliary cholangitis
著者:Yohei Koizumi, Masashi Hirooka, Masanori Abe, Yoshio Tokumoto, Osamu Yoshida, Takao Watanabe, Yoshiko Nakamura, Yusuke Imai, Atsushi Yukimoto, Teru Kumagi, Eiji Takeshita, Yoshiou Ikeda, Yoichi Hiasa
掲載誌:Hepatology Research
腹腔鏡下肝生検を行ったPBC症例に対して、real-time tissue elastography と transient elastographyで肝硬度・脾硬度測定してそ の診断精度を評価しています。また、無症候性PBCから症候性PBCへの進展予測に、RTEで測定した脾硬度が有用である可能性を報告しております。
宮本勇治 先生が入局していただきました。
平成28年12月21日に、愛媛県立中央病院 消化器内科医長の宮本勇治 先生が入局の挨拶に来られました。
(日浅先生とガッチリ握手)
(廣岡先生、二宮朋之先生も加わって)
大学卒業後、癌研有明病院の藤崎先生のところで消化器内視鏡治療のトレーニングを受け、愛媛県立中央病院に就職されていました。一緒に来ていただいた二宮朋之先生からも、内視鏡技術のみならず医師として大変頼もしい人物とお聞きしています。お父様はアルコール依存症の治療で高名な、医療法人みやもとクリニック 院長 宮本正道 先生です。当医局にとって強力な一員になっていただけると思います。今後ともよろしく御願いいたします。
先日、愛媛生協病院で研修中の近藤先生が生協病院のスタッフの方々とともに入局の挨拶に来られました。

(近藤先生が大変お世話になった生協病院スタッフの皆様と)
近藤先生は愛媛大学を卒業後、生協病院で初期研修を開始されました。生協病院はプライマリケア診療、救急診療のみならず家庭医診療にも力を入れられている病院として知られています。また、課外活動における医学生の指導にも定評があります。近藤先生は特にオーベンの原先生には公私にわたりお世話になり、将来の進路に迷いも出たとのことです。しかし、学生時代から最も関心のあった消化器内科の道を選ぶ決意をされました。

(日浅教授自らガッチリと握手)
初期研修での貴重な経験を土台に専門領域も極めていって欲しいと思います。これからますますプライマリケアの診療能力が問われる時代が到来して来ます。その点、当科のOBには地域医療学に所属し、プライマリケア診療に関わっているスタッフもいます。専門領域のみならずバランスよく診療できる医師を目指して下さい。とても楽しみです。

(プライマリケア診療に大いに関心のある地域医療学の熊木先生も加わって)