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論文名:Levels of Alkaline Phosphatase and Bilirubin are Surrogate Endpoints of Outcomes of Patients with Primary Biliary Cirrhosis – an International Follow-up Study.
著者:Lammers WJ, van Buuren HR, Hirschfield GM, Janssen HL, Invernizzi P, Mason AL, Ponsioen CY, Floreani A, Corpechot C, Mayo MJ, Battezzati PM, Parés A, Nevens F, Burroughs AK, Kowdley KV, Trivedi PJ, Kumagi T, Cheung A, Lleo A, Imam MH, Boonstra K, Cazzagon N, Franceschet I, Poupon R, Caballeria L, Pieri G, Kanwar PS, Lindor KD, Hansen BE; the Global PBC Study Group.
掲載誌:Gastroenterology. 2014 Aug 23. pii: S0016-5085(14)01040-3. doi: 10.1053/j.gastro.2014.08.029.
 
以下、熊木先生からのコメントです。
Got into Gastroenterology!
とうとうやりました、多国籍軍による共同研究デビュー!
内科学では世界最高峰の一つであるJAMAには◎◎◎すぎると言われ蹴られましたが、消化器病学最高峰のGastroenterologyにacceptされました。
原発性胆汁性肝硬変と言う稀な疾患ですが、その長期予後に胆道系酵素の血清アルカリフォスファターゼ値および黄疸の指標である血清ビリルビン値が重要としたものです。この両マーカーは組織学的な検討においても浮上してきたマーカーです(Kumagi T, et al. Am J Gastroenterol 2010)。へえ〜、胆道系疾患だからそんなの当たり前じゃんと思われるかもしれませんが、いやいや意外と正当に示す事が難しいのです。そのことを北米・EU諸国との共同研究で示す事ができました。比較的稀な疾患にも関わらず、5,000例弱(うち私自身がトロント大学でまとめたのは700例弱)と言うメガデータおよび結果のシンプルさが受けたのだと思います。最も古い症例は1959年に診断された症例です。
稀な慢性疾患の臨床研究では、endpointの設定が難しく、単施設では症例も少ないためになかなか物を言えません。その点を多施設共同研究が解決してくれます。トロント大学時代の臨床研究がイギリス・ドイツとの共同研究に広がり、さらにはthe Global PBC Study Groupへと発展しました。The Global PBC Study Groupは下記の施設に所属する専門家でチームが結成され、メガデータで臨床研究を推し進めております。
日本:Ehime University (Ehime).
カナダ:University of Toronto (Toronto), University of Alberta (Alberta).
アメリカ:UT Southwestern Medical Center (Dallas), Virginia Mason Medical Center (Seattle), Mayo Clinic (Rochester), Arizona State University (Phoenix).
イギリス:University of Birmingham (Birmingham), The Royal Free Hospital (London).
オランダ:Erasmus University Medical Centre (Erasmus),  Academic Medical Center (Amsterdam).
ベルギー: University Hospitals Leuven (Leuven).
フランス:Hôpital Saint-Antoine (Paris), Centre de Référence des Maladies Inflammatoires des VoiesBiliaires (Paris).
イタリア:Humanitas Clinical and Research Center (Rozzano), University of Padua (Padua), Università degli Studi di Milano (Milan).
スペイン:University of Barcelona (Barcelona), IDIBAPS (Barcelona).
当グループとしては今回の臨床研究が処女作ですが、今後もさらに続きます。これからも日々の診療に役に立つ情報を発信して行きたいと思います。
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先日の戎井理先生(県立中央病院糖尿病・内分泌内科)、そして原泰彦先生(県立今治病院糖尿病内科)に続き、坂尾ひとみ先生が新谷哲司先生(松山市民病院糖尿病)とともに入局のご挨拶に来られました。

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笑顔で日浅教授と握手される坂尾先生

坂尾先生は愛媛大学をご卒業後、大学病院で初期研修を終え、松山市民病院で後期研修を受けております。糖尿病診療に夢中な明るい先生です。

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新谷先生、お世話になりました!
坂尾先生、引き続き充実した研修を受けて下さい。

