先日のJDDWでの講演がオンデマンドで配信中です。
https://www.jddw.jp/jddw2021/
中でもInternal session(W3) Non-invasive assessment of liver fibrosis for the clinical diagnosis and treatmentは要注目です。是非ご視聴ください。
長崎大学の中尾教授と当教室の広岡がchairで小泉先生がspeakerで登壇しています。また指定discussantで吉田先生が大いに盛り上げてくれました。
またこのセッションに先立ってPavia大学の超音波elastographyの権威Giovanna Ferraioliの講演が日浅教授の座長進行で開催されました。JDDWのデイリーニュースでも取り上げられています。他にも当教室から8演題を主題で発表しております。

これまでのマイクロ波治療は広範囲に確実ながんの熱凝固が得られるものの、針(アンテナといいます)が太く穿刺が難しいという欠点がありました。今回のアンテナは非常に細く、これまでのマイクロ波治療の欠点を大きく改善しています。これまでの治療との選択を慎重に判断しながら、今後積極的に取り組んでいきたいと思います。

今年もAASLD 2021が開催中です。今年のpresidentは日浅教授が留学した際のボスRaymond T. Chungです。今年も残念ながら現地参加はできませんが、当教室からoralに吉田が1演題、阿部、廣岡、吉田、小泉、行本、三宅がポスターに採用されています。是非ご視聴ください。
吉田(oral session):HBV経鼻ワクチン治療について
LONG TERM HBsAg REDUCTION BY A NASAL ADMINISTRATIVE THERAPEUTIC VACCINE CONTAINING HBsAg AND HBCAG MIXED WITH MUCOADHESIVE CVP (CVP-NASVAC) IN PATIENTS WITH CHRONIC HBV INFECTION: THE RESULTS OF 30 MONTHS FOLLOW UP
吉田(poster):HBV経鼻ワクチン治療について
HIGH ANTI-HBS INDUCTION BY RETREATMENT OF A NASAL ADMINISTRATIVE THERAPEUTIC VACCINE CONTAINING HBsAg AND HBCAG MIXED WITH MUCOADHESIVE CVP (CVP-NASVAC) IN CHRONIC HBV INFECTED PATIENTS
廣岡 (poster):超音波脂肪減衰診断についてのメタアナリシス
EFFICACY OF THE B-MODE ULTRASOUND-BASED ATTENUATION COEFFICIENT FOR THE DIAGNOSIS OF HEPATIC STEATOSIS: A META-ANALYSIS
小泉(poster):G-8スコアによる肝癌分子標的治療患者の評価
GERIATRIC ASSESSMENT OF ELDERLY PATIENTS WITH ADVANCED HEPATOCELLULAR CARCINOMA PREDICTS WORSENING OF ALBI SCORE WITH MOLECULAR TARGETED THERAPY
行本(poster):肝細胞癌の基礎研究
THE LONG NON-CODING RNA OF RMRP IS REPRESSED BY ER STRESS AND INDUCES APOPTOSIS IN HEPATOCELLULAR CARCINOMA
阿部(poster):原発性胆汁生胆管炎のQOLについて
VALIDITY AND RELIABILITY OF PBC-10 IN THE ASSESSMENT OF THE HEALTH-RELATED QOL IN JAPANESE PATIENTS WITH PBC
三宅(poster):NASHに関する研究
TRANS-FATTY ACIDS EXACERBATE FAT DEPOSITION IN THE LIVER AND REDUCE FAT ACCUMULATION IN THE VISCERAL ADIPOSE TISSUE BY UPREGULATING GPAM WHICH REGULATES TG RELEASE FROM THE LIVER
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11月4日、JDDW1日目にエコーハンズオンセミナーを開催いたしました。
当教室の日浅教授と近畿大学消化器内科南先生が責任者で実施されました。午前中は初級者向けルーチン撮影法と肝硬度測定方法のライブデモンストレーションを行いました。ルーチン撮影法では松山市民病院の木阪先生が講師として活躍しました。午後からはfusion imagingのライブがあり、当教室の廣岡がデモンストレーションを行なっております。会場ではインストラクターとして小泉先生、田中先生(県立中央病院)、行本先生が参加しりんごや鶏肉を使ってマイクロ波やRFAの焼灼体験をしたりしました。最後に学会ではなかなか討論されないプランニングや鎮静方法などなど1時間ほど超過して熱いセミナーが開催されました。来年以降もJDDWではハンズオンセミナーが開催される予定です。是非次回ご参加ください。



