住友別子病院で研修中の加藤拓人先生が入局されました。

以下、当教室の三宅先生からのコメントです。
「三内科に新しい仲間が加わりました。
住友別子病院 研修医の加藤拓人先生です。加藤先生は福井県出身(福井大学令和2年卒)でありますが、愛媛の医療を支えるため、なんと突然愛媛にやってこられました。すごく落ち着きのある雰囲気で、案内をしてる落ち着きのない私と二人でいると、どちらが見学者かわからない状況でした。今後は消化器の分野を中心とした診療を希望されています。住友別子病院で鍛えられた心と技術で、愛媛の医療の向上に貢献してもらえると思います。
入局、ありがとうございます!一緒に頑張りましょう!」
三宅 映己

左から三宅先生、日浅教授、加藤先生、鈴木先生
当教室の吉田理先生がJDDW 2021 KOBEでThe Best Presenter Award in International Sessionを受賞されました。

演題名:HBsAg reduction was evident in 30 months follow-up after administration with therapeutic vaccine containing HBs/HBc antigen in chronic HBV carriers
表彰状と吉田先生の写真です。おめでとうございます。
〇愛媛IBD医療連携WEB講演会
日時:2022年1月13日(木) 19:30~20:50
方法:WEB開催(Zoom)
視聴にあたっては、事前登録が必要です。
講演①
愛媛大学医学部附属病院 IBDセンター
センター長 竹下 英次 先生
講演②
愛媛大学大学院 地域消化器免疫医療学講座
助教 丹下 和洋 先生
〇パルモディア WEB講演会
日時:2022年1月14日(金) 19:00~20:20
方法:WEB開催(Zoom)
一般講演
松山市民病院 消化器内科
副医長 花山 雅一 先生
特別講演
信州大学医学部 内科学第二教室
教授 梅村 武司 先生
〇第21回愛媛消化器超音波カンファレンス
日時:2022年1月15日(土) 16:00~18:10
会費:500円
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の動向を鑑み完全オンライン開催へ変更となりました。
視聴にあたっては事前登録が必要となります。【WEB申込締切】1月15日12:00
一般講演
⑴ 済生会今治病院 検査部
西窪 紗希 先生
⑵ 市立八幡浜総合病院 臨床病理部
山村 展央 先生
⑶ 愛媛大学大学院医学系研究科 消化器・内分泌・代謝内科学
岡﨑 雄貴 先生
特別講演
順天堂大学大学院 消化器内科・画像診断治療学
准教授 丸山 紀史 先生
〇腸から健康を考える会 in 愛媛
日時:2022年1月25日(火) 19:00~20:00
方法:WEB開催(Zoom Webinar)
事前登録をお願いいたします。
登録期限:1月25日(火)18:00
特別講演
兵庫医科大学 理事・副学長
消化器内科 主任教授
三輪 洋人 先生
確定 愛媛IBD医療連携WEB講演会案内状
【案内状】パルモディアWEB講演会、第三内科様
第21回愛媛消化器超音波カンファレンス案内状
220125「腸から健康を考える会 in 愛媛」プログラム
現在済生会今治病院で勤務されている寺尾孝志が大学院の仕事としてまとめられた論文がMedicineにアクセプトされました。
論文名:Simple prognostic markers for optimal treatment of patients
with unresectable pancreatic cancer
著者名:T Terao,T Kumagi, I Hyodou, T Yokota, N Azemoto, H Miyata,
T Kuroda, Y Ohno, Y Tanaka, N Shibata, Y Imamura, K Kanemitsu, T Miyake,
M Koizumi, Y Hiasa,
https://journals.lww.com/md-journal/Fulltext/2021/10290/Simple_prognostic_markers_for_optimal_treatment_of.15.aspx
以下、寺尾先生からコメントです。
この度 「Simple prognostic markers for optimal treatment of patients with unresectable pancreatic cancer」と題した論文がMedicineにアクセプトされました。
本論文はThe Ehime Pancreato-Cholangiology(EPOCH)Study Group関連病院の先生方の多大なる御協力により、切除不能膵癌における緩和化学療法群と緩和ケア単独群における簡潔な予後因子を解析した論文です。緩和化学療法群では好中球リンパ球比(NLR)、肝転移、CA19-9が独立した予後因子でした。一方緩和ケア単独群の予後因子は肺転移、腹膜蓮、CRPアルブミン比(CAR)でした。今回二群の選択方法には様々なバイアスがあり単純に比較はできませんが膵臓がん患者の予後を評価し治療法を選択際に有用であることを報告しています。
EPOCH関連病院の先生方には集計に多大なるご協力頂きまた県立中央病院の宮田先生、松山日赤病院の横田先生、松山市民病院の田中先生には何度も休日にお邪魔したにも関わらず快くお付き合い頂き心より感謝いたします。また論文作成にあたり全面的にサポート頂いた四国がんセンターの兵頭先生、熊木教授、さらには日浅教授に感謝申し上げます。まことに有難うございました。慣れない経験でしたが 実臨床に生かし 先生方の研究にも少しはお力になれればと思います。今後共宜しくお願い致します。
ヘルスアカデミーの収録を行いました。例年高島屋で行われていますがこのご時世のため愛媛CATVで放送いただくことになっています。テーマは肝疾患です。乞うご期待。