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番外編:写真撮影に間に合わず……。

 

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三宅先生の睡眠時間とNAFLDの発症に関する研究成果がJournal of Gastroenterologyにacceptされました。
論文名:Short sleep duration reduces the risk of nonalcoholic fatty liver disease onset in men: a community-based longitudinal cohort study.
著者:Miyake T, Kumagi T, Furukawa S, Hirooka M, Kawasaki K, Koizumi M, Todo Y, Yamamoto S, Tokumoto Y, Ikeda Y, Abe M, Kitai K, Matsuura B, Hiasa Y.
掲載誌:J Gastroenterol 2014 (in press)
以下、三宅先生からのコメントです。

 

 

検診シリーズ第5段、睡眠時間と非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の発症の関係を調査した論文です。
睡眠時間が生活習慣病や動脈硬化性疾患へ影響を及ぼすことが知られていますが、NAFLD発症へ及ぼす影響についてはわかっておりません(あまり皆さんの興味がないだけかもしれません)。
今回我々はNAFLD発症と睡眠時間に注目し解析を行い、男性のNAFLD患者では睡眠時間が少ない方がNAFLDの発症が少ないという結果がえられ報告しました。
この結果は従来から言われている睡眠時間と生活習慣病の関係をみた研究結果とは逆の結果となりました。
理由としては、短い睡眠時間、つまり起きている時間が長い人は、消費エネルギーが増加するので、睡眠時間と生活習慣病の直接的な関係(他の間食習慣などの影響を除いた関係)では、今回得られたような結果となるのではないかと考えています。

非アルコール性脂肪性肝疾患にこだわり、はや9年。もう少し病態のメカニズムの解明に近づくような仕事をする必要があると感じています。次こそは、多くの方々の心に残るような論文を書きたいと思います(あまり期待されていないと思いますが)。

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祝・ご入局!

先日の戎井理先生に続き、原泰彦先生(県立今治病院糖尿病内科)が上田晃久先生(県立中央病院糖尿病・内分泌内科)とともに入局のご挨拶に来られました。

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日浅教授としっかり握手される原先生

原先生は愛媛大学をご卒業後、初期研修を終え、県立中央病院および県立今治病院で糖尿病診療に従事されて来ました若手のホープです。

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上田先生、お世話になりました!

これからますますのご活躍が楽しみです。

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先日、愛媛県立中央病院糖尿病・内分泌内科主任部長の戎井理先生が入局のご挨拶に来られました。

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日浅教授と握手される戎井先生

戎井先生は愛媛大学をご卒業後、京都大学で暫く研鑽を積まれ、愛媛に戻られました。その後は多くの方が既にご存じの通り、県内の糖尿病・内分泌診療をリードして下さっている先生です。

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松浦先生(地域生活習慣病・内分泌学講座教授)と握手される戎井先生

愛媛大学第3内科同門会では、大学病院と関連病院が強固な連携で診療・研究・教育を行っており、ますます強い絆で持って発展が期待されます。

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池田医局長(光学医療診療部准教授)と熊木副医局長(地域医療学准教授)が加わっての撮影

とても頼もしい先生(兄貴)を仲間に迎え入れられることができ、同門会会員一同非常に喜んでおります。今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

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世界肝炎デーに関連して7月28日松山城とくるりんをライトアップしました。

7月28日は世界肝炎デー、日本肝炎デーです。肝炎に対する偏見を減らし、理解を深めるために様々なイベントが行われています。7月26日に街頭キャンペーンを行いましたが、7月28日肝炎デー当日には、いよてつ高島屋の協力のもと「くるりん」のライトアップを行いました。また、愛媛県には松山城のライトアップに協力いただきました。
肝炎デーのテーマカラーはスカイブルーです。皆さん、ライトアップに気づきましたか?
気づかなかった方のために、写真を載せておきます。ライトブルーに浮かび上がる「くるりん」、「松山城」きれいですね。また来年も行う事ができればと思います。