〇あすか肝性脳症WEB研究会
日時:12月3日(金) 17:00~18:20
方法:Zoomウェビナー
視聴にあたっては、事前登録が必要です。【当日まで登録可能です。】
特別講演Ⅰ
愛媛大学大学院医学系研究科 消化器・内分泌・代謝内科学
教授 日浅 陽一 先生
特別講演Ⅱ
奈良県立医科大学 消化器内科学講座(消化器・代謝内科)
教授 𠮷治 仁志 先生
〇愛媛県高尿酸血症セミナー
日時:12月8日(水) 19:00~20:00
ネット回線を介したサテライト講演となります。
視聴にあたっては、事前登録をお願いいたします。
講演
大分大学医学部 内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座
教授 柴田 洋孝 先生
〇GERD診療ガイドラインWeb講演会
日時:12月16日(木) 19:00~19:45
会場:ダイワロイネットホテル松山 2F
microsoft teamsにて視聴も可能です。
視聴をご希望の際は事前登録をお願いいたします。(12月15日まで)
講演
愛媛大学医学部附属病院 光学医療診療部
特任講師 山本 安則 先生
【FIX】20211203【愛知医大】あすか肝性脳症WEB研究会
愛媛県高尿酸血症セミナー
【案内状】1216GERD診療ガイドラインWeb講演会
10月10日に高知で開催された第31回四国地方会学術集会にて愛媛県立今治病院の丹下正章先生が「多発肝転移を伴った胃神経内分泌細胞癌の1例」で発表されました。
希少な疾患の画像所見の特徴についての報告を医局の小泉洋平先生の指導の下で行われ、見事に新人賞を獲得されました。
丹下先生の益々のご活躍を期待しています。

日本内分泌学会四国支部では,本年度から四国支部学術集会で40歳以下の筆頭演者に対し,発表内容および発表態度の合計評価にて,優秀演題1-2題に対し優秀演題賞が表彰されることとなりました。記念すべき第1回の本年度は当科の岡本唯先生が「アルコール性肝硬変に無βリポ蛋白血症を合併した1例」で単独で受賞されました。
おめでとうございます!

〇GLP-1RA Online Seminar
日時:11月2日(火) 19:00~20:00
オンライン講演会(WebEX)
講演
松下記念病院 糖尿病・内分泌内科
部長 岡田 博史 先生
〇第5回愛媛消化器学術講演会
日時:11月10日(水) 18:50~20:10
ハイブリッド形式
会場:ANAクラウンプラザホテル松山 3F ローズルーム
Live配信ご希望の場合は事前登録をお願いいたします。
一般講演
愛媛県立中央病院 消化器内科
医長 北畑 翔吾 先生
特別講演
京都府立医科大学大学院医学研究科 生体免疫栄養学講座
教授 内藤 裕二 先生
〇Hepatitis Specialist Meeting
日時:11月15日(月) 19:30~20:40
WEB配信:Zoom ウェビナーシステム
事前登録をお願いいたします。
特別講演
松山赤十字病院
副院長 上甲 康二 先生
【オンライン】GLP-1RA Online Seminar 1102 案内状
チラシ 第5回愛媛消化器学術講演会
Hepatitis Specialist Meeting案内状
単球は自然免疫で重要な役割を果たすことが知られています。
先行研究では末梢単球数は潰瘍性大腸患者においてコントロールと比較して多いことが示されています。単球数が多いと、入院、手術、救急受診、疾患に関するコストが多いく、潰瘍性大腸炎の疾患活動性との正の関連性が報告されています。一方で関連がないとする報告もいくつかあり、その関連性には一貫性ありませんでした。また、末梢単球数が潰瘍性大腸炎のひとつの臨床的アウトカムである粘膜治癒との関連は不明でした。
本研究では末梢単球数は臨床的寛解とは関連がないものの、内視鏡的粘膜治癒との負の関連性がみられました。CRPが高い症例ではその関連性は消失していましたが、CRPが低い症例群ではその関連が同様に確認されました。CRPが低い症例群では末梢単球数が粘膜治癒を示唆するマーカーになる可能性が示唆されました。
潰瘍性大腸炎では、臨床症状に問わず、特にCRPが低い症例では単球数のモニターリングすることに意義があるかもしれません。