医局内にwebカンファレンスで誰にも邪魔されないようにwebで学会発表、カンファレンス参加できるようにボックスを設置しました。換気良好、Wi-Fi環境良好です。教室の先生、同門の先生で必要があれば是非活用ください。外からの音も遮断されていますよ。

代謝異常関連脂肪性肝疾患「MAFLD」が昨年公表されて以来、話題に上がることが多くなってきました。これまでは飲酒やウイルス疾患などによって脂肪肝が分類され、特に飲酒歴のないものを「NAFLD」と定義され注目されていました。「MAFLD」は飲酒やウイルス感染の有無に関係なく、肥満や糖尿などのメタボ因子がある脂肪肝を診断するように定義されています。これからはNAFLDだけではなくMAFLDにも要注目です。写真のような食生活は改善しましょう(写真はたぶんイメージです)。

当教室の小泉光仁先生の膵癌進展機序に関する基礎研究「Apoptosis-associated speck-like protein containing a CARD regulates the growth of pancreatic ductal adenocarcinoma」がScientific Reportsにアクセプトされました。
https://www.nature.com/articles/s41598-021-01465-2
小泉光仁先生からのコメントです。
Apoptosis-associated speck-like protein containing a CARD (ASC)は愛媛大学プロテオサイエンスセンター教授の増本純也先生が同定されたタンパク質です。ASCは生体の炎症応答にかかせないインフラマソームやアポトーシスのシグナル伝達において、重要な役割を果たしますことが分かっています。
本研究では、
①膵がんにおいてASCが高発現すること
②ASCの高発現は膵がんの予後を悪化させること
③ASCの発現抑制により膵がん細胞の増殖を抑制すること
④ASCは膵がん細胞の細胞周期を調節していること
を明らかにしました。
膵がんの新しい治療に結び付けるべく、今後も研究を進めていきたいと思います。
論文作成にあたりご指導いただいた日浅陽一教授、渡辺崇夫先生、プロテオサイエンスセンターの増本純也先生に感謝申し上げます。
先日のJDDWでの講演がオンデマンドで配信中です。
https://www.jddw.jp/jddw2021/
中でもInternal session(W3) Non-invasive assessment of liver fibrosis for the clinical diagnosis and treatmentは要注目です。是非ご視聴ください。
長崎大学の中尾教授と当教室の広岡がchairで小泉先生がspeakerで登壇しています。また指定discussantで吉田先生が大いに盛り上げてくれました。
またこのセッションに先立ってPavia大学の超音波elastographyの権威Giovanna Ferraioliの講演が日浅教授の座長進行で開催されました。JDDWのデイリーニュースでも取り上げられています。他にも当教室から8演題を主題で発表しております。

これまでのマイクロ波治療は広範囲に確実ながんの熱凝固が得られるものの、針(アンテナといいます)が太く穿刺が難しいという欠点がありました。今回のアンテナは非常に細く、これまでのマイクロ波治療の欠点を大きく改善しています。これまでの治療との選択を慎重に判断しながら、今後積極的に取り組んでいきたいと思います。