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日本肝臓学会「肝がん撲滅運動」市民公開講座を行いました。   日本肝臓学会では「肝がん撲滅」に向けて毎年各地域で市民公開講座を行っています。平成26年度の愛媛県は日浅教授が担当となり、7月27日にホテルJALシティ松山で市民公開講座を開催しました。 講演は2部構成であり、前半は栄養部の利光久美子先生に肝臓に大切な栄養をどのようにとるかについて、三宅映己先生に放っておくと怖い脂肪肝について分かりやすくお話がありました。後半はがらりと内容が変わり、徳本良雄先生からB型肝炎やC型肝炎の治療が急速に変わってきていること、廣岡先生からは肝がんの内科がどこまで進んできたかについてお話がありました。肝胆膵・乳腺外科学の高田泰次教授から肝臓の手術を受けるために必要な知識だけでなく、究極の肝臓治療とも言える肝移植についてお話をいただきました。 愛媛大学ではこれまで生体部分肝移植を行ってきましたが、この4月からは脳死の肝移植を行うことができる施設となりました。肝臓の治療を内科から外科の治療まで全てを愛媛県内で行える体制ができたことになります。 183名の方に参加いただき、3時間を超える長時間の公開講座であったにもかかわらず、ほとんどの方が最後まで熱心に講演を聴いて下さいました。

参加ありがとうございました。

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肝胆膵・乳腺外科学 高田泰次教授

 

 

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7月26日肝炎デー街頭キャンペーン(第3回)を行いました。

7月28日は世界肝炎デー、日本肝炎デーです。
ウイルス肝炎をはじめとした肝疾患について、より多くの方に知っていただくことを目的に街頭キャンペーンを行っています。今年も土曜夜市に併せて7月26日(土曜日)に決行しました。愛媛県、松山市保健所、愛媛大学附属病院からは肝疾患相談センター、看護部、栄養部が参加し、愛媛県からみきゃん、大学病院からは愛ちゃん、大ちゃんが参加しました。猛暑の中、肝炎の患者さんも参加してくださり、総勢40名を超す大人数でキャンペーンを行う事ができました。
例年、天気には恵まれており、当日も快晴でした。気温もうなぎ登りに上がり、開始直後の松山市の気温は36.2度(14時20分)を記録していたそうです。ポケットティッシュ、チラシなど、たくさんの方に快く受け取っていただき、ありがとうございました。
キャンペーンをきっかけに一人でも多くの方に、肝炎検査を受けていただき、気づかないうちに肝硬変、肝がんになることがないように活動を続けていきたいと思います。

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2014年7月4日に東京大学伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホールで開催された第1回肝臓と糖尿病・内分泌代謝研究会において、山本安則先生が学術奨励賞を受賞されました。本研究会は、日本肝臓学会と日本糖尿病学会と連携して開催されたものです。
山本先生の発表演題は、「NASH患者における食事由来飽和脂肪酸の吸収変化と病態へ与える影響についての検討」で、同研究の発展形はJDDW 2014 主題(ワークショップ)に採択され、大学院生の宇都宮先生が発表する予定です。

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第33回黄蘭会が開催されました

平成26年7月5日(土)に第31回黄蘭会が開催されました。

15時から黄蘭会会長 坂上先生の開会の挨拶で始まりました。

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日浅先生より、教授講話

今年の教授講話は、日浅教授が就任されてからの第3内科の実績や、これからの第3内科のあり方等についてお話しいただきました。

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第33回黄蘭会 懇親会が19時から開催されました。

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乾杯の音頭を幡慶一先生から頂きました。

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今年も多くの同門の先生方と懇親を深めることができました。

 

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今年の太田康幸賞は森健一郎先生が受賞されました。受賞演題は、「Oral administration of carbonic anhydrase I ameliorates murine experimental colitis induced by Foxp3-CD4+CD25- T cells.」でした。

 

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今年の恩地森一賞は平岡淳先生が受賞されました。受賞演題は、「Importance of screening for synchronous malignant neoplasms in patients with hepatocellular carcinoma: impact of FDG PET/CT.」でした。

(さらに…)

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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
